多賀町の記事一覧

  • 2019年11月5日

    「輪」手の仕事・展示と販売 まち・文化
    多賀町佐目

     NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送を前に、多賀町佐目は、明智光秀の出身地だったとする新説で俄に注目を集め、明智光秀公口伝の地「十兵衛屋敷跡」には、桔梗を配した幟が立っている。11月、築130年の古民家で手の仕事の作品展がある。取材に訪ねると、パッチワークで「輪」の文字を形取った暖簾がかかっていた。  西川幸... 続きを読む

  • 2019年8月2日

    「明智光秀」は多賀町出身!? まち・文化

    十兵衛屋敷跡から明智丸をのぞむ  2020年のNHK大河ドラマは『麒麟がくる』。智将・明智光秀が主役で、従来とは異なる新しい解釈で、その謎めいた前半生に光があてられるという。光秀が築いた「坂本城」や一族の墓のある「西教寺」がゆかりの地として有名だが、新たに光秀公の出身地と名乗りを上げたのは犬上郡多賀町佐目... 続きを読む

  • 2019年5月11日

    遙拝と遠望 まち・文化

    荒神山神社遙拝殿(市指定文化財)  2020年1月からのNHK大河ドラマは「麒麟がくる」。明智光秀の物語とあって、多賀町では明智十兵衛光秀多賀出身説で盛り上がっている。 DADAジャーナルでも2014年12月、『光秀伝承を残す城 明智丸』のタイトルで『ふることふみ』の古楽さんの記事を掲載した。大河ドラマは地元... 続きを読む

  • 2019年5月4日

    令和元年一日、多賀へ行く! まち・文化

     「朔日」とは、太陰暦の月の第一日をいう。「さくじつ」或いは「ついたち」と読む。暦が月の満ち欠けによりできていた時代、月の一日は必ず朔(新月)の日から始まるようになっていた。だから朔日は一日なのである。  毎月一日に神社にお参りすることを「お朔日参り」という。無事に1ヵ月を過ごせた感謝と、新しい月の平穏無事を神さ... 続きを読む

  • 2018年8月27日

    多賀座 600年目の邂逅 まち・文化

     8月19日、京都市伏見区の御香宮神社 能舞台で200人を越える観客に見守られ、「近江猿楽多賀座」(以下多賀座)の奉納公演が行われた。  『看聞御記』の応永25年(1418)の記述に、「九月十日法安寺猿楽見物の事。男共令見物。近江猿楽未満寺云々。御香宮猿楽同前」とある。法安寺・御香宮で近江猿楽未満寺座(以下みまじ... 続きを読む

  • 2017年5月12日

    参詣曼荼羅 描かれた先喰台と烏 まち・文化

     近江鉄道多賀大社前駅のウインドーに「多賀参詣曼荼羅(安土桃山時代)」の複製が展示されている。時間を気にすることもなく、間近に見ることができる絶好の機会だ。  先喰台は「せんじきだい」と読む。写真左の円で囲んだ部分である。先喰台の方を見ている烏を「先喰烏」という。神前への御供を先にカラスに食べさせる神事は、一般的... 続きを読む

  • 2016年6月27日

    風が緑になるとき お店
    奥山の癒し処 風緑

     河内の風穴を目指し、緑に染まる谷沿いの道を車で走る。細く窓を開けると、川の音と山の空気が入り、心地よい。一本道をのぼっていくとやがて河内の風穴の駐車場に到着するが、実はわたしの目当ては河内の風穴ではなく、入り口の橋のたもとにある、「奥山の癒し処 風緑」。今年3月末にオープンした、かき氷と多賀そばのお店だ。  店... 続きを読む

  • 2016年2月29日

    お多賀さん de 朝市に月参り まち・文化

     雪が降るのではないかと心配していた1月のある朝、目ざめると金色の朝日が窓から差し込んでいた。眩しいほどの晴天だった。いそいそとわたしは家を出て、近江鉄道に乗り込み、多賀大社へ向かった。目当ては、境内で開かれている「お多賀さん de 朝市」だ。  多賀大社の大きな鳥居を入ってすぐ、背の高い木々に囲まれた小径沿いに... 続きを読む

