まち・文化

  • 2021年7月16日

    オリンピックと魔法の杖

    カエデ 48cm  「オリンピズムは肉体と意志と精神のすべての資質を高め、 バランスよく結合させる生き方の哲学である。 オリンピズムはスポーツを文化、教育と融合させ、生き方の創造を探求するものである。 その生き方は努力する喜び、良い模範であることの教育的価値、社会的な責任、 さらに普遍的で根本的な倫理規範の尊... 続きを読む

  • 2021年7月7日

    湖の小糸漁!

    朝日とともに帰港。湖からみるはじめての朝日だった。 小鮎  「お中元」のことを考えていた。「お歳暮」なら年の暮れ、しかし「中元」がわからない。中国の道教由来の文化らしい。中国の暦では1月15日は上元、7月15日は中元、10月15日を下元という。中元は日本でいう「お盆」。仏教の風習と混ざり、お世話になってい... 続きを読む

  • 2021年7月2日

    湖東・湖北 ふることふみ 82
    『彦根城総構え400年』(三)

    奥山家墓所(ただし六左衛門の墓石はない)  前稿では六左衛門が誕生する頃までの奥山家について記したので、今稿では六左衛門について書いてゆきたい。  「国宝・彦根城築城400年祭」の頃から井伊谷での井伊家を調べていた私は、井伊直親が暗殺された後に鳳来寺山に逃れることとなった虎松(のちの直政)に同行し幼い虎松を守... 続きを読む

  • 2021年6月30日

    御幸橋と無賃橋

    明治24年の御幸橋(画像提供:土木学会附属土木図書館)撮影時期:明治24年(1891)10月撮影  5月、愛荘町立歴史文化博物館の展示が面白いと書いた。6月、博物館から7月の夏季特別展「愛智河架橋略史—無賃橋と御幸橋—」の案内が届いた。愛知川無賃橋190年・御幸橋架替60年記念、愛荘むら芝居「愛智河架橋」連携... 続きを読む

  • 2021年6月17日

    湖東・湖北 ふることふみ 81
    『彦根城総構え400年』(二)

    奥山氏居館跡(浜松市北区引佐町奥山)  大河ドラマには大きな功罪がある。通常では注目されない人物をも描くことで世の中に周知される功。その反面、ドラマに登場しなかったために重要性が失われる誤解を招く罪。近年では『麒麟がくる』が後者であり、『真田丸』は前者だった。  平成29年(2017)の大河ドラマ『おんな城主... 続きを読む

  • 2021年6月11日

    「花結び」の展示が面白い!

     愛荘町の歴史文化博物館の展示が面白い。6月2日からは紐を結んで花や動物など、様々な形を表現する伝統的な飾り結びの技法「花結び」の展示が行われる。  展示資料によると、「花結び」は仏前を飾る荘厳具として発展し、平安時代には教養として学ばれていた。戦国時代には、 「一服盛る」の言葉通り、茶への毒物混入による暗殺の... 続きを読む

  • 2021年6月10日
    No Image

    ハリー・ポッターと妖怪

     僕が『ハリー・ポッター』のファンなのは、魔法好きというだけではない。物語のなかに魔法生物として日本の妖怪が登場するからだ。そして、ハーマイオニーの「伝説には根拠がある」というフレーズは「淡海の妖怪」の神髄だと思うからである。  BBC製作のドキュメンタリー「ハリー・ポッターと魔法の歴史」を観ていたら、人魚のミイラらし... 続きを読む

  • 2021年6月2日

    『多賀の 食べるを つなぐ』  多賀の本

     お正月や法事、地蔵盆などに親戚やご近所さんをお招きする「寄り合い」の事を「よびし」という。「よびし」は多賀町付近の方言である。そして、「よびし」のご馳走レシピを集めたのが、多賀の本『多賀の 食べるを つなぐ』だ。喜多充さんが『唄屋の縁』第170回〜多賀の食文化を伝承、「YOBISHI」活動の足跡が書籍に〜で紹... 続きを読む

