編集部の記事一覧

  • 2018年6月4日

    半月舎だより 19 まち・文化

    絵本をめくる、時間が流れる  一昨年から、半月舎で「かえる先生」こと細馬宏通さんのシリーズ講座「かえるの学校」を開いている。滋賀県立大学の教授で人間行動学を専門とする細馬さんは、音楽・マンガ・映画などのさまざまなジャンルに通じており、その分析的な視点から読み解いてもらうと、知っているつもりになっていた作品や作家... 続きを読む

  • 2018年5月17日

    山内さんの  愛おしいもの・コト・昔語り 3 まち・文化

    高時川沿いには水利に関係する石碑がいくつもある。遡ろうとしなければ辿り着くことができない遺産だ。  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(90)和子さん(90)ご夫妻にお会いしてお話を聞き、色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。「愛おしいもの・コト・昔語り」は、私が聞いた中... 続きを読む

  • 2018年4月30日
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    半月舎だより 18 まち・文化

    Kさんの本棚  2月なかばから3月上旬にかけての3週間、半月舎に「インターンシップ生」が来ていた。京都のデザイン系専門学校の一年生で、Kさんという18歳の女の子だった。  インターンシップとは学生の就業体験のことで、本人から申し込みのメールをもらった時は戸惑った。受け入れはもちろん、自分が学生時代にインターンシップを... 続きを読む

  • 2018年4月22日

    圓常寺の外堀土塁跡 まち・文化

     圓常寺(彦根市城町)の木造阿弥陀如来立像は(快慶作)、今年3月9日(金)、文化庁文化審議会において新たに重要文化財(美術工芸品)に指定された。現在、東京国立博物館本館において、特集「平成30年新指定国宝・重要文化財」展で公開されている(5月6日まで)。圓常寺には僕の興味を惹くものが多い。阿弥陀様については勿論だ... 続きを読む

  • 2018年4月13日
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    半月舎だより 17 まち・文化

    冬の古本研修旅行 高松編 (高知編からつづく)  二月なかば、「古本研修旅行」と称して同業者のNさんとともに極寒の湖北を脱出、一路四国に向かって三日目。短い旅は折り返し地点を迎え、わたしたちは香川県高松市へ向かった。  高松に到着して最初に目指したのは、昨年夏にオープンした新刊書店「ルヌガンガ」だ。店主のこだわりを映... 続きを読む

  • 2018年3月28日
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    99.9「いとこんち」のメニュー まち・文化

     ほとんどテレビを観るということが無い。観たとしてもアニメがほとんどでドラマは続きが気になるので避けるようにしている。最近はオンデマンドのネット配信や動画専門サイトも充実し、観ることになる運命的な番組がある。いくつかその運命的な番組があるのだがそのひとつが「99.9-刑事専門弁護士-」だ。  ファンである俳優が出演して... 続きを読む

  • 2018年3月21日
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    半月舎だより 16 まち・文化

    冬の古本研修旅行 高知編  彦根に暮らすようになって13年、未だにこのまちの冬の寒さ暗さには慣れない。たまらなくなって、昨年から「研修旅行」と称し、真冬の数日間あたたかい地方へ逃避行することにした。なぜか同行を申し出てくれた長浜の同業者Nさんとふたり、ひたすら古本屋を(ときには新刊書店も)目指す旅である。今年は高知と... 続きを読む

  • 2018年2月16日

    半月舎だより 15 まち・文化

    いただきもの日記  昨年、一箱古本市の出店で三度もご一緒したYさんが、店まで来てくれた。  いろいろお話をしているうちに、古本屋だけで生きていけるのか、という話になった。この手の話は、よく話題に上る。古本屋どうしでも、よく上る。みなさん不思議に思うところなんだろう。古本屋どうしでも不思... 続きを読む

  • 2018年1月17日
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    城下町の稲荷社 なぞの言葉「せんぎょう」(2) まち・文化

     前回、彦根市高宮の豊勝稲荷に、「せんぎょう」或いは「せんぎょ」と呼ばれるお供えの風習があることを話した。その時は言葉の意味は判らなかったが、「施行」と書くことが判った。大抵は「しこう」と読むが「僧や貧しい人々の救済のため、物を施し与える」ときには「せぎょう」と読む。豊勝稲荷の「せんぎょう」「せんぎょ」は、「せぎょう」... 続きを読む

