お店

  • 2013年12月2日

    畑からはじまるフレンチ食堂
    オーガニック食堂 pot-au-feu

     「自分の畑で自然栽培した野菜を、少しずつでもメニューに入れていきたいですね」と、おだやかに話すのは、今年7月にオープンしたオーガニック食堂「pot-au-feu(ポトフ)」のオーナーシェフ中川仁さん。“オーガニック”と聞くと、嬉しい反面、ほんの少し身構えてしまうけれど、このお店の雰囲気には訪れた人の気持ちをほっ... 続きを読む

  • 2013年11月8日

    新しい楽しさに出会える場に
    goodbouldering

    ボルダリング  南彦根駅から東へ徒歩3分のところに今年8月、ボルダリングやスラックラインを楽しめるジムが誕生した。ここには小学生から70代という幅広い世代、そして身体にリスクを抱える人も通い、また、カフェスペースやアンティーク家具ショップも併設しているという、勝手に想像していたジムのイメージとはひと味違った空... 続きを読む

  • 2013年10月23日

    「マイミータン」な暮らしかた
    cafe&めし&酒場 マイミータン

    石橋信之さんと貴恵さん夫妻  「マイミータン」とはタイ語で「お金がない」という意味だそうだ。東近江市政所町に今年春に誕生したcafe&めし&酒場「マイミータン」のチラシには「自然あります。囲炉裏あります。地酒あります。音あります。天然酵母パンあります。ランチあります。天然いわなあります。こんにゃくあります。お... 続きを読む

  • 2013年10月18日

    コーヒースタンドという文化

     JR彦根駅西口に「MICRO-LADY COFFEE STAND」(マイクロレディコーヒースタンド)というコーヒースタンドがオープンした。喫茶店でもカフェでもない「コーヒースタンド」というスタイルのコーヒー店が東京を中心に増えているのだ。  今、アメリカのコーヒー文化は「サードウェーブ(第三の波)」を迎えている... 続きを読む

  • 2013年9月27日

    ゲストハウスと町の関係
    ゲストハウス無我

    村田 一さん・典子さん夫妻  去年くらいから、彦根にゲストハウスができると聞いて、とても楽しみにしていた。古民家を改装したゲストハウスで、以前紹介した小江戸ひこね町屋情報バンクの成約第1号の物件だという。  「ゲストハウス」という言葉には複数の意味があるけれど、ここでいうゲストハウスは、旅人向けの簡易宿所を指... 続きを読む

  • 2013年9月11日

    ぜいたくな時間を味わう
    めん処 もみじ

    高橋紀子さんと小椋羊子さん  思わずごろんと昼寝がしたくなるようなラーメン店である。東近江市奥永源寺地域の杠葉尾(ゆずりお)という集落に昨年11月「めん処 もみじ」が誕生した。  杠葉尾は永源寺ダムのさらに奥、三重へとつながる石榑トンネルのすぐ手前に位置している。三重との玄関口であり、夏場はキャンプ場としても... 続きを読む

  • 2013年8月5日

    味も量も十二分に堪能できるつけ麺専門店
    十二分屋

     滋賀県内で初めてとなる「鳥居式」のラーメン店「十二分屋」が今年1月、彦根にオープンした。「鳥居式」とは、東京の製麺会社 大成食品株式会社が主宰する「鳥居式らーめん塾」のことで、ラーメンの基礎知識はもちろん、開業までのプランの立て方から経営ノウハウまでラーメン業界のあらゆることを学ぶことができるという。その卒業生... 続きを読む

  • 2013年7月24日

    農家の娘が届ける大地と湖の恵
    filles de la ferme

     長浜駅から北國街道を南へ歩いておよそ10分。閑静な街並みの中に、古い町屋を改装したフレンチレストラン「filles de la ferme(フィーユ・ドゥ・ラ・フェルム)」がある。店内は元の建物の良さを残しつつ、木目の美しい木材で改装されており、随所に季節の花が生けられている。窓の向こうには懐かしい香りのする庭... 続きを読む

  • 2013年7月19日

    お客さんと一緒に想いを馳せる味

     国道8号線、木之本インターから賤ヶ岳トンネルへ向かう途中の左手の田んぼの一角に、ひときわ目を引く紺色の建物がある。一見すると何かの倉庫か事務所のように見えるが、屋根の上には「ラーメン想味亭」という看板が掲げられている。そう、ここはれっきとしたラーメン店なのである。  店長の 続きを読む