  • 2021年5月26日

    伝説には根拠がある

    青龍山頂上から。正面が荒神山。写真右は木々に阻まれ、金亀山(彦根山)が見えない。  5月4日、草花や木々の芽吹きを観察する野草ツアーに参加し、標高333メートルの新緑の青龍山に登った。東京タワーと同じ高さだという。野草ツアーの主催は官民がタッグを組み地域の魅力を発信する「YOBISHI(よびし)プロジェクト」... 続きを読む

  • 2021年5月20日

    湖東・湖北 ふることふみ 70
    『彦根城総構え400年』(一)

    彦根城研究の先駆け『彦根山由来記』(昭和44年再版分)  元和8年(1622)彦根城築城第二期工事が終了する。これにより彦根城は城下町を含めて現在に近い町割りが完成した。  2007年、実際よりも1年ずれる形で『国宝・彦根城築城400祭』が開催されてから15年が経過する来年(2022)こそが本当の意味で彦根... 続きを読む

  • 2021年5月19日

    大蔵省用地の石碑

     僕は大人になってからほとんどテレビを観ない人間になった。毎週同じ時間にテレビの前に座わり連続ものを観るなど到底叶わない。  だが今年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」は、渋沢栄一が主人公である。観なくてはならないと思った。全て観ようと僕が決心したというのは青天の霹靂のようなものである。  今年に限って観る気にな... 続きを読む

  • 2021年4月30日

    Fox Hole(狐の穴)

    城山稲荷神社のFox Hole(松江市殿町449-2)小泉八雲もこのFox Holeを見たに違いない。  「狐の穴」について書いたのは2017年だったと思う。稲荷の社の裏に狐が出入りできる穴があいているのだ。  小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)はおおよそ100年前にこのことに気づいた。『新編 日本の面影Ⅱ』(... 続きを読む

  • 2021年4月26日
    No Image

    暮らしの中に生きていた「おまじない」

      新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。もやもやとしたものが気持ちのなかにある。これが不安というものだろう。もやもやの密度が濃くなり我慢していると、圧縮されてギャーっと爆発して吐き出すことになる。  お守りやまじないは不安を和らげる速攻性のアイテムである。僕は未だにお守りを首からさげているし、いくつかの真言も覚え... 続きを読む

  • 2021年4月16日

    湖東・湖北 ふることふみ 79
    『渋沢栄一の義姪になった彦根人』

    韮塚直次郎と美寧の墓(深谷市明戸 阿弥陀寺 韮塚家墓所)  渋沢栄一の義兄である尾高惇忠の意に沿って富岡製糸場の女工たちを教育した人物が遠城繁子であることを前稿で紹介したが、もう少し深く掘り下げて考えると、惇忠が女工募集を行って3年後に突然やって来た繁子の行動も、繁子や夫・謙道について惇忠が知っていることも... 続きを読む

  • 2021年4月8日

    伊吹山文化資料館へGO!

     企画展〝「水になった村」写真家・大西暢夫と徳山村のジジババたち〟が開催中だ。『ホハレ峠』の著者の写真展である。会期中の4月11日には大西さんの監督作品「水になった村」の上映会、同18日には講演会も予定されている。  1970年の国勢調査によると、旧徳山村の人口は1583人。ダムの建設に伴い、水没する集落の村民... 続きを読む

  • 2021年4月5日

    長浜の鍾馗さん

     「鍾馗」は、中国唐代に実在した人物である。科挙に落第し、傷心癒えず自殺したが、玄宗皇帝(在位712〜756年)が憐れんで科挙合格者とし丁重に葬った。そして、皇帝が瘧(おこり)にかかった時、夢に現れ、「虚耗(きょぼう)」と名乗る悪鬼を撃退した。鍾馗は、丁重に葬ってくれた礼だといった。玄宗の病は治癒し、以来、この... 続きを読む

  • 2021年4月2日

    井伊神社の枝垂れ桜

     飲食を伴う花見はほとんどしたことがないが、一度だけ、ずいぶん昔に井伊神社の枝垂れ桜の下で花見をした。満開の桜がポツンとあるようで「こんな場所があったのか」と驚きながら、立派な桜を私たちだけでだけで独り占めし、花の下でよく笑い、よく食べた。  井伊神社は佐和山のふもと、清凉寺、龍潭寺と並んである。さらに進めば大... 続きを読む