まち・文化

  • 2018年9月6日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り 『スイカ』

    七夕豆  9月中旬以降に収穫する(7月28日撮影)  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(91)和子さん(90)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。「愛おしいもの・コト・昔語り」は、私が聞いた中でもこれはと思った、或いは伝えておきた... 続きを読む

  • 2018年9月3日
    No Image

    半月舎だより 22

    夏の野望  8月16日の朝、前日おそくまでかかって箱詰めした本を車に積んで、京都に向かった。めざすは四条河原町にあるデパート「マルイ」。マルイエントランスで開催された若手古本屋8店舗による4日間の催し「京都マルイ 夏の古本市」に、本を納め、一日店番をするためだった。  開店前のデパートで、「催事用ワゴン」という台に本... 続きを読む

  • 2018年8月30日

    映画「カメラを止めるな!」
    上田慎一郎監督 木之本凱旋上映会&講演会

     今年いちばんの話題作という呼び声の高い大ヒット映画「カメラを止めるな!」。新人監督と無名俳優による映画でありながら、口コミで話題となり、6月に都内2館での上映から始まって、いまや全国に上映館が広がっている。  機会を得て、私も映画を観ることができた。ここであらすじを述べたいところだが、実は安易にあらすじを述べて... 続きを読む

  • 2018年8月27日

    多賀座 600年目の邂逅

     8月19日、京都市伏見区の御香宮神社 能舞台で200人を越える観客に見守られ、「近江猿楽多賀座」(以下多賀座)の奉納公演が行われた。  『看聞御記』の応永25年(1418)の記述に、「九月十日法安寺猿楽見物の事。男共令見物。近江猿楽未満寺云々。御香宮猿楽同前」とある。法安寺・御香宮で近江猿楽未満寺座(以下みまじ... 続きを読む

  • 2018年8月15日

    湖東・湖北ふることふみ 47
    堺南台場

    彦根藩が築いた幕末最大規模の「堺南台場」  桜田門外の変から明治維新まで7年の期間がある。私たちは彦根藩が井伊直弼暗殺後に何の動きもないまま明治維新を迎えた様に感じている。しかし、この間にも彦根藩はたくさんの苦悩があり歴史の舞台のちょっと脇を歩んでいた。今回からそんな幕末維新の彦根藩の姿を現場ごとに追ってみた... 続きを読む

  • 2018年7月31日

    半月舎だより 21

    夏の野望  こんなに暑いのだから、できれば外に出ずに、店のなかで涼しい空気に包まれて過ごしたい。本来なら、店の帳場に陣取って、引き取った本のそうじや値つけ、読書に勤しみたいところだ。しかし夏はイベントも多く、基本的に仕事を断らないという姿勢でお声かけを受け続けていたら、とても忙しくなってきてしまい、驚いている。... 続きを読む

  • 2018年7月31日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り 『古橋のバイ(栢)』 其の二

    バイもり籠 バイ洗い籠  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(91)和子さん(90)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。「愛おしいもの・コト・昔語り」は、私が聞いた中でもこれはと思った、或いは伝えておきたい山内さんの記憶である。  前回、... 続きを読む

  • 2018年7月24日

    西明寺「はさみ石」

     平成3年のことだから1991年、僕は『湖国百選 石 / 岩』(企画・発行 滋賀県(企画部地域振興室)/ 編集(財)滋賀総合研究所)という書籍の取材をしていた。編集協力という形で20ヶ所ほどを担当した。懐かしい思い出である。このとき僕は、「西明寺の石」について記事を書いている。その中に「はさみ石」の記述がある。 ... 続きを読む

  • 2018年7月13日

    湖東・湖北 ふることふみ 46
    川瀬太宰の妻

    川瀬太宰邸址(大津市)  山本周五郎の短編集『日本婦道記』の完全版が文庫化された。戦中戦後に武士の妻を主人公にした女性の生き方を描いた作品であり直木賞候補にもなったが、周五郎自身が受賞を辞退(山本周五郎は文学賞の受賞を生涯辞退し続けた)したため幻の直木賞作品とも言われている。完全版と言われるのは婦道記の意向で... 続きを読む

  • 2018年7月10日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り 『古橋のバイ(栢)』 其の一

    5月末、古橋の山中で見つけたバイ  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(91)和子さん(90)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。「愛おしいもの・コト・昔語り」は、私が聞いた中でも心に残った、或いは伝えておきたい山内さんの記憶である。今回は「... 続きを読む

  • 2018年7月6日

    がま仙人との出会いは水無月に

    宗安寺(彦根市)劉海蟾(りゅうかいせん) 仙人は人気なのだろう。鳥山明の漫画『ドラゴンボール』の亀仙人は、武天老師と呼ばれる武術の達人で、「かめはめ波」を編み出した人物。亀仙人のライバルは鶴仙人。『封神演義』(ほうしんえんぎ)は文字通り中国の古典『封神演義』を元にしているし、『ナルト疾風伝』の仙術や仙人モードはあ... 続きを読む

  • 2018年7月3日

    道に至る

     漢字には、そのひとつひとつに意味があり成り立ちを探っていくと面白い。昔、「道」という漢字が気になり博識の友人に尋ねたことがあった。部首の「しんにょう」は、「ぶらぶらすること、行くことと止まることを意味している」という。「道」は、「しんにょう」+「首」で、気持ち悪い文字のひとつになった。以来、華道、香道、書道、剣... 続きを読む

  • 2018年6月25日

    半月舎だより 20

    まだ見ぬ「バンコクナイツ」  小さくとも濃厚なラインナップの映画をかけてくれる映画館がまちにほしい、というのは、ずいぶん前から思っていたことのひとつだ。せめて、地方では鑑賞が難しい映画を、少しずつでも自主上映できないか、ということも、頭の片隅であたためてきたことだった。そんなささやかな思いつきの一端が、今月末3... 続きを読む

  • 2018年6月24日

    「ときはばし」のこと

     僕は、毎月第4月曜日の午後3時過ぎからKBSラジオでファミリーレストランさんと10分ほどお話をさせていただく機会に恵まれている。大抵はDADAの掲載記事からピックアップしている。イジられることも多いが、月に一度、異なる世界の方と話ができる大切な楽しいひとときだ。既に、ご存知の方も多いかもしれない。  5月... 続きを読む

  • 2018年6月15日

    湖東・湖北 ふることふみ 45
    桜田門外の変(後編)

    桜田門外の変を描いた絵葉書 / 個人蔵  当事者たちにとっては長い時間だったであろう桜田門外の変も時間にすれば十分にも満たなかったとされている。  前稿で行列の日雇い仲間が一番に逃げたという説があることを書いたが、私は何年か前に『柘榴坂の仇討』という映画の中で桜田門に向かう彦根藩の行列にいた仲間役をいただいた... 続きを読む

  • 2018年6月11日

    山内さんの  愛おしいもの・コト・昔語り 4

    法華寺跡  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(90)和子さん(90)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。「愛おしいもの・コト・昔語り」は、私が聞いた中でもこれはと思った、或いは伝えておきたい山内さんの記憶である。今回は「石田三成」。  DA... 続きを読む

  • 2018年6月4日

    半月舎だより 19

    絵本をめくる、時間が流れる  一昨年から、半月舎で「かえる先生」こと細馬宏通さんのシリーズ講座「かえるの学校」を開いている。滋賀県立大学の教授で人間行動学を専門とする細馬さんは、音楽・マンガ・映画などのさまざまなジャンルに通じており、その分析的な視点から読み解いてもらうと、知っているつもりになっていた作品や作家... 続きを読む