  • 2013年7月5日

    渾身の煮干ソバ
    煮干中華ソバ 麺屋ぶらいじ

     「麺屋ぶらいじ」は、長浜駅前通りから長浜楽市のほうに少し入ったところにあるラーメン店だ。  昨年の5月にオープンした。近くを通る度に気になっていて、もう随分と経つように思っていたけれど1年と聞いて意外だった。そのくらいとにかく気になっていたお店なのだ。  店主の森田豊和さんは、もともと大工だったと聞いてさらに驚... 続きを読む

  • 2013年6月17日

    3つの異なる店舗が集う「&Anne」
    &Anne

     今年3月1日、彦根中央商店街に真っ白な店が誕生した。外から覗きこむとケーキや焼き菓子を売っている様子と、その時ごとに変わる催事コーナーがあることがわかる。そして奥に並ぶのはたくさんの本。そう、この空間は洋菓子店、書店、そして展示室という3つの顔を持つ複合店舗「&Anne(アンドアン)」。「彦根銘菓三十五... 続きを読む

  • 2013年6月3日

    連日完売! 行列のできるパティスリー
    パティスリー フラスコ

    オーナーパティシエの勝間建次さん  2012年11月1日、彦根市安食町国道8号線沿いにオープンした洋菓子店がある。店の名は「パティスリー フラスコ」。豊郷町出身のオーナーパティシエ勝間建次さんが地元に開いたこの店は、オープンから半年も経たないうちに人気店となった。今では「昼を過ぎるとケーキが売り切れる」と噂さ... 続きを読む

  • 2013年5月31日

    「こまめ」な天然酵母パン
    Komame

     Komameさんの焼く「グレイン・セザム」が好きだ。ライ麦酵母の生地にもちあわやもちきびなど7種の雑穀とクルミ、レーズンが練り込まれていて、表面にはゴマがたっぷりまぶされている。ゆっくり噛むといろんな味がして、1切れで身も心も満たされるのだ。  伊吹山が一望できる場所に、天然酵母のパン工房Komameさんがオー... 続きを読む

  • 2013年5月22日

    大一大万大吉の中華
    万両力石 能登川本店

    「大一大万大吉」の看板  能登川駅の近く、県道2号線沿いに「大一大万大吉」の看板を掲げたラーメン店がある。「大一大万大吉」は「一人が万民のために、万民は一人のために尽くせば、天下の人々は幸福になれる」という意味で、石田三成の旗印としても有名だ。店の前を通る度に気になっていたのだけれど、今回お話を聞く機会をいた... 続きを読む

  • 2013年5月17日

    食が支える暮らしの安心
    ファームキッチン 野菜花

     東近江市小倉町、旧愛東町だったこの地域に、地元の美味しい野菜やこだわりの食材、そしてここならではの伝統料理を味わうことができる場所が先月オープンした。その名も「ファームキッチン 野菜花(のなか)」。広い店内には湖東地域産の木材(kikito材)を使ったテーブルやカウンターがあり、大きな窓から愛知川沿いに広がる緑... 続きを読む

  • 2013年5月15日

    自転車を「道具」から「愛車」へ
    侍サイクル

     4月12日、NPO法人五環生活などが入った「.5bldg(ドットファイブビルディング)」の1階に間借りする形で、自転車店「侍サイクル」が営業をはじめた。びわ湖一周する人をターゲットにしたレンタサイクル「びわこ一周レンタサイクル」を運営するなど、自転車に乗る楽しみを普及させようと活動してきたNPO法人五環生活とタ... 続きを読む

  • 2013年5月6日

    琵琶湖のほとりの小さな居場所
    kanaria

    外海孝子さん  数年前はじめてお会いしたとき、琵琶湖を眺めながら「いつか『かもめ食堂』のような店をしたいと思っている」と話しておられたのを覚えている。「かもめ食堂」とは2006年公開の映画『かもめ食堂』で描かれている、フィンランドの小さな食堂のこと。映画では、その食堂をとりまく人々の姿と美味しそうな料理が丁寧... 続きを読む