まち・文化

  • 2017年4月13日

    城西小学校北門は近代化遺産か!?

     僕は彦根の城西小学校の出身だが、古写真を見ていたら尋常小学校時代のものが2枚あった。現在の北門が映っていて、1枚は片側の門柱に「彦根西尋常小学校」の看板が、もう1枚は両側にそれぞれ「彦根西尋常小学校」「彦根西青年学校」の看板が掲げられていた。疑問符が溢れた。現在の城西小学校の正面玄関は南側、昭和新道に面してい... 続きを読む

  • 2017年4月10日

    半月舎だより 7

    古本屋の春  古本屋のしごとのなかで一番すきなのは本の引き取りだ。売るよりも買う方がすきなのだから、このしごとはしみじみ業が深い。しかし売らねば、ただでさえあやしい生計がますますあやうくなるのだから、引き取った本は、ときに泣く泣く店の本棚に並べる。一時に読める本は一冊きり、自宅の本棚に並んでいてもおそらくほとん... 続きを読む

  • 2017年4月6日

    湖東・湖北ふることふみ31
    井伊家千年の歴史(17)

    井伊直盛の陣跡(桶狭間小学校)  井伊家の歴史は今川氏との関係が大きく影響することが見えてくる。そんな今川氏の没落するきっかけとなるのが桶狭間の戦いであり、この合戦は井伊家にとっても大きな分岐点となった。今稿では、桶狭間の戦いで井伊直盛がどの様に動いたのかを見て行くことにする。  永禄3年(1560)5月の時... 続きを読む

  • 2017年3月29日

    吉田初三郎に憧れる

     滋賀大学総合研究棟〈士魂商才館〉「しがだい資料展示コーナー」において、企画展「鳥のように  鳥瞰図から1世紀前のアジアへ」が開催されている。経済学部の母体となった彦根高等商業学校(1923~1944)では、研究や教育に活用するために、同時代のさまざまな文献、報告書、地図などを収集していた。 そのなかに... 続きを読む

  • 2017年3月10日
    No Image

    半月舎だより 6

    雪国をのがれて古本の旅  1月、彦根の冬の厳しさに辟易し、古本で行商しながら温暖な地方へと逃れる空想をしていた。そんな冗談半分の思いつきをツイッターに書きとめたら、ふたりのひとから応答があった。ひとりはわたしと同じく今年の厳しい冬に疲れた同業のNさんで、なんと同行を希望するという。もうひとりは2度ほどお会いしたことの... 続きを読む

  • 2017年3月7日

    今年の花見は観梅
    彦根城大手門梅林ライトアップ

     もうすぐ春である。僕の春は毎年キャンディーズの「微笑がえし」で始まる。♪春一番が、掃除したてのサッシの窓に♪と、心の中で唱えながら……(僕は決して声に出して唄わない)……運び出された荷物のあとは畳の色がそこだけ若いわ♪。そういうときの僕は機嫌が良い。そして、僕は華やかな花見はあまり好きではない。どうも億劫なのだ... 続きを読む

  • 2017年3月3日

    湖東・湖北 ふることふみ30
    井伊家千年の歴史(16)

    妙雲寺(浜松市北区引佐町) 昨年妙雲寺で発見された直虎の位牌  許嫁が行方不明だったあしかけ11年という時間はあまりにも長かった。少年だった亀之丞は20歳の青年となり直虎の前に現れた、井伊直盛は娘が還俗して亀之丞と結婚し夫婦で次代の井伊家を継いでくれるように願ったが、直虎は拒否した。その理由は分かっ... 続きを読む

  • 2017年2月28日

    近江と出雲を巡る妄想
    小泉八雲と彦根城

     3月4日、清凉寺で開催される「小泉八雲・朗読の夕べ in 彦根」に俳優佐野史郎さん、世界的なギタリスト山本恭司さんがやってくる。3月18日から開催される「国宝・彦根城築城410年祭」のプレイベントである。  佐野史郎さんはいま、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で太原雪斎(たいげんせっさい)を演じている。今川... 続きを読む

  • 2017年2月17日

    湖東・湖北ふることふみ29
    井伊家千年の歴史(15)

