彦根市の記事一覧

  • 2017年5月9日

    菅原道真のアイコン まち・文化

     最近は携帯電話の発達で道草もなかなか難しくなったが、呼ばれたような気がしてふらりと立ち寄る道草が好きである。暖かくなった風が心地よく、この日は彦根市柳川町の大宮神社に呼ばれた。菅原道真を祀る神社である。  看板の由緒書きが面白かった。一部だが次のように記してあった。「柳川商人は江戸時代のはじめより、蝦夷地... 続きを読む

  • 2017年5月5日

    彦根城の重軽石 まち・文化

     桜の頃を過ぎ、彦根城は新緑の季節を迎える。「国宝・彦根城築城410年祭」の真っ只中だ。僕らの間では6月4日(日)午後に予定されている「航空自衛隊ブルーインパルス展示飛行」の話題でもちきりだ。彦根城周辺の上空で行われる華麗なアクロバット飛行(これを展示飛行と呼ぶ)を、何処から撮影するのか……。多分、生きている間二... 続きを読む

  • 2017年5月2日

    湖東・湖北 ふることふみ32
    井伊家千年の歴史(18) まち・文化

     静岡県御前崎市の新野地区。JR菊川駅からバスに揺られること30分で茶畑が広がる静かな町に到着する。ここが井伊直虎の母祐椿尼とその兄である新野左馬助の育った場所である。  新野家は『吾妻鏡』には既に記録された遠江武士ではあるが、左馬助は今川氏の血縁であることからどこかの段階で新野家が地元の武士から今川氏一族に替っ... 続きを読む

  • 2017年4月27日
    No Image

    半月舎だより 8 まち・文化

    憧れの「本屋エプロン」  本屋の制服といえばやはりエプロンだろう。そんな安直な理由から「半月舎のエプロン」をつくろうと思い立ち、早3年ほどが経つ。こんなに時が経ってしまっているのは、どんなエプロンにしたらよいか、思い定めることができなかったからである。近所のシャツ屋さんがエプロンもつくっているので相談に行ったこともあ... 続きを読む

  • 2017年4月24日

    松宮商店とバンクーバー朝日軍 カナダ移民の足跡 ひと
    松宮哲さん

    松宮哲さん  今月、「松宮商店とバンクーバー朝日軍 カナダ移民の足跡」という本が発行された。著者は、彦根市開出今町在住の松宮哲さん(69)だ。戦前にカナダ・バンクーバーで活躍した日系人野球チーム「朝日」を描いた映画「バンクーバーの朝日」が公開されたのは2014年末。その時以来、DADAジャーナルが松宮さんをお... 続きを読む

  • 2017年4月13日

    城西小学校北門は近代化遺産か!? まち・文化

     僕は彦根の城西小学校の出身だが、古写真を見ていたら尋常小学校時代のものが2枚あった。現在の北門が映っていて、1枚は片側の門柱に「彦根西尋常小学校」の看板が、もう1枚は両側にそれぞれ「彦根西尋常小学校」「彦根西青年学校」の看板が掲げられていた。疑問符が溢れた。現在の城西小学校の正面玄関は南側、昭和新道に面してい... 続きを読む

  • 2017年4月10日

    半月舎だより 7 まち・文化

    古本屋の春  古本屋のしごとのなかで一番すきなのは本の引き取りだ。売るよりも買う方がすきなのだから、このしごとはしみじみ業が深い。しかし売らねば、ただでさえあやしい生計がますますあやうくなるのだから、引き取った本は、ときに泣く泣く店の本棚に並べる。一時に読める本は一冊きり、自宅の本棚に並んでいてもおそらくほとん... 続きを読む

  • 2017年4月6日

    湖東・湖北ふることふみ31
    井伊家千年の歴史(17) まち・文化

    井伊直盛の陣跡(桶狭間小学校)  井伊家の歴史は今川氏との関係が大きく影響することが見えてくる。そんな今川氏の没落するきっかけとなるのが桶狭間の戦いであり、この合戦は井伊家にとっても大きな分岐点となった。今稿では、桶狭間の戦いで井伊直盛がどの様に動いたのかを見て行くことにする。  永禄3年(1560)5月の時... 続きを読む

