煙草の歴史に興味アリ
「煙草」という漢字を見ていて、煙り草……キレイだなと思った。煙草の歴史を語ることができる人はどれほどいるだろう。いつ頃、日本に入ってきたのかも知らない。中国からなのか…、ポルトガル? オランダ? 煙草は健康によくないといわれ、その歴史には触れてはいけないような、了解があるのだろうか。
先日、桂の木を見ようと多賀町屏風まで車で行ったのだが、集落に煙草の葉を乾燥させるための「乾燥小屋」があった。三階だてのような不思議な建物だ。それと知らなければ、絶対にわからない。一階で火を焚き、二階で葉を乾燥させ、三階から煙を出すのだという。
明治維新後、国家の財源確保のために、注目されたのが「煙草」からの税徴収だった。
明治31年(1898)「葉煙草専売法」施行。原料の葉煙草を国が買い上げるようになった。明治37年(1904)「煙草専売法」施行。製造から販売までを国が管理し行うようになった。
それまでは、何処で誰が作ってもよかったのだ。
江戸時代の道中絵を見ていると、旅人が煙管(キセル)で煙草を吸っている。その土地土地できっと名物の煙草があったに違いない。煙管や煙草入れは粋なお洒落アイテムである。
日本で最初に煙草を吸った女性は淀殿といわれている。戦国武将と煙草はどんな関係? 俄然、淡海の煙草を調べたくなった。煙草の乾燥小屋や、煙草を栽培していた場所など、覚えている方がおられたら、編集部まで是非、ご一報ください。
(この記事は喫煙を推奨するためのものではありません)
【編集部】