彦根市の記事一覧

  • 2019年11月19日

    湖東・湖北 ふることふみ 62
    永禄の佐和山城の戦い まち・文化

    六角氏の本陣、荒神山城址(荒神山古墳)  永禄2年(1559)、肥田城水攻め  翌永禄3年、野良田の戦い  2年に及ぶ六角軍の出兵を防いで浅井賢政が勝利を収めたことは近江戦国史における重要事項となった。また足利将軍家にも影響を及ぼしていた六角氏の敗北によって、通説では浅井氏の北近江支配の安定化と六角氏の弱体... 続きを読む

  • 2019年11月1日
    No Image

    ゑびす講のこと まち・文化

     もうすぐ11月である。最近はインターネットの進化とSNSを利用する人々によって、地域だけでなく世界中で何が起こっているのかを知ることが可能になった。  昔は……、と話し始めると本当に年寄りになったような気分になるので嫌になってくるが、昔は……、と言ってもここ30年くらい前のことだ。11月の地方都市の最大のイベントとい... 続きを読む

  • 2019年10月29日

    戦国武将とSDGs まち・文化

     最近「SDGs」という文字列を目にする機会が増えた。「Sustainable Development Goals」の頭文字で「持続可能な開発目標」という日本語訳が与えられている。2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために17のゴール(目標)を掲げ... 続きを読む

  • 2019年10月16日
    No Image

    湖東・湖北 ふることふみ 61
    野良田の戦い(後編) まち・文化

    宇曽川堤から肥田城址を望む  前回は『浅井三代記』の野良田の戦いを紹介した。今回は『江濃記』を見てみたい。  宇曽川を挟んで対峙した六角・浅井両軍だったが、午前10時頃から浅井軍の百々内蔵助が宇曽川を渡って、六角方の蒲生定秀の手勢と衝突。戦いの決着はすぐには着かなかったが、六角軍の田中冶部大夫・楢崎壱岐守が百... 続きを読む

  • 2019年10月8日

    山の湯と中島宗達 まち・文化

    「山の湯」の煙突  気になっていたのは「元御殿医」だった。  彦根市中央町の「山の湯」という銭湯が廃業した。前を通る度に、久し振りに入ってみたいと思うことすら叶わなくなった。  『新修 彦根市史 民俗編』の「生活誌」276頁にY湯として載っている。 「創業は明治十二年(一八七九)。」、「創業者である三谷岩... 続きを読む

  • 2019年9月25日
    No Image

    3つの辞書 まち・文化

     インターネットの進化は有り難いもので、少し前まで調べ物があると「図書館、行ってきます」と半日がかりだった。今や、検索の言葉さえ間違えなければ一瞬にして解決する。図書館までの道草はできなくなったが、便利な時代である。百科事典と広辞苑は、今や応接間を構成する要素でしかない。引き取り手がないのは分かっているので、どう... 続きを読む

  • 2019年9月10日

    湖東・湖北 ふることふみ 50
    野良田の戦い(中編) まち・文化

    宇曽川南岸より撮影。奥の山が荒神山  前回は、宇曽川を挟み北に浅井賢政率いる1万弱、南に六角義賢率いる2万5千(それぞれ兵力は諸説有)が布陣したところまで書いた。この先を伝えるものは軍記ばかりであり一級資料ではないためこの先は物語として読んでいただきたいが、その軍記でも『浅井三代記』と『江濃記』では同じ戦いを... 続きを読む

  • 2019年9月3日

    とんかつ専門店 MIDORIYAに行こう! お店

     僕は肉料理が苦手である。白いところがダメで、上等な霜降りなどは縁がないことを喜んでいる。僕とすき焼きを食べると得した気分になることを約束できる。絶対に肉を食べないかというとそうではない。仲間が「肉を食べに行こう」という空気を読むくらいの余裕はある。そんなときは、赤いところを選択する。人生の半分以上、そんなふうに... 続きを読む

  • 2019年8月29日

    眺遠的? まち・文化
    第3回 彦根城眺遠的大会

    2017年彦根城眺遠的大会(彦根市弓道連盟提供)  2024年の国民スポーツ大会において弓道競技が主会場の彦根市で開催されるため、彦根の魅力を内外に発信する目的で2017年に始まったのが「彦根城眺遠的大会」である。今年は9月1日に開催され、21都府県から293名が参加する大会となる。  弓道に縁のない者... 続きを読む

