まち・文化

  • 2019年8月2日

    「明智光秀」は多賀町出身!?

    十兵衛屋敷跡から明智丸をのぞむ  2020年のNHK大河ドラマは『麒麟がくる』。智将・明智光秀が主役で、従来とは異なる新しい解釈で、その謎めいた前半生に光があてられるという。光秀が築いた「坂本城」や一族の墓のある「西教寺」がゆかりの地として有名だが、新たに光秀公の出身地と名乗りを上げたのは犬上郡多賀町佐目... 続きを読む

  • 2019年7月31日

    伊砂砂神社の二宮金次郎

     僕は不思議なものが好きだ。超常現象のような不思議ではない。「何故だろう」という疑問のようなものである。  先日、草津市の伊砂砂(いささ)神社に立ち寄った。「砂砂」の音が心地よい。「砂々」と書かないのも理由があるのだろうと考えていたら、二宮金次郎像が目に入った。いままでに見たことのない、丸いフォルムをしている。僕... 続きを読む

  • 2019年7月17日

    半月舎だより 31

    近所のイベントに三輪自転車で赴き、出店 野外映画上映会「びわ湖の渚映画館」での出店 古本屋台  ワイン屋とけんかをした。  ワイン屋とは古本とワインを半月の晩に楽しむ「半月ワインバー」を一緒に続けてきたが、それも小休止することとした。けんかといっても絶交するようなけんかではなく、言いたいことを言っ... 続きを読む

  • 2019年7月11日

    湖東・湖北 ふることふみ 58
    肥田城水攻め(後編)

    江戸期の肥田の堤防  高い堤防に囲まれて、水が容赦なく襲いやがて建物の中にいても床下の水に悩まされるようになり櫓などの高い所に人々が集まって外を見ながら怨嗟の声を上げる……。多くの方は水攻めに対しこのようなイメージを持っているのではないだろうか?  関東で唯一であり日本最後の水攻めとなった忍城水攻めを描いた映... 続きを読む

  • 2019年7月8日
    No Image

    電話BOX

     気の遠くなるような昔の話ではない。その呼び方が正しいかどうかわからないけれど、街のあちこちに電話BOXがあった。事態が深刻になるとわかっていながら夜を明かしたことや、友人から小銭を借りた経験は誰にでもあるだろう。  公衆電話やブースをリアルに経験することのない現代の人々は、ハリーポッターやマトリックスを観てどんなふう... 続きを読む

  • 2019年7月1日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り「 茶畑と子ども貯金」

    古橋亀山茶畑 ©ながはま森林マッチングセンター: ながはま森林マッチングセンターウェブサイトの「ドローンで見た湖北の森」で動画を見ることができる。  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(91)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお... 続きを読む

  • 2019年6月24日

    小さなラジオスタジオ

     彦根の「伝統的建造物群保存地区」にある花しょうぶ通り商店街の一画に「逓信舎」という建物がある。昭和9年に洋風に改装した郵便局舎(国指定登録有形文化財 旧川原町郵便局舎)を、中心市街地域活性化を図るために、地元の有志・団体・大学生と連携しながら、シェアオフィスやコミュニティスペースとして利用している。事務机にパソ... 続きを読む

  • 2019年6月14日

    湖東・湖北 ふることふみ 57
    肥田城水攻め(中編)

    肥田城水攻め堤防址  永禄2年(1559)4月3日から始まった肥田城水攻めの詳しい経緯を知る手掛かりはほとんど残されていない。数少ない情報から考察すると、堤防を築き宇曽川と愛知川の水を流し込んだ六角軍は城を囲んだまま安食に本陣を置く。そのまま戦いを仕掛けることはなくこう着状態となる。水を留めるということは大き... 続きを読む

  • 2019年6月11日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り「ひとつぼ喰い」

     ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(91)和子さん(91)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。「愛おしいもの・コト・昔語り」は、私が聞いた中でもこれはと思った、或いは伝えておきたい山内さんの記憶である。今回は、「ひとつぼ喰い」。  赤飯などが盛... 続きを読む

