お店

  • 2010年7月30日

    欅の木の下で、涼を味わう
    けやきのした

    国道303号線沿いにオープンした「けやきのした」  梅雨が終わると、いよいよ本格的な夏の到来である。ここ数年、よく聞く言葉のひとつに「ヒートアイランド」がある。アスファルト舗装、ビルの輻射熱や冷房の排気熱、車の排気熱などによって、周辺地域よりも気温が数度高くなる現象で、高層の建物が乱立する都市部ほど著しい。この... 続きを読む

  • 2010年7月22日

    退屈する贅沢の時間

    田舎の一軒家をイメージした外観  365号線沿い、姉川の合戦の舞台にほど近いところに、日帰り温泉「あねがわ温泉」がオープンした。お場は温泉の醍醐味「源泉かけ流し」のほか、体の代謝を高める高濃度の「炭酸泉浴」、天然鉱石を使った「蘇生の湯」やジャグジーがある。半分は露天風呂になっていて、光があふれ、開放感たっぷり... 続きを読む

  • 2010年7月16日

    料理の職人
    Bistro 洋食びわ

    Bistro 洋食びわの店内  国道8号線沿いにある「レストランびわ」は創業35年、和・洋食、デザート…、家族で外食といえば「ここだった」という人も少なくないだろう。その「レストランびわ」が、この春メニューを大幅にリニューアル。ハンバーグを中心に、前菜類やパスタなどフレンチやイタリアンテイストの「Bistro ... 続きを読む

  • 2010年7月1日

    一杯のコーヒーが人生を変えることもある。
    珈琲工房 香幸

    長浜にオープンした珈琲工房 香幸  今年長浜の馬車道沿いにオープンした「珈琲工房 香幸(かこう)」は、自家焙煎コーヒー豆の販売と、喫茶が併設されている。各種ストレートと、オーナーの中山幸太郎さんのオリジナルブレンドと合わせて10数種。生豆は、産地や品種、風味などの基準を満たしたスペシャルティコーヒー認定のもの... 続きを読む

  • 2010年6月20日

    いちごシフォンとさんしょうのラングドシャ
    洋菓子店 ミュール

    伊吹山のふもとにある「ミュール」  伊吹山のふもとに洋菓子店「ミュール」がオープンしたのは、去年のことだ。ふもとへ続く、それこそ長閑な一本道の途中にある。小さな手作りの看板と周囲の家と異なる雰囲気で「ここかもしれない」と通り過ぎることはないだろう。  「ミュール」はフランス語で「ブラック ベリー」のことだ。シ... 続きを読む

  • 2010年6月14日

    お気に入りのTシャツを見つけに!
    used★clothing tetra

    長浜市の古着店「tetra」  長浜の古着屋さん「tetra」(テトラ)をふらりと訪ねることがある。青空のような看板、たくさんの植物、男女のマネキンが目印だ。  3年前にオープンしたtetraはメンズレディースの輸入古着が並んでいる。ジーンズやスウェット、カットソーなどアメリカンカジュアルのテイストをメインに... 続きを読む

  • 2010年5月28日

    こごみのおひたしに感動する日
    ウッディパル余呉 田舎料理バイキング

    田舎料理バイキングの調理を行う高山康美さんとメンバー。  まさに「山笑う」季節のなか、車を走らせた。お目当てはウッディパル余呉のレストラン、「田舎料理バイキング」だ。昨年から始まった週末限定の食事で、野菜を主役にした郷土料理が15種以上並ぶ。余呉町の主婦4人が、食材の使い方を、おばあちゃんたちに学びながら日々... 続きを読む

  • 2010年5月26日

    傘は嫁入り道具だった……
    かさぜん

    中川善輝さんと奥様の澄美さん  長浜に「かさぜん」という傘の専門店がある。二代目の中川善輝さんと奥様の澄美さんが営んでいる。子どもの頃から家業を手伝ってきた善輝さんは、「傘から生まれてきた」というくらい傘と関わり、この道一筋。蛇の目傘や番傘といった和傘を扱うことができる数少ない職人の一人である。  また、「か... 続きを読む

  • 2010年5月17日

    こめかの過ごし方
    コーヒーとピザの専門店 こめか

    店主の坪居明子さん  長浜の大手門商店街の真ん中あたりに、「こめか」はある。サイフォンでたてたコーヒーを味わうことができる店だ。観光客が多くにぎやかな界隈だが、お店に入るとそのざわつきはふっと消える。ときどき一人で訪れては、隅っこのテーブル席で時間を過ごしていた。  こめかは「コーヒーとピザの専門店」だ。開店... 続きを読む

