まち・文化

  • 2019年10月8日

    山の湯と中島宗達

    「山の湯」の煙突  気になっていたのは「元御殿医」だった。  彦根市中央町の「山の湯」という銭湯が廃業した。前を通る度に、久し振りに入ってみたいと思うことすら叶わなくなった。  『新修 彦根市史 民俗編』の「生活誌」276頁にY湯として載っている。 「創業は明治十二年(一八七九)。」、「創業者である三谷岩... 続きを読む

  • 2019年10月4日
    No Image

    マンスリー三成会開催
    石田三成に、『逢える』ブックカフェ

    9月14日  マンスリー三成会  米原市朝日の観音寺では、今年も「石田三成に『逢える』ブックカフェ」がオープンしました。ブックカフェのある本坊には真新しい青もみじと紅葉がデザインされた暖簾(のれん)が掛けられ、カフェのメニューにも伊吹の牛乳で作られたアイスクリームが新しく加えられました。8月3日、カ... 続きを読む

  • 2019年9月25日
    No Image

    3つの辞書

     インターネットの進化は有り難いもので、少し前まで調べ物があると「図書館、行ってきます」と半日がかりだった。今や、検索の言葉さえ間違えなければ一瞬にして解決する。図書館までの道草はできなくなったが、便利な時代である。百科事典と広辞苑は、今や応接間を構成する要素でしかない。引き取り手がないのは分かっているので、どう... 続きを読む

  • 2019年9月10日

    湖東・湖北 ふることふみ 50
    野良田の戦い(中編)

    宇曽川南岸より撮影。奥の山が荒神山  前回は、宇曽川を挟み北に浅井賢政率いる1万弱、南に六角義賢率いる2万5千(それぞれ兵力は諸説有)が布陣したところまで書いた。この先を伝えるものは軍記ばかりであり一級資料ではないためこの先は物語として読んでいただきたいが、その軍記でも『浅井三代記』と『江濃記』では同じ戦いを... 続きを読む

  • 2019年9月6日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り「亀山の茶畑」その3

     ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(91)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回も亀山の茶畑にまつわるエトセトラ。  昭和27年、旧高時村では地域振興策として、在来種の茶の実を播き茶畑を整備、製茶工場も作った。喜平さんは、おい... 続きを読む

  • 2019年8月29日

    眺遠的?
    第3回 彦根城眺遠的大会

    2017年彦根城眺遠的大会(彦根市弓道連盟提供)  2024年の国民スポーツ大会において弓道競技が主会場の彦根市で開催されるため、彦根の魅力を内外に発信する目的で2017年に始まったのが「彦根城眺遠的大会」である。今年は9月1日に開催され、21都府県から293名が参加する大会となる。  弓道に縁のない者... 続きを読む

  • 2019年8月26日
    No Image

    ヘレン・ケラーの松のこと

     随分と時間が経ってしまったものでも、忘れていなければ叶うこともある。気の長い話であることは確かだ。  2016年「ヘレン・ケラーが訪れた場所」という記事を書いた。『彦根市立図書館がある場所に滋賀県立盲学校があった。ヘレン・ケラーが訪れ記念植樹をした場所である……。僕は、「働く人のために、よき蔭を與へよ」とヘレン・ケラ... 続きを読む

  • 2019年8月16日

    湖東・湖北 ふることふみ 59
    野良田の戦い(前編)

     前回まで肥田城水攻めを紹介し、肥田城主高野瀬秀隆が城に籠って六角義賢の攻撃から城を守りきったと紹介した。  しかし、この一度きりの戦いで六角氏の勢力が損なわれたわけではなく、翌永禄3年(1560)に義賢は再び総力を結集して北上を始めた。水攻め時に雨による堤防決壊での撤退を反省したのか梅雨が終わり、台風が襲ってく... 続きを読む