  • 2019年8月26日
    No Image

    ヘレン・ケラーの松のこと まち・文化

     随分と時間が経ってしまったものでも、忘れていなければ叶うこともある。気の長い話であることは確かだ。  2016年「ヘレン・ケラーが訪れた場所」という記事を書いた。『彦根市立図書館がある場所に滋賀県立盲学校があった。ヘレン・ケラーが訪れ記念植樹をした場所である……。僕は、「働く人のために、よき蔭を與へよ」とヘレン・ケラ... 続きを読む

  • 2019年8月16日

    湖東・湖北 ふることふみ 59
    野良田の戦い(前編) まち・文化

     前回まで肥田城水攻めを紹介し、肥田城主高野瀬秀隆が城に籠って六角義賢の攻撃から城を守りきったと紹介した。  しかし、この一度きりの戦いで六角氏の勢力が損なわれたわけではなく、翌永禄3年(1560)に義賢は再び総力を結集して北上を始めた。水攻め時に雨による堤防決壊での撤退を反省したのか梅雨が終わり、台風が襲ってく... 続きを読む

  • 2019年7月31日

    伊砂砂神社の二宮金次郎 まち・文化

     僕は不思議なものが好きだ。超常現象のような不思議ではない。「何故だろう」という疑問のようなものである。  先日、草津市の伊砂砂(いささ)神社に立ち寄った。「砂砂」の音が心地よい。「砂々」と書かないのも理由があるのだろうと考えていたら、二宮金次郎像が目に入った。いままでに見たことのない、丸いフォルムをしている。僕... 続きを読む

  • 2019年7月17日

    半月舎だより 31 まち・文化

    近所のイベントに三輪自転車で赴き、出店 野外映画上映会「びわ湖の渚映画館」での出店 古本屋台  ワイン屋とけんかをした。  ワイン屋とは古本とワインを半月の晩に楽しむ「半月ワインバー」を一緒に続けてきたが、それも小休止することとした。けんかといっても絶交するようなけんかではなく、言いたいことを言っ... 続きを読む

  • 2019年7月11日

    湖東・湖北 ふることふみ 58
    肥田城水攻め(後編) まち・文化

    江戸期の肥田の堤防  高い堤防に囲まれて、水が容赦なく襲いやがて建物の中にいても床下の水に悩まされるようになり櫓などの高い所に人々が集まって外を見ながら怨嗟の声を上げる……。多くの方は水攻めに対しこのようなイメージを持っているのではないだろうか?  関東で唯一であり日本最後の水攻めとなった忍城水攻めを描いた映... 続きを読む

  • 2019年7月8日
    No Image

    電話BOX まち・文化

     気の遠くなるような昔の話ではない。その呼び方が正しいかどうかわからないけれど、街のあちこちに電話BOXがあった。事態が深刻になるとわかっていながら夜を明かしたことや、友人から小銭を借りた経験は誰にでもあるだろう。  公衆電話やブースをリアルに経験することのない現代の人々は、ハリーポッターやマトリックスを観てどんなふう... 続きを読む

  • 2019年6月27日

    スパイスと食材の無限な組み合わせ お店
    カレー食堂ジャンゴ

    店主の浅尾将大さん  今年3月にオープンした「カレー食堂ジャンゴ」には、4月中頃には行列ができていた。開店早々テレビの取材があり、評判を聞きつけたひとびとが詰め掛けていたのである。店主の浅尾将大さんは、立命館大学時代にはキャプテンとしてチームを日本一に導き、卒業後も企業チームで活躍した元アメフト選手。引退後に... 続きを読む

  • 2019年6月24日

    小さなラジオスタジオ まち・文化

     彦根の「伝統的建造物群保存地区」にある花しょうぶ通り商店街の一画に「逓信舎」という建物がある。昭和9年に洋風に改装した郵便局舎(国指定登録有形文化財 旧川原町郵便局舎)を、中心市街地域活性化を図るために、地元の有志・団体・大学生と連携しながら、シェアオフィスやコミュニティスペースとして利用している。事務机にパソ... 続きを読む