  • 2017年3月29日

    吉田初三郎に憧れる まち・文化

     滋賀大学総合研究棟〈士魂商才館〉「しがだい資料展示コーナー」において、企画展「鳥のように  鳥瞰図から1世紀前のアジアへ」が開催されている。経済学部の母体となった彦根高等商業学校(1923~1944)では、研究や教育に活用するために、同時代のさまざまな文献、報告書、地図などを収集していた。 そのなかに... 続きを読む

  • 2017年3月10日
    No Image

    半月舎だより 6 まち・文化

    雪国をのがれて古本の旅  1月、彦根の冬の厳しさに辟易し、古本で行商しながら温暖な地方へと逃れる空想をしていた。そんな冗談半分の思いつきをツイッターに書きとめたら、ふたりのひとから応答があった。ひとりはわたしと同じく今年の厳しい冬に疲れた同業のNさんで、なんと同行を希望するという。もうひとりは2度ほどお会いしたことの... 続きを読む

  • 2017年3月7日

    今年の花見は観梅 まち・文化
    彦根城大手門梅林ライトアップ

     もうすぐ春である。僕の春は毎年キャンディーズの「微笑がえし」で始まる。♪春一番が、掃除したてのサッシの窓に♪と、心の中で唱えながら……(僕は決して声に出して唄わない)……運び出された荷物のあとは畳の色がそこだけ若いわ♪。そういうときの僕は機嫌が良い。そして、僕は華やかな花見はあまり好きではない。どうも億劫なのだ... 続きを読む

  • 2017年3月3日

    湖東・湖北 ふることふみ30
    井伊家千年の歴史(16) まち・文化

    妙雲寺(浜松市北区引佐町) 昨年妙雲寺で発見された直虎の位牌  許嫁が行方不明だったあしかけ11年という時間はあまりにも長かった。少年だった亀之丞は20歳の青年となり直虎の前に現れた、井伊直盛は娘が還俗して亀之丞と結婚し夫婦で次代の井伊家を継いでくれるように願ったが、直虎は拒否した。その理由は分かっ... 続きを読む

  • 2017年2月28日

    近江と出雲を巡る妄想 まち・文化
    小泉八雲と彦根城

     3月4日、清凉寺で開催される「小泉八雲・朗読の夕べ in 彦根」に俳優佐野史郎さん、世界的なギタリスト山本恭司さんがやってくる。3月18日から開催される「国宝・彦根城築城410年祭」のプレイベントである。  佐野史郎さんはいま、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で太原雪斎(たいげんせっさい)を演じている。今川... 続きを読む

  • 2017年2月17日

    湖東・湖北ふることふみ29
    井伊家千年の歴史(15) まち・文化

    井伊直親の墓(中央)と直虎の墓(右から2番目)  前稿まで、井伊家が誕生してから井伊直政が徳川家康に仕えるまでの565年の歴史を紹介した。今稿からは井伊直虎とその周辺の人物に焦点を当てて紹介したい、その過程で前稿までと重複する話が多用されることをお断りする。  まずは井伊直虎。  井伊谷龍潭寺が作成した年表... 続きを読む

  • 2017年2月14日

    CAROM NEW TABLE DEBUT まち・文化

     十分に年をとったつもりなので、大抵のことには驚かないし、近頃ではわくわくしていたとしても気取られない自信はあった。「卒業研究制作で新しいカロム盤(New table)を製作した」とFacebookでメッセージが届いた。滋賀県立大学生活デザイン学科の高橋利斉さんからだった。  カロムは、彦根を中心に湖東湖北で10... 続きを読む

  • 2017年2月8日

    湖畔にひらかれたVOID お店
    VOID A PART

    ハコミドリ 周防苑子さん  滋賀に旅に来たらこんな場所に車を停めたいな、と思うような琵琶湖畔にたたずむ、「VOID A PART」。代表の周防苑子さんが廃ガラスと植物を組み合わせてつくる作品「ハコミドリ」を制作する“アトリエ”があり、こだわりのご飯や喫茶が楽しめる“キッチン”があり、さ... 続きを読む

  • 2017年2月1日

    明治水準点 まち・文化
    世紀の発見に違いない

     1996年4月25日DADAジャーナル153号で僕は「明治地図記号」について書いている。ゴールデンウィークを意識したタイトルは「連休はこのマークを探せ!」。脳天気商会の提供記事だ。脳天気商会とはいっても何をするでもなく当時は、記事署名の代わりにこの名を使っていた。こんな記事だ。  「幻の水準点マークというのがあ... 続きを読む