時を見送る人たち
また同じように冬がやってくる。友人がハロウィンの飾り付けが終わったらクリスマス、そしてお正月バージョンと話していた。
慌ただしくて嫌になるというのではなく、ディスプレーをあれこれ考え、出来映えが楽しみという様子で、ほほえましい。世の中にはそうやって季節の移り変わりを自分なりに楽しみ、時を見送っている人たちがいる。「……しなあかん!」「……せんとあかん!」、「いや、……するべきだ」と、飾り付けるのとは違うのだ。
イベントに関わることも多いが、形式的に準備するものであったとしても、主催者が楽しみながら準備しているのか、そこに愛があるかどうか、参加者は感じてしまうものである。来年3月に2日間、イベントを計画しているが、楽しめるかどうか……。愛があれば苦しくても大丈夫だ。苦しみのないところに楽しみもないのである。
【編集部】