編集部の記事一覧

  • 2018年10月4日

    石田三成に、『逢える』 ブックカフェ まち・文化

     米原市朝日の観音寺は、秀吉が初めて城主になった横山城の麓にあり、三成が生まれた石田からもほど近い。三成の父・正継が地元の土豪として観音寺の「旦那職(だんなしき)」だったことからも、境内は三成の幼い頃の遊び場だったことが想像できます。秀吉との出逢いの逸話「三献茶」の舞台となったのが、この観音寺だろうと先行書が記す... 続きを読む

  • 2018年10月1日

    半月舎だより 23 まち・文化

    本屋らしくなる  8月、前半のお盆休みと中盤の出店期間を経て、後半も店を休んだ。秋で開店七年を迎える店内は、買取したまま棚に入れることができない本で埋め尽くされてにっちもさっちもいかなくなっており、ここらで大掛かりに整理しなくてはならない、とかねがね思っていた。8月後半は、店舗改装のためにお休みをいただいたので... 続きを読む

  • 2018年9月28日

    Extravaganzi!! まち・文化

     平出智子(ひらでともこ)さんからスミス記念堂でコンサートをしたいとご連絡をいただいて1年近くになる。  平出さんは、滋賀県東近江市の出身である。近江兄弟社(現・ヴォーリズ学園)中学・高校を経て、エリザベト音楽大学パイプオルガンコースを卒業。しばらく音楽活動から遠ざかっていたが、2008年渡仏。古楽部門に定評の... 続きを読む

  • 2018年9月12日

    湖東湖北 ふることふみ48
    天誅組の変 まち・文化

    櫻井寺(奈良県五條市須恵1-3-26) 天誅組本陣跡の碑  桜田門外の変の2年後に幕府内の政変から彦根でも政変が起こり尊王攘夷派の岡本半介が実権を握った。これにより直弼に近かった家老は失脚し、長野主膳と宇津木六之丞は斬首される。しかし幕府は桜田門外の後に直弼生存という虚偽の届けを提出した彦根藩に10万石減封と... 続きを読む

  • 2018年9月3日
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    半月舎だより 22 まち・文化

    夏の野望  8月16日の朝、前日おそくまでかかって箱詰めした本を車に積んで、京都に向かった。めざすは四条河原町にあるデパート「マルイ」。マルイエントランスで開催された若手古本屋8店舗による4日間の催し「京都マルイ 夏の古本市」に、本を納め、一日店番をするためだった。  開店前のデパートで、「催事用ワゴン」という台に本... 続きを読む

  • 2018年7月31日

    半月舎だより 21 まち・文化

    夏の野望  こんなに暑いのだから、できれば外に出ずに、店のなかで涼しい空気に包まれて過ごしたい。本来なら、店の帳場に陣取って、引き取った本のそうじや値つけ、読書に勤しみたいところだ。しかし夏はイベントも多く、基本的に仕事を断らないという姿勢でお声かけを受け続けていたら、とても忙しくなってきてしまい、驚いている。... 続きを読む

  • 2018年6月25日

    半月舎だより 20 まち・文化

    まだ見ぬ「バンコクナイツ」  小さくとも濃厚なラインナップの映画をかけてくれる映画館がまちにほしい、というのは、ずいぶん前から思っていたことのひとつだ。せめて、地方では鑑賞が難しい映画を、少しずつでも自主上映できないか、ということも、頭の片隅であたためてきたことだった。そんなささやかな思いつきの一端が、今月末3... 続きを読む

  • 2018年6月4日

    半月舎だより 19 まち・文化

    絵本をめくる、時間が流れる  一昨年から、半月舎で「かえる先生」こと細馬宏通さんのシリーズ講座「かえるの学校」を開いている。滋賀県立大学の教授で人間行動学を専門とする細馬さんは、音楽・マンガ・映画などのさまざまなジャンルに通じており、その分析的な視点から読み解いてもらうと、知っているつもりになっていた作品や作家... 続きを読む