  • 2019年6月7日

    啻豈に有形の徳のみならんや
    薩摩治兵衛記念館 開館

     「バロン薩摩」とよばれ、戦前のパリ社交界で華々しく文化人たちと交流した薩摩治郎八というひとがいる。彼自身は明治34(1901)年に東京で生まれているが、その祖父・薩摩治兵衛は、天保元(1830)年、現在の豊郷町四十九院の貧しい農家の生まれで、丁稚奉公から苦労の末に木綿商として一代で成功し、「木綿王」と呼ばれるま... 続きを読む

  • 2019年6月4日
    No Image

    蓑火と森川許六

     「蓑火(みのび)」という妖怪と森川許六が繫がった。  『百鬼解読』(多田克己著 講談社)に、明治時代の妖怪研究家井上円了の一文が引用されている。「近江の琵琶湖には不思議な火があると古老は言う。旧暦五月頃の幾日も降り続く梅雨の、ま近な景色もよく見えないほどの天気の暗夜になると、湖水を往来する船夫の簑に、まるで蛍火のよう... 続きを読む

  • 2019年5月30日

    令和の時代の「一圓屋敷」

     「多賀さとの宿一圓屋敷」が6月1日にオープンする。一圓屋敷は、平成の最後の10年間、「多賀里の駅」として、多賀町のまちおこしの拠点だった。地元の女性が自分で作った野菜を自分たちの料理でもてなす「農家レストラン」があり、地元で活躍する人たちが自分の仕事の魅力を紹介する「集い」をし、それから何と言っても「野鳥の森の... 続きを読む

  • 2019年5月15日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り「堂番」と「拍子木」

    左より、サクラ、同、ナツメ、ツバキで作られた拍子木  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(91)和子さん(91)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。「愛おしいもの・コト・昔語り」は、私が聞いた中でもこれはと思った、或いは伝えておきたい山内さん... 続きを読む

  • 2019年5月11日

    遙拝と遠望

    荒神山神社遙拝殿(市指定文化財)  2020年1月からのNHK大河ドラマは「麒麟がくる」。明智光秀の物語とあって、多賀町では明智十兵衛光秀多賀出身説で盛り上がっている。 DADAジャーナルでも2014年12月、『光秀伝承を残す城 明智丸』のタイトルで『ふることふみ』の古楽さんの記事を掲載した。大河ドラマは地元... 続きを読む

  • 2019年5月10日

    湖東・湖北 ふることふみ 56
    肥田城水攻め(前編)

    肥田城跡の碑  六角氏と京極氏の境目の城として時には攻撃を受けながらも、高野瀬氏は肥田城で着実に基盤を築いてゆく。そして宇曽川の水運を利用した発展を遂げ肥田城周辺には城下町も形成されていた。  戦国時代、北近江の京極氏は浅井亮政に実権を奪われ保護下に入る。亮政の子久政は六角義賢に従うことで北近江の安定を図り息... 続きを読む

  • 2019年5月6日
    No Image

    半月舎だより 30

    かえる先生のお引っ越し  帳場に座ったひとだけが見える場所に、一枚の写真が貼ってある。かえる先生こと細馬宏通さんとわたしが写っていて、古本市で絵はがきなどの箱をふたり並んで漁っている。「こんな写真見ながら働いているんですか」と、たいていのひとに苦笑いされる写真だが、わたしとしてはそんなに深い意味はない。パソコンを開い... 続きを読む

  • 2019年5月4日

    令和元年一日、多賀へ行く!

     「朔日」とは、太陰暦の月の第一日をいう。「さくじつ」或いは「ついたち」と読む。暦が月の満ち欠けによりできていた時代、月の一日は必ず朔(新月)の日から始まるようになっていた。だから朔日は一日なのである。  毎月一日に神社にお参りすることを「お朔日参り」という。無事に1ヵ月を過ごせた感謝と、新しい月の平穏無事を神さ... 続きを読む