米原市の記事一覧

  • 2020年8月28日

    キッチン井筒屋とプチミュージアム まち・文化

    「湖北のおはなし」ラッピングカー  前号のDADAで「駅弁は通り過ぎるまちが誇る逸品を少しずつ味わうことができる弁当である。旅を愛する人は「駅弁」を「汽車弁」というのだと聞いたことがある。……誰にも教わることのない旅の作法が汽車弁と呼ばせるのかもしれない」と書いた。  米原駅で販売されている新幹線グルメ「湖北... 続きを読む

  • 2020年7月29日

    汽車弁はよいものである まち・文化
    湖北のおはなし

    「湖北のおはなし」  サイコロキャラメルならぬサイコロ飴が入っている。ご縁がありますようにと五の目が上になっている。 駅弁と汽車弁  汽車の旅がいい……。僕は汽車の旅をしたことはないが、今でも憬れている。  駅弁は通り過ぎるまちが誇る逸品を少しずつ味わうことができる弁当である。旅を愛する人は「駅弁... 続きを読む

  • 2020年5月28日

    「尊意」と「こねり山」 まち・文化

    成光寺から望むこねり山  DADA4月号「淡海の妖怪」の中で、比叡山中興の祖・元三大師良源について、「元三大師と呼ばれるのは正月三日にお生まれになったから」と書いてあった。米原市上丹生に住む木彫師・森哲荘さんから「生まれた日じゃなくて、お亡くなりになった日ですよ」とご指摘をいただいた。  森さんは「元三大師良... 続きを読む

  • 2020年4月1日

    森鈴の猫 まち・文化

     少し前、米原市堂谷の「森鈴(もりりん)」という古民家カフェに行くことがあった。飼い猫が4匹いた。  僕の家にいる猫は、僕と一定の距離を保ち、決して触らせてくれない。手を出せばすんでのところで、回避する。無理に触ると噛みつく。それでいて一定の距離を保つところは見事である。編集部の事務所にも猫がいたが、いなくなって... 続きを読む

  • 2020年2月4日

    失われる景観(記憶)と決意 まち・文化

     1月9日、米原市一色の「等倫寺(とうりんじ)」の本堂背後にある杉の大木を切るというので、朝、8時30分、カメラを持って僕は現場にいた。かつて、杉は三本あったが、残った一本が「等倫寺の杉」として歴史を閉じる瞬間に立ち会うのが目的だった……。  等倫寺は『改訂近江國坂田郡志第六巻』(1971年)によると、「醒井村大... 続きを読む

  • 2019年10月4日
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    マンスリー三成会開催 まち・文化
    石田三成に、『逢える』ブックカフェ

    9月14日  マンスリー三成会  米原市朝日の観音寺では、今年も「石田三成に『逢える』ブックカフェ」がオープンしました。ブックカフェのある本坊には真新しい青もみじと紅葉がデザインされた暖簾(のれん)が掛けられ、カフェのメニューにも伊吹の牛乳で作られたアイスクリームが新しく加えられました。8月3日、カ... 続きを読む

  • 2018年10月4日

    石田三成に、『逢える』 ブックカフェ まち・文化

     米原市朝日の観音寺は、秀吉が初めて城主になった横山城の麓にあり、三成が生まれた石田からもほど近い。三成の父・正継が地元の土豪として観音寺の「旦那職(だんなしき)」だったことからも、境内は三成の幼い頃の遊び場だったことが想像できます。秀吉との出逢いの逸話「三献茶」の舞台となったのが、この観音寺だろうと先行書が記す... 続きを読む

  • 2018年2月2日

    山内さんと伊吹大根 ひと
    山内喜平さん

    山内喜平さん  昨年末、友人が「とっても物知りで、色々なお話を聞かせてくれる人」と引き合わせてくれたのが、長浜市木之本町古橋にお住いの山内喜平(90)さんだ。「何の話がよろしいか?」と山内さんは記憶の引出しのどこを開けるかを私たちに委ねたほどで、引出しがどれほどあるのか、全くわからない。その日、印象深かったの... 続きを読む

  • 2017年8月25日
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    酒呑童子は伊吹弥三郎の息子? まち・文化