  • 2018年1月10日

    地域探索(まちの見え方) 1 特集

     少し前と言っても半年ほどだが、滋賀大学経済学部の近藤紀章先生の授業で学生の方々と話す機会があった。DADAジャーナルについても説明をした。「新しいまちがいろいろできて、かっこいいまちもたくさんあるなかで、僕らが、何をどういう風に語ることができるかということがとても大事だと思います」、「もしも、不思議なものや面白いもの... 続きを読む

  • 2017年12月4日
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    半月舎だより 14 まち・文化

    お客さんたちのあれこれ  舎主のUさんも、舎員のわたしも30代の女なので、「お客さんも同世代くらいの女性が多いんでしょう」というようなことを言われることがあるが、そんなこともない。定期的にお越しになるような、お互い顔を覚えるようなお客さんは、ほとんど年配の男性だ。  お客さんから本を買い取らせてもらい、自分で選んで並... 続きを読む

  • 2017年10月31日

    喜多充「唄屋の縁」 連載150回記念LIVE&TALK まち・文化

     2004年10月より小紙連載中のコラム「唄屋の縁」が、来月150回を迎えます。これを記念して筆者・喜多充のディナーライブ開催決定!  ピアニスト・平間さと子(from 東京)、ギタリスト・歳森隆史(from 兵庫)と、喜多を知り尽くす強力なメンバーと共に、最高の「唄」をお届けします。また今回は連載100回記念ラ... 続きを読む

  • 2017年10月6日

    半月舎だより 13 まち・文化

    古本市に降った雨  9月20日、半月舎は開店して丸6年をむかえた。この日は定休日だったのだが、たまたま舎主のUさんも舎員のわたしも揃って、おのおの仕事をしていた。ふと「今日で、何年目になるんだっけ」とUさんが言って、そうか、とわたしも日付に気がついた。「がんばってるよねーウモレボンもいい感じだし」とUさんは軽やか... 続きを読む

  • 2017年9月25日
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    プロフィール まち・文化

      僕のプロフィールが欲しいと言われ、そんなもの真面目に書いたことが無いと思いながら、こんな具合に書き始めたのでした。  DADAジャーナル編集人。最近、弓道教室に通い始めました。カロム、波兎(竹生島紋様)、ガチャコン、妖怪、入れ歯、オコナイ、城下町の稲荷、鳥居など、興味のあることは全て中途半端で、生き方も定まりません... 続きを読む

  • 2017年9月11日

    湖東・湖北 ふることふみ36
    三献茶の謎 まち・文化

    『近古史談』三献茶の部分  司馬遼太郎原作の『関ケ原』が映画化されたことは大きな話題になっている。戦国時代の終わりを決定付けた合戦を石田三成から描いた作品でもあり近年高まりつつある三成人気もますます拍車がかかり検証もされてゆくことを期待する。  今稿では『関ケ原』に便乗して石田三成伝承の一つを考えてみたい。 ... 続きを読む

  • 2017年9月7日

    半月舎だより 12 まち・文化

    ウモレボン市で俳句募集  毎年秋に開いている一箱古本市「ウモレボン市」は、店を始めた年に始めて、今年で7回目になる。(ここでは以前に何度も書いているのでくどいと思われるかもしれないが、一箱古本市とは、不要になった本を持ち寄って開く本のフリーマーケット。9月16日の開催に向けて、現在出店者募集中)夏ころになると、... 続きを読む

  • 2017年8月18日
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    半月舎だより 11 まち・文化

    古本の師匠  最近、開店当初の写真を見る機会があった。現在約三千冊ほどの本に埋め尽くされている半月舎の本棚だが、店を始めた頃の写真をまじまじ見ると、棚はすかすかでなんだか心もとなく、「よくこれで『古本屋です』とお店をはじめたものだなあ」と、今にして思う。おそらく、最初に棚に並べた冊数は500に満たないほど。けれども、... 続きを読む