  • 2018年5月17日

    山内さんの  愛おしいもの・コト・昔語り 3 まち・文化

    高時川沿いには水利に関係する石碑がいくつもある。遡ろうとしなければ辿り着くことができない遺産だ。  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(90)和子さん(90)ご夫妻にお会いしてお話を聞き、色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。「愛おしいもの・コト・昔語り」は、私が聞いた中... 続きを読む

  • 2018年4月30日
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    半月舎だより 18 まち・文化

    Kさんの本棚  2月なかばから3月上旬にかけての3週間、半月舎に「インターンシップ生」が来ていた。京都のデザイン系専門学校の一年生で、Kさんという18歳の女の子だった。  インターンシップとは学生の就業体験のことで、本人から申し込みのメールをもらった時は戸惑った。受け入れはもちろん、自分が学生時代にインターンシップを... 続きを読む

  • 2018年4月22日

    圓常寺の外堀土塁跡 まち・文化

     圓常寺(彦根市城町)の木造阿弥陀如来立像は(快慶作)、今年3月9日(金)、文化庁文化審議会において新たに重要文化財(美術工芸品)に指定された。現在、東京国立博物館本館において、特集「平成30年新指定国宝・重要文化財」展で公開されている(5月6日まで)。圓常寺には僕の興味を惹くものが多い。阿弥陀様については勿論だ... 続きを読む

  • 2018年4月13日
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    半月舎だより 17 まち・文化

    冬の古本研修旅行 高松編 (高知編からつづく)  二月なかば、「古本研修旅行」と称して同業者のNさんとともに極寒の湖北を脱出、一路四国に向かって三日目。短い旅は折り返し地点を迎え、わたしたちは香川県高松市へ向かった。  高松に到着して最初に目指したのは、昨年夏にオープンした新刊書店「ルヌガンガ」だ。店主のこだわりを映... 続きを読む

  • 2018年3月28日
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    99.9「いとこんち」のメニュー まち・文化

     ほとんどテレビを観るということが無い。観たとしてもアニメがほとんどでドラマは続きが気になるので避けるようにしている。最近はオンデマンドのネット配信や動画専門サイトも充実し、観ることになる運命的な番組がある。いくつかその運命的な番組があるのだがそのひとつが「99.9-刑事専門弁護士-」だ。  ファンである俳優が出演して... 続きを読む

  • 2018年3月21日
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    半月舎だより 16 まち・文化

    冬の古本研修旅行 高知編  彦根に暮らすようになって13年、未だにこのまちの冬の寒さ暗さには慣れない。たまらなくなって、昨年から「研修旅行」と称し、真冬の数日間あたたかい地方へ逃避行することにした。なぜか同行を申し出てくれた長浜の同業者Nさんとふたり、ひたすら古本屋を(ときには新刊書店も)目指す旅である。今年は高知と... 続きを読む

  • 2018年2月16日

    半月舎だより 15 まち・文化

    いただきもの日記  昨年、一箱古本市の出店で三度もご一緒したYさんが、店まで来てくれた。  いろいろお話をしているうちに、古本屋だけで生きていけるのか、という話になった。この手の話は、よく話題に上る。古本屋どうしでも、よく上る。みなさん不思議に思うところなんだろう。古本屋どうしでも不思... 続きを読む

  • 2018年1月17日
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    城下町の稲荷社 なぞの言葉「せんぎょう」(2) まち・文化

     前回、彦根市高宮の豊勝稲荷に、「せんぎょう」或いは「せんぎょ」と呼ばれるお供えの風習があることを話した。その時は言葉の意味は判らなかったが、「施行」と書くことが判った。大抵は「しこう」と読むが「僧や貧しい人々の救済のため、物を施し与える」ときには「せぎょう」と読む。豊勝稲荷の「せんぎょう」「せんぎょ」は、「せぎょう」... 続きを読む

  • 2018年1月10日

    地域探索(まちの見え方) 1 特集

     少し前と言っても半年ほどだが、滋賀大学経済学部の近藤紀章先生の授業で学生の方々と話す機会があった。DADAジャーナルについても説明をした。「新しいまちがいろいろできて、かっこいいまちもたくさんあるなかで、僕らが、何をどういう風に語ることができるかということがとても大事だと思います」、「もしも、不思議なものや面白いもの... 続きを読む