     前号で「柏原宿 金太郎の謎!?」の記事を書いた。その最後に「実に面白いのは大江山の酒呑童子の出生について、近江国(滋賀県)伊吹山、井口とする説があるのだ。酒呑童子の出生については、次回報告する」と書いてしまったので、福知山市にある大江山の「日本の鬼の交流博物館」に行ってきた。展示のキャプションを読み、資料もいくつか手... 続きを読む

  • 2017年7月6日

    柏原宿 金太郎の謎!? まち・文化

     中山道醒ヶ井宿の地蔵川沿いにある日本料理 「本陣樋口山」は、年に幾度か思いだし、実際には一度か二度、理由をつけて食べに行く、僕にとっては特別な場所である。本陣と冠が付いているだけあって歴史も古い……と、本来ならば「本陣樋口山」の記事になるはずだったが、今回は樋口山の玄関に飾られた一枚の浮世絵の話である。写真がそ... 続きを読む

  • 2017年4月3日

    それぞれの今を鳴らす ひと
    岡田兄弟

     「岡田兄弟」の所属する「岡田音楽事務所」は、伊吹山のふもと、米原市村居田という集落にある。まわりには田んぼが広がり、野山が近く、夏にはホタルが舞う。「音楽事務所」という言葉が不似合いに思える、そののどかな風景のなかで岡田兄弟は生まれ育ち、それぞれ、歌を歌い、演奏活動をし、音楽教室などを開きながら暮らしている。 ... 続きを読む

  • 2016年12月28日

    伊吹山麓の小冊子 『ふもと』 まち・文化

    三田村圭造さん  「伊吹山麓の小冊子ふもと」という小さな雑誌が、今年の春、創刊された。  季刊で発行される「ふもと」は、すでに春、夏、秋と3冊が発行されており、この冬に4冊目が出ると、季節をひとめぐりすることになる。それぞれの号は、絵画・文学に登場する伊吹山に焦点を当てた「伊吹山の引力」(1号)、伊吹山麓地域... 続きを読む

  • 2016年11月17日

    古民家タイ食堂 ラムちゃん お店

    後藤ラムヤイさん  「ラムちゃん」こと後藤ラムヤイさんにはじめて会った時、「微笑みの国・タイ」というあのフレーズが浮かんだ。それぐらいすてきな笑顔で、ラムヤイさんは迎えてくれる。  大工だったご主人のお父さんが建てたという日本家屋で、ラムヤイさんが「古民家タイ食堂 ラムちゃん」を始めたのは昨年七月。店名の「ラ... 続きを読む

  • 2016年6月2日

    ゆっくりマルシェ in まいばら まち・文化

     今月から、伊吹山のふもとのルッチプラザで、「ゆっくりマルシェ」が隔月で始まった。  近頃、手づくりのものなどを販売する定期開催のマルシェがあちこち開かれるようになったが、このマルシェにははっきり示された方向性があり、それが「ゆっくり」である。出店するお店は、暮らしにまつわる衣食住やエネルギーについて、「ていねい... 続きを読む

  • 2016年4月11日

    うわさのシフォンケーキ屋 お店
    シフォンケーキ yon

     一年ほど前に会ったきりになっていた方が、わざわざ電話をくださって、おいしいシフォンケーキ屋があると教えてくれた。なんでも、シフォンケーキだけをこだわって作っていて、知る人ぞ知る店になりつつあるのだという。これは行かねばと、すぐに訪れた。  店の名まえは「シフォンケーキ yon」。店のドアを開けると、磨かれたアメ... 続きを読む

  • 2016年3月4日

    冬の伊吹山を登る まち・文化

     山に登るようになってから、いつしか憧れというか目標のように思っていたことがある。それは、「雪山に登る」ことだ。雪山となるとやはり伊吹山に登りたい。冬の伊吹山は、アルプスの山々には及ばないものの本格的な雪山の要素を備え、天候がよければ初心者でも登れないことはないという。登山者の中には、伊吹山には冬にしか登らないと... 続きを読む

  • 2015年9月28日

    あしもとにある恵み お店
    山のごはん よもぎ

     谷すじは、日が落ちるのが早い。刻々と日が傾いてゆく奥伊吹の山あいの道を、夕暮れに追われるように車で登っていく。刈り取りの始まった棚田、その端に建てられた古びた小屋に目を奪われた。  甲津原の集落に入ると、澄んだ水が流れる水路で、ミョウガをざぶざぶ洗っているひとがいた。鮮やかな紅色が山盛りになっていて、なんだか良... 続きを読む