東近江市の記事一覧

  • 2017年6月6日

    鏡文字の謎!? まち・文化
    東近江市杠葉尾町 春日神社

     「杠葉尾」と書いて「ゆずりお」と読む。「杠」の読みはなかなか難しい。  早朝、杠葉尾町に僕は玉露の茶摘みの見学に訪れた。山々が美しく、車を捨ててふらりふらりと旧街道を歩いた。青い五月の空に春日神社の神木だろう大樹の緑が映えていた。  参道の石畳を歩いていくと灯籠が左右に一基ずつ、右側のそれに違和感があった……。... 続きを読む

  • 2017年6月2日

    昔、詩を遠ざけた詩人から届いた  詩集『月を抱く』 まち・文化

    詩集『月を抱く』  「昔、いちど詩は捨てたんです。顔見知りの一部の詩人たちの詩集を除いて、全部焼きました。揺るぎなく家族を養うために仕事への傾斜を強めていったというと、カッコイイでしょうけど……」  澤田さんは今年71歳だと思う。5月、5年振りに電話があった。詩集を贈ってくれるという……。  澤田弘行さんに初... 続きを読む

  • 2017年5月29日

    政所 まち・文化

     政所の茶摘みは独特だった。手摘みのお茶は大抵「一芯二葉」、芯とその下の2枚の葉を摘む。政所の茶摘みは「しごき摘み」という。この春に伸びた新芽をすべてしごいて摘んでいく。谷に散在する小さな茶畑で収穫される茶が政所茶である。考えれば当然なのだが、茶畑ごとで風味も味わいも違うそうだ。ヨーロッパの「ワイナリーのようだ... 続きを読む

  • 2016年10月13日

    いにしえの能衣装を現代へ まち・文化
    政所八幡神社 能衣装・能面公開

     愛知川の源流域である東近江市奥永源寺地域は、轆轤を引いて木の椀や盆などを作る職能集団「木地師」発祥の地と言われている。この秋、鈴鹿の山あいにひっそりと佇むこの地で、国の重要文化財である能装束と三十面の能面の公開イベントが初めて行われた。  ひとつの集落にこれだけの文化財が保管されていることが何とも驚きなのだが、... 続きを読む

  • 2016年10月10日

    ワイルドキッチン石窯パン工房 お店

     マルシェなどのイベントで見かけるワイルドキッチン石窯パン工房の店頭には、いつも列ができている。ワイルドキッチンの堀内悟さんとツジタカコさんは2人で休まず立ち働くが、なかなか列は途切れない。ようやく列が切れたと見計らって行くと、パンが売り切れていた…そんな経験もあって、行列が苦手なわたしも、ワイルドキッチンの列に... 続きを読む

  • 2016年1月4日

    こんにゃく復活 まち・文化
    奥永源寺・蓼畑

     昔ながらのこんにゃくづくりの方法を、地元のひとが高校生に教えるイベントがあると聞き、車で奥永源寺の蓼畑へ駆けつけた。永源寺と聞いた時から、私の頭にはあるひとの顔が思い浮かんでいた。奥永源寺の地域おこし協力隊として政所に住んでいる、山形蓮さんだ。友人である。帰りに訪ねてみようか、と考えながら「蓼畑こんにゃく道場」... 続きを読む

  • 2015年11月13日

    鈴鹿の奥座敷「イブネ」へ まち・文化

     先日、東近江市が「鈴鹿10座」を選定したそうだ。同市から登れる特徴のある鈴鹿の山として御池岳、藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、雨乞岳、イブネ、銚子ヶ口、日本コバ、天狗堂の10座が選ばれた。その中に、気になる名前の山があった。「イブネ」だ。  イブネは、「鈴鹿の奥座敷」とか「鈴鹿最後の秘境」などと呼ばれ近年人... 続きを読む

  • 2015年11月2日
    No Image

    玉緒神社灯籠とタイム・マネージメント まち・文化

    近頃、タイム・マネージメントができていないらしい。予定が重なる、納期が遅れる、隣人に迷惑をかける、凹む、どんどん駄目になる、全てが中途半端なまま、このスパイラルから脱するために足掻くと更に、悪化する。デスク周りに書類が積み重なっていく。インデックスを付けて整理したいと思うが、この状態ではやる気がなくなって、要らぬと思っ... 続きを読む