  • 2010年5月14日

    rhythmって書けますか?
    文具・雑貨店 Rhythm

    調剤薬局を改装したレトロな店内  「ツバメノート」を愛用している。大学ノートという言葉を知る人にとっては懐かしい……、用の美というのだろうデザインは無骨である。界隈で扱っているところはなく、昨年末にオープンした文具と雑貨のお店「Rhythm」でそれを見つけたときは、うれしくてつい買いだめしてしまった。  以前... 続きを読む

  • 2010年4月29日

    庭園を眺めながら食事ができる青岸寺
    食彩処六湛庵

    青岸寺の庭園  米原にある曹洞宗の古刹・青岸寺の庭園を知る人々は「あそこのお庭はすごいでしょ」という。「六湛庵」はその庭を愛でながら食事ができる食彩処だ。  ご住職の永島亮昭さん、妻の慧子さん、お嬢さんの慧明さんにお迎えいただいた。少し緊張した。  客間の向こうには、裏山の太尾山を借景にした枯山水の庭園が広が... 続きを読む

  • 2010年4月15日

    漂泊の料理人、おすすめはチキンカツ
    ばがぼんど

    青木大和さん  長浜駅近くの静かな路地裏に洋食店「ばがぼんど」はある。店名からイメージするのは、宮本武蔵を主人公にしたあの有名漫画。戦国好きのオーナーなのかなあなんて考えていた。  迎えてくれたのは青木大和さん。がっしりとした体格とりりしい風貌、聞けば長く空手をされていたそうで、名は体を表すんだなあーと、納得... 続きを読む

  • 2010年4月2日

    一人を楽しむパスタ
    創作パスタ Cocotte

    あさりとエビのぺペロンチーノ  一人で外食をする時がある。女性にとってはけっこう勇気が必要だ……、と思う。なかには絶対に無理という人もいる。私は比較的平気だが、それでもお店の雰囲気や食べるものは限定されてくる。遠出をしたのに、一人ゆえに、何処にも入ることができず、結局、ファーストフードというときもある。  彦... 続きを読む

  • 2010年3月19日

    音が生まれる蔵「おとくら」

    高宮の中山道沿いにある「座・楽庵」  中山道・高宮宿。多賀大社の門前町として栄え、天保年間には中山道六十九次のなかでも2番目の大きさを誇ったという。今もこの界隈は、かつての宿場町の風情が残っている。  この街道沿いに「座・楽庵」はある。築200年を越える商家を改装し、昨年夏誕生したコミュニティースペースだ。ギ... 続きを読む

  • 2010年3月5日

    ラーメンの食べ歩きから生まれた坦々オムライス
    OMUHICO

    OMUHICOの唐揚げと坦々オムライス  オムライスと書かれた大きな黄色い旗が、長浜の駅前通りに登場したのは昨年7月のことだ。  お店の名前は「OMUHICO」、オムライス専門店であることは間違いない……。  「オムライスがメインですが、目指すのはまちの洋食屋さんです。サイドメニューだけでのご注文でも、カフェ... 続きを読む

  • 2010年2月18日

    なつかしくて新しい揚げパン
    ぱんげあ

    給食の店番メニューといえば揚げパン  「好きだった学校給食は」という話になると、必ず話題になるのが揚げパンのように思う。揚げパンが給食メニューになかった地域に住んでいた私にとって、その具体的な姿や味は未知のものだった……。  旧近江町に揚げパン専門店「ぱんげあ」がオープンしたと聞いてさっそく訪れた。揚げパンに... 続きを読む

  • 2010年2月2日

    期待が確信に変わる鉄板焼き
    鉄板焼きダイニング&スイーツ&グリルバー MASAO

    鉄板ダイニング「MASAO」のステーキランチ  長浜にある鉄板ダイニング「MASAO」は鉄板焼きとスイーツのお店だ。パティシエであり、ホテルでステーキなどの鉄板焼きのシェフ経験をもつ吉川正生さんが厨房に立ち、妻の佳代さんがホールを担当している。  お店に伺ったのは昨年末。甘いものもお酒も好きだという正生さんに... 続きを読む