長浜市の記事一覧

  • 2012年1月24日

    花嫁は、みんな妹みたい ひと
    アトリエ ZARA 池田久美子さん

    池田久美子さん  「アトリエZARA」は、オーダーメイドのウェディングドレスを手がける小さなアトリエである。子どもの頃から洋裁が大好きだったという池田久美子さん(36)が5年前に開いた。大学時代、友人にウェディングドレスを制作したことが、ドレスづくりのきっかけだった。社会人になってからも依頼は続き... 続きを読む

  • 2012年1月16日

    あれこそ聞こえ候ふ竹生嶋にて候へ
    白龍現る! まち・文化
    源平ゆかりの地—竹生島

     平家の台頭から没落までを書いた「平家物語」(巻7)に、竹生島を舞台にした話がある。平経正(つねまさ)が、木曽義仲討伐に赴く道中に竹生島を訪れる「竹生島詣」だ。経正は平清盛の甥で、平家一門のなかでも詩歌管弦に優れ、琵琶の名手として知られた人物だ。 ——木曽義仲討伐のために、平家の兵たちは北陸を目指していた。隊の将... 続きを読む

  • 2011年12月2日

    青空の下でフレンチ お店
    C’courage

    C’courageの店内  長浜のとある住宅地に、創作フレンチのお店「C’courage(シークラージュ)」はある。  今どきの新しい家々が並ぶ景色に溶け込んだお店を見つけるには少しばかり注意が必要だ。靴を脱いで上がると、リビングダイニングのような空間にテーブル席があり、「いらっしゃいませ」よりも、「お帰りな... 続きを読む

  • 2011年11月18日

    湖畔のまちの古書店 お店
    さざなみ古書店

    さざなみ古書店  中村恭子さん(61)は、ふらりと旅で訪れた長浜に一目で惚れて、北九州市から移り住むことにした。一目惚れだから多分、理由は無い。このまちで暮らしたいと思い、前々から淡く抱いていた古書店をしたいという願望が形になり、今年9月、長浜のまちなかに「さざなみ古書店」を開いた。中村さんが長浜に移り住んで... 続きを読む

  • 2011年10月31日

    源義経と舎那院 まち・文化

     ——昔々。京の都では、怪僧弁慶が、夜な夜な通行人の刀を奪いこれを千本集めているという噂で、おそれられていた。千本目となるある夜のこと、牛若丸という少年が弁慶の前に現れた。弁慶は牛若丸の立派な太刀を奪おうと長刀を振り回すものの牛若丸は華麗にかわし、手に持った扇を投げ弁慶の額に命中させた。降参した弁慶は、牛若丸... 続きを読む

  • 2011年10月14日

    噂のハンバーグランチ お店
    おにくや食堂 Suehiro

    おにくや食堂 Suehiro 店内  ハンバーグが好きだ。お箸を入れたとき、肉汁があふれるジューシーさを目指し作るのだがうまくいかない。そのせいかハンバーグがおいしいというお店の噂には敏感だ。  7月、長浜のまちなかに「おにくや食堂 Suehiro」がオープンした。ランチメニューのハンバーグが評判だという。噂... 続きを読む

  • 2011年9月28日

    マクロビで、ニコニコになる お店
    ナチュラルカフェ にこにこ

    店主の大平真紀さん  旧浅井町に6月「ナチュラルカフェ にこにこ」がオープンした。マクロビオティック食のカフェレストランである。マクロビとも略される食事法の一種だ。  「日本人本来の食生活である玄米菜食を軸にした食事法です。マクロビオティックは『自然に即した命のあり方』との意味をもちます。自分も自然の一部であ... 続きを読む

  • 2011年9月16日

    飾って楽しい、使ってうれしい Söpöのしあわせっけん ひと

    石けん作家の近藤由紀子さん  りんご、動物のシルエット、水玉、空、波、パステルの淡い色にモチーフが浮かぶ。スタンプや消しゴムのようにも、おいしそうなお菓子にも見えたり……、実は、みな石けんなのだ。  長浜市に住む近藤由紀子さん(34)は、石けん作家である。「Söpö」というウェブサイトで手づくり石けんを公開、... 続きを読む

  • 2011年8月22日

    B級グルメバトルで健闘した「近江牛たま」とは…… お店

    近江牛たま  少し前、籐製品の涼を体感することができる夏原籐製作所のギャラリーを紹介した。ギャラリーでは、ちょっとした飲み物などを注文することができるのだが、「長濱名物 近江牛たま」というメニューがあった。  「甘辛く煮込んだ近江牛の牛すじをたっぷりたまごの、ふわふわ生地で包みました。長浜の老舗ちゃんこ鍋店『... 続きを読む