  • 2019年8月13日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り「亀山の茶畑」

     ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(91)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。今回は前回に続いて「亀山の茶畑」。  前回、旧高時村の地域振興策として、昭和26年に亀山の山林を開墾、「等高線栽培法」を用いて子どもらが集めた茶の実を播いたところまでを書いた。等高線栽培... 続きを読む

  • 2019年8月6日

    菅山寺・朱雀池でほっとする

     長浜市の北部・大箕山(おおみやま)の山中にある菅原道真ゆかりの古刹・菅山寺。境内にはオアシスのように木々に囲まれた「朱雀池」がある。無住となって久しいが、豊かな植生を持つ寺域の森に魅せられた人たちが「菅山寺の森  友の会」を作り、森を知り、学び、整える活動を定期的に行っている。今月、同会が... 続きを読む

  • 2019年8月2日

    「明智光秀」は多賀町出身!?

    十兵衛屋敷跡から明智丸をのぞむ  2020年のNHK大河ドラマは『麒麟がくる』。智将・明智光秀が主役で、従来とは異なる新しい解釈で、その謎めいた前半生に光があてられるという。光秀が築いた「坂本城」や一族の墓のある「西教寺」がゆかりの地として有名だが、新たに光秀公の出身地と名乗りを上げたのは犬上郡多賀町佐目... 続きを読む

  • 2019年7月31日

    伊砂砂神社の二宮金次郎

     僕は不思議なものが好きだ。超常現象のような不思議ではない。「何故だろう」という疑問のようなものである。  先日、草津市の伊砂砂(いささ)神社に立ち寄った。「砂砂」の音が心地よい。「砂々」と書かないのも理由があるのだろうと考えていたら、二宮金次郎像が目に入った。いままでに見たことのない、丸いフォルムをしている。僕... 続きを読む

  • 2019年7月17日

    半月舎だより 31

    近所のイベントに三輪自転車で赴き、出店 野外映画上映会「びわ湖の渚映画館」での出店 古本屋台  ワイン屋とけんかをした。  ワイン屋とは古本とワインを半月の晩に楽しむ「半月ワインバー」を一緒に続けてきたが、それも小休止することとした。けんかといっても絶交するようなけんかではなく、言いたいことを言っ... 続きを読む

  • 2019年7月11日

    湖東・湖北 ふることふみ 58
    肥田城水攻め(後編)

    江戸期の肥田の堤防  高い堤防に囲まれて、水が容赦なく襲いやがて建物の中にいても床下の水に悩まされるようになり櫓などの高い所に人々が集まって外を見ながら怨嗟の声を上げる……。多くの方は水攻めに対しこのようなイメージを持っているのではないだろうか?  関東で唯一であり日本最後の水攻めとなった忍城水攻めを描いた映... 続きを読む

  • 2019年7月8日
    No Image

    電話BOX

     気の遠くなるような昔の話ではない。その呼び方が正しいかどうかわからないけれど、街のあちこちに電話BOXがあった。事態が深刻になるとわかっていながら夜を明かしたことや、友人から小銭を借りた経験は誰にでもあるだろう。  公衆電話やブースをリアルに経験することのない現代の人々は、ハリーポッターやマトリックスを観てどんなふう... 続きを読む

  • 2019年7月1日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り「 茶畑と子ども貯金」

    古橋亀山茶畑 ©ながはま森林マッチングセンター: ながはま森林マッチングセンターウェブサイトの「ドローンで見た湖北の森」で動画を見ることができる。  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(91)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお... 続きを読む

  • 2019年6月24日

    小さなラジオスタジオ

     彦根の「伝統的建造物群保存地区」にある花しょうぶ通り商店街の一画に「逓信舎」という建物がある。昭和9年に洋風に改装した郵便局舎(国指定登録有形文化財 旧川原町郵便局舎)を、中心市街地域活性化を図るために、地元の有志・団体・大学生と連携しながら、シェアオフィスやコミュニティスペースとして利用している。事務机にパソ... 続きを読む