  • 2015年10月28日

    紅葉橋を渡って「奥永源寺 渓流の里」へ行こう! まち・文化

     国道421号線。古く八風街道といった。滋賀と三重の間にある「八風峠」を越えることからこの名があると聞いたが「八風」の由来が判らない。「八」は「多くの」というニュアンスを持つ言葉だから、様々な風が吹く峠だったのだろう。  名神八日市インターから永源寺に向かうと、愛知川を渡る橋の名が紅葉橋。多分「こうようばし」では... 続きを読む

  • 2015年10月5日

    竹生島紋様 まち・文化

     東近江市平林町にある「和田神社」を訪れた。石塔寺へ行くはずだったがちょっとした道草である。僕には、カーナビで目的地を設定しても役に立たない。実に魅力的な神社で、結局、石塔寺はまた次の機会となった。  まず、鳥居から本殿に続く石の階段がいい。途中に勧請縄が吊られ、振り返ると溜池の遙か向こう側に秋の夕日が空を染めよ... 続きを読む

  • 2015年9月30日

    ダークツーリズムと近代化遺産を巡る旅 まち・文化

     近頃、「ダークツーリズム」という言葉をよく聞くようになった。スターウォーズに侵され育ったせいか、暗黒面に墜ちるツアーなのかと一瞬、戸惑ったが、戦争や災害などで残された「負の遺産」を旅し、悲しみの記憶を共有する観光のスタイルなのだそうだ。なるほど……。  僕らは、DADAジャーナルで「近代化遺産を巡る旅」の記事を... 続きを読む

  • 2015年8月18日

    湖東・湖北ふることふみ12
    地名として残った川の名前 まち・文化

    県道2号線新能登川橋  今から25年ほど前のことだろうか?  「歴史に関係あるかどうかわからないけど」との前置きをされてから「能登川って川はどこにあるのですか?」と質問された。その瞬間まで能登川という地名は当たり前のように身近にあり、当然のように河川として存在するのだろうと思い込んでいた。しかし実際に調べてみ... 続きを読む

  • 2015年8月10日

    暑くとも、楽しんでゆこう まち・文化

     第20回湖東グラウンド・ゴルフ大会」が8月4日、東近江市小田苅町の「すこやかの杜グラウンド・ゴルフ場」で行われた(主催:湖東町グラウンド・ゴルフ協会・後援:読売新聞大津支局・協力:YC八日市、YC能登川、YC彦根西部)。炎天下での大会だったが246名の参加者は全員無事にプレーを終えた。時折、愛知川を渡る風... 続きを読む

  • 2015年7月1日

    千年菩提樹 まち・文化
    百済寺

    本坊横の菩提樹  先日、百済寺を訪れる機会があった。百済寺の山号は「釈迦山」。釈迦の名をいただく唯一の寺である。推古14年(606)、聖徳太子により創建されたと伝わる。本尊は十一面観世音菩薩、湖東三山の最も南に位置している。  本坊横に満開の菩提樹があった。中学生の頃から何度も訪れたことのあるお寺だが、菩提樹... 続きを読む

  • 2015年6月19日

    湖東・湖北ふることふみ10
    織田信長に愛された側室が住んだ館 まち・文化

     戦国史のみではなく、日本史の流れを大きく変えた事件の一つに本能寺の変が挙げられる。織田信長の死は同じ時代を生きた人々の運命にさまざまな影響を与えた。そんな信長が晩年に最も信頼し、本能寺の変の後は信長の妻妾たちの中心となって活動した人物が「お鍋の方」だ。  近江が六角氏と京極氏によって支配されていた頃、永源寺辺り... 続きを読む

  • 2015年5月28日

    千草街道をゆく まち・文化

    千草街道: 近江と伊勢北部を結ぶ鈴鹿山脈越えの街道。「千草越え」ともいう。千種とも書く。 杉峠で撮ることができた久しぶりに全員集合写真  永源寺の大自然と奥深い歴史を再認識することができる、永源寺地区まちづくり協議会主催の「わがまち探訪フィールドワーク千草街道を往く」が4月25日(土)に実施されました... 続きを読む

  • 2015年4月22日

    湖東・湖北ふることふみ8 馬が愛した地・石馬寺 まち・文化

    石馬の池に沈む馬  寒く長い冬が終わり、暖かく色鮮やかな春の空気を感じるとどこかに出かけたくなる。  日本人ほど旅が好きな民族は世界中でも珍しいとされている。「それは江戸時代という長い平和が続いたことで習慣となった」との理由を挙げる研究者もいるが、それ以前から日本人は国の中を歩き回った人物が多く存在した。乗り... 続きを読む