  • 2011年8月5日

    湖北のキリシタン灯籠 まち・文化

    国友町「因乗寺」のキリシタン灯籠  イエズス会のフランシスコ・ザビエルによってキリスト教が日本に伝来したのは、鉄砲伝来と同じ天文18年(1549)のことだ。織田信長はキリスト教布教に寛大だったが、信長の後を継いだ豊臣秀吉はバテレン追放令を出し、宣教師を国外追放。徳川の世となるとキリシタンへの弾圧と迫害はさらに... 続きを読む

  • 2011年7月21日

    関ヶ原の英雄 大谷吉継は余呉町出身!? まち・文化

    大谷吉継の首塚の伝承がある祠(米原市下多良)  慶長5年(1600)、関ヶ原の戦いにおいて石田三成との友情に殉じ徳川家康と戦った大谷吉継(越前敦賀5万7千石)は高潔の士としてよく知られている。裏切りが横行する戦いにおいて友情を貫き、東軍に寝返った小早川軍と勇壮に戦う吉継に魅力を感じる人は多い。一説には、不幸にし... 続きを読む

  • 2011年7月15日

    夏を快適に過ごす
    籐敷物 さらさら、すべすべ、ひんやり まち・文化

    夏原籐製作所のギャラリー  長浜のまちなかを歩いていたとき、不思議なギャラリーを見つけた。店内には籐の敷物がディスプレイされ、中央の敷物に腰掛けることができるスペースがある。尋ねてみると籐製品を体感するためのギャラリーなのだという。腰掛けてみると、さらさらすべすべの感触が気持ちいい。靴を抜いで寝転んでしまおう... 続きを読む

  • 2011年7月1日

    麗しく潤おしい……Japanを伝える ひと
    塗師 渡邊嘉久さん

    塗師 渡邊嘉久さん  七職という言葉がある。仏壇製造に必要な7種の職、総木地師、塗師、金箔押師、宮殿師、彫刻師、蒔絵師、錺金具師のことだ。浜仏壇の製造で知られる旧長浜市内にも、七職が点在する。  塗師の渡邊嘉久さん(47)も、その一人である。漆塗りを専門にする渡邊仏壇店の3代目だ。20年前に塗りの世界に入り、... 続きを読む

  • 2011年4月18日

    琵琶湖に注ぐふたつの川……、彫刻の林 ひと
    長谷川喜男さん

    突然現れた彫刻の林  不思議な風景に出会った。姉川と高時川が交わり、堤防がずっと続いている。竹やぶやら畑やら……、集落の小さな公園や墓地が視界に現れては消えていく。車を走らせ後ろへ流れる景色は、この辺りの静かで長閑な日常だ。  集落の屋根が重なり連なるなかに石の彫刻が並んでいる。突然現れた小さな彫刻の林のよう... 続きを読む

  • 2011年3月21日

    江展望 2011
    三姉妹の小谷城脱出ルートをたどる —こじき坂の伝承— まち・文化

    谷間のこじき坂  浅井三姉妹が生まれ育った小谷城は織田信長軍の攻撃により落城し、浅井長政は城内で自刃、長政の妻市と三姉妹は城外へ逃れた。母子の行き先には諸説あり、信長の居城・岐阜城とも、信長の弟の居城があった伊勢だともいわれている。近江には、三姉妹は旧浅井町平塚の実宰院(当時は実宰庵)にかくまわれたという説が... 続きを読む

  • 2011年3月7日

    春はもうすぐ……、その理由! ひと
    気象予報士 石居大さん

    気象予報士の石居大さん  子どもの頃から空を眺めるのが好きだったという。雲の動き、天気の移り変わりに興味をもつようになり、天気に関わる仕事がしたいと思うようになった。長浜にお住まいの石居大(まさる)さん(41)。長年の夢を、気象予報士になることで叶えた人だ。  気象予報士と聞くと、ニュースで天気予報を伝える人... 続きを読む

  • 2011年3月4日

    波兎の文様 まち・文化

     湖を渡る船に乗り、冬の竹生島に上陸した。周辺は水深100メートルを越え、島は湖底から塔のようにそびえ立っている……。  目的は、波と兎の文様(竹生文様)の写真を撮ること。竹生島文様というからには、この島にも文様はなければならない。確かに兎は、唐門にあったが、波は彫られていない。僕が今まで見てきたどの竹生島文様とも... 続きを読む