    井伊直親の墓(中央)と直虎の墓(右から2番目)  前稿まで、井伊家が誕生してから井伊直政が徳川家康に仕えるまでの565年の歴史を紹介した。今稿からは井伊直虎とその周辺の人物に焦点を当てて紹介したい、その過程で前稿までと重複する話が多用されることをお断りする。  まずは井伊直虎。  井伊谷龍潭寺が作成した年表... 続きを読む

  • 2017年2月14日

    CAROM NEW TABLE DEBUT

     十分に年をとったつもりなので、大抵のことには驚かないし、近頃ではわくわくしていたとしても気取られない自信はあった。「卒業研究制作で新しいカロム盤(New table)を製作した」とFacebookでメッセージが届いた。滋賀県立大学生活デザイン学科の高橋利斉さんからだった。  カロムは、彦根を中心に湖東湖北で10... 続きを読む

  • 2017年2月1日

    明治水準点
    世紀の発見に違いない

     1996年4月25日DADAジャーナル153号で僕は「明治地図記号」について書いている。ゴールデンウィークを意識したタイトルは「連休はこのマークを探せ!」。脳天気商会の提供記事だ。脳天気商会とはいっても何をするでもなく当時は、記事署名の代わりにこの名を使っていた。こんな記事だ。  「幻の水準点マークというのがあ... 続きを読む

  • 2017年1月12日

    2017年は「鳥居」に凝る!!

     来年は酉年だからというわけではないが、ひとつ新しいテーマに取り組んでみたいと思っている。「鳥居」である。  10年ほど前、滋賀大学の公開講座というものを一度だけ受けたことがある。谷田博幸教授の「鳥居学講座」。2014年に谷田教授の著書『鳥居』(河出書房新社)が出版されている。  鳥居には以前から興味があり、あの... 続きを読む

  • 2017年1月5日

    直虎と彦根

    天寧寺の前身は、直政が母の菩提を弔うため彦根城下に建立した宗徳寺だった。  NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の番組宣伝が始まって、いよいよ直虎という女性を全国の人が知るところとなった。井伊谷や井伊家の歴史については、『井伊家十四代と直虎』(彦根商工会議所編 サンライズ出版)、古楽氏の本誌連載「ふることふみ... 続きを読む

  • 2016年12月30日
    No Image

    半月舎だより 5

    かんこ鳥と仲よくやる  12月に入ってすぐ、今月いっぱいで店を閉めると知人から連絡があった。彼は小さな、しかし素敵な洋服屋を営んでいた。店には幾度かお邪魔しているが、買い物をするという贅沢をしたのは、一度か二度だ。しかし、そんな洋服屋が自分の行動範囲にあるということ自体が贅沢だと感じていたし、うれしかった。けれどその... 続きを読む

  • 2016年12月28日

    伊吹山麓の小冊子 『ふもと』

    三田村圭造さん  「伊吹山麓の小冊子ふもと」という小さな雑誌が、今年の春、創刊された。  季刊で発行される「ふもと」は、すでに春、夏、秋と3冊が発行されており、この冬に4冊目が出ると、季節をひとめぐりすることになる。それぞれの号は、絵画・文学に登場する伊吹山に焦点を当てた「伊吹山の引力」(1号)、伊吹山麓地域... 続きを読む

  • 2016年12月23日

    湖東・湖北ふることふみ 27
    井伊家千年の歴史(13)

    井伊谷龍潭寺に残る江戸期の直盛の墓  井伊直満と直義兄弟にどのような罪があったのかは分からない、ましてやそれが九歳の亀之丞まで殺さなければならないようなものであったのか? 定説として重臣の小野和泉守に冤罪を被せられたことになっているが、そんな罪を一族が重ねながらなぜ井伊家にお咎めがないのかも不思議だが、井伊家... 続きを読む

  • 2016年12月19日

    彦根で坐禅体験

    長松院での坐禅体験  先月23日から「彦根プレミアム体験」と題して「袴」「鎧」「坐禅」の3つの体験イベントが始まった。  なかでも注目は坐禅。近頃メディテーションがブームで坐禅というものを一度はやってみたいと思っていたのだが、なかなか敷居が高かった。参禅会も近所のお寺で行われているのだが、突然に行くのもなんだ... 続きを読む