ひと

  • 2011年3月7日

    春はもうすぐ……、その理由!
    気象予報士 石居大さん

    気象予報士の石居大さん  子どもの頃から空を眺めるのが好きだったという。雲の動き、天気の移り変わりに興味をもつようになり、天気に関わる仕事がしたいと思うようになった。長浜にお住まいの石居大(まさる)さん(41)。長年の夢を、気象予報士になることで叶えた人だ。  気象予報士と聞くと、ニュースで天気予報を伝える人... 続きを読む

  • 2011年1月2日

    包丁研ぎます
    小菅一宏さん

    小菅一宏さん  「包丁研ギマス ¥500〜」。  彦根・花しょうぶ通り商店街、「村川商店」の店先で見つけたのぼりだ。村川商店はタバコや有機栽培食品を扱っている。尋ねてみると、「包丁を研いでくれる方への取り次ぎをしている」のだという。どんな人がどんな風に研ぐのだろう……取り次いでもらい、小菅一宏さん(72)にお... 続きを読む

  • 2010年12月20日

    おかもちと特許「防雨ルーバー」
    吉井知幸さん

    吉井知幸さん  自らの発明で特許をとった人がいる。吉井知幸さん(64)。先日取材した「茂美志屋支店」でお会いした。お店の出前を担当されている。おかもちを積んだバイクが吉井さんのトレードマークだ。  発明といえばエジソンにドクター中松、特許といえば早口言葉くらいしか思いつかない私にとって、未知の世界に住む人だった... 続きを読む

  • 2010年9月3日

    英語で空手をマスターする!
    「ブラックベルト・イングリッシュ」ロバート・ノットさん

    空手の指導をするロバートさん  彦根の旭森小学校近くに空手道場がある。「ブラックベルト・イングリッシュ」はアメリカ人のロバート・ノットさんと智恵さん夫妻が去年から開校している。日本語に訳すと「黒帯英語」道場となるのだろうか。ロバートさんは幼い頃からアジア文化に興味をもち、空手を学んできた。今は空手道七段(教士... 続きを読む

  • 2010年8月11日

    農業をデザインする
    Ryu-s米原 立澤竜也さん

    Ryu-s 米原の立澤竜也さん  始まりは茄子だった。友人が「うちの店でとれた野菜」といって分けてくれたのだ。「うちの店」というのは、友人が勤める服屋さんだ。服屋さんと、野菜……???  服屋さん「Ryu-s」は、岡山県のデニムブランド「KAPITAL」をメインに、オリジナルデザインのウェアが揃う店である。R... 続きを読む

  • 2010年5月31日

    グラスの中の湖岸の風景をいつか見たいと思った
    冨居邦子さん

    グラスに砂の粒を注ぐ冨居さん  ハーブや果樹、緑に囲まれた庭のなかに冨居邦子さんの工房はある。さまざまなガラス容器が並んでいる。「グラスサンドアート」と呼ばれる冨居さんの作品である。グラスサンドアートは、サンドと呼ばれる砂状の粒で描いた模様や風景をガラス容器のなかで表現するアートだ。サンドにサボテンや観葉植... 続きを読む

  • 2010年5月25日

    理容ナカジマ、待合ソファにて
    中嶋守治さん

    理容ナカジマのソファにて  古代、琵琶湖のほぼ最北に北陸と都を結ぶ湖上交通の重要な拠点、塩津港があった……。『源氏物語』作者の紫式部が長徳2年(996)9月、父藤原為時とともに越前へ下向した際、大津から塩津までを舟で渡り、塩津街道を通ったことも知られている。  西浅井町塩津浜に住む中嶋守治さんは、「塩津浜歴史... 続きを読む

  • 2010年4月27日

    ガラス工芸と歩むセカンドライフ
    ガラス工房 宙 坪井柾さん

    ガラス工房 宙  セカンドライフという言葉がある。勤めを退職した後の新たな人生を意味しているようだ。好きが高じて、セカンドライフをガラス工芸と共に歩み始めた坪井柾さんにお会いした。定年