  • 2015年10月26日

    井伊直弼も訪れた屋敷で寄席を楽しもう! まち・文化
    一圓寄席

    多賀「里の駅」一圓屋敷(犬上郡多賀町一円149)は、安政4年(1857)に建てられた、庄屋の屋敷だ。井伊直弼が領内巡視時に泊まったとされ、当時の式台玄関や茶室が残されている。また、襖や額、屏風に彦根藩の文人の書や絵、手紙も多く残され、なかには龍草廬、日下部鳴鶴の書などもある。建物は平成20年(2008)に所有者の... 続きを読む

  • 2015年9月23日

    霊仙絶景 まち・文化

     9月5日土曜日午前9時、晴天の青空の下、僕は霊仙山最高点1094メートルの頂に立っていた。目の前に広がるカレンフェルトと呼ばれる浸食された石灰岩が点在する広々とした草原は、どこか遠くの本格的な山岳地帯に来ているようで、とても滋賀県内の、それも登山口まで車で30分ほどの近所の山に来ているとは思えないくらいの絶景だっ... 続きを読む

  • 2015年8月25日

    河内元行者窟 まち・文化

    ガマズミの赤い実 河内元行者窟  久し振りに夏の終わりの林道を走った。ゆっくり走るのは時間を忘れ楽しいものである。季節が異なればまた違った風景を魅せてくれるだろう…、また訪れてみたいと思った。  最も印象深かったのは突然視界に入った「赤い実」だった。名前を知らなかった。あまりに意外でキレイだったので... 続きを読む

  • 2015年1月28日

    『カロムロード』18年目の邂逅 1
    ヴォーリズさんのクロックノール まち・文化

    多賀「里の駅」にて  1月10日、僕は多賀町一円にある一圓屋敷にいた。江戸時代の庄屋が安政4年(1857)に建てたもので、平成20年に所有者の一圓六郎氏がNPO法人彦根景観フォーラムに譲渡。現在は同団体と、地元住民らが組織する多賀クラブとが結成した団体「多賀『里の駅』」が地元の町おこしの拠点として活用している... 続きを読む

  • 2014年12月23日

    湖東・湖北 ふることふみ4
    光秀伝承を残す城  明智丸 まち・文化

     近江には、まだまだ知られていない城が数多く存在する。それはこの国が京都の東に位置し、水運の要である琵琶湖を有している立地的な条件と、山に囲まれた地形的な条件が複雑にかみ合っているからだ。このため、大きな城だけではなく小さな城にも何らかの理由があり築城されている。山に囲まれているということは大きな防御ラインがある... 続きを読む

  • 2014年8月27日

    清凉山不動院のこと 後編(下) まち・文化

     多賀町敏満寺にある清凉山不動院(高野山真言宗)は不思議なところである。そして、僕が不動院を好きなのは、住職の佐々木琳慧(りんけい)さんのオリジナリティーだ。仏典、密教の加持祈祷術は勿論だが、暦を熟知し、諸葛孔明以来の奇門遁甲を極め、易、陰陽道、風水、気功、そして神道にも深く通じておられる。祭壇の最上段には「四面... 続きを読む

  • 2014年8月18日

    清凉山不動院のこと 後編(上) まち・文化

     僕はいつものように祈祷をしていただいた。佐々木さんは、大抵、般若心経を唱え、「臨・兵・闘・者・皆・陳・烈・在・前」と、刀印(とういん)を結んで九字を切り、不動明王の真言を唱え、手刀をおさめる。その後、全く想像もつかない独得の方法で気を整えてくれるのだが、この日は法衣をまとい祝詞を奏上し、九字を切るときとは別の言... 続きを読む

  • 2014年7月30日

    清凉山不動院のこと 前編 まち・文化

    神仏習合の不動院  多賀町敏満寺にある清凉山不動院(高野山真言宗)は不思議なところである。  僕は「何かある」と不動院を訪ねることが多い。「何か」というのは、日々平穏無事を祈り、そのバランスが崩れたような時だ。住職の佐々木琳慧(りんけい)さんに、祈祷をしていただき、気を整えていただく(県外の参拝者も多い)。毎... 続きを読む

  • 2014年7月24日

    近江の地獄めぐり まち・文化

     子ども時分、軽業師のそうべえが地獄で大活躍する楽しい絵本「じごくのそうべえ」を愛読していた為か、個人的には、地獄についてのイメージは悪くない。ちょっと行ってみたいな、とどこかで思っていたくらいだ。この春から、近江鉄道多賀大社前駅から多賀大社へと続く門前町で「地獄めぐり」ができると聞き、地獄見たさに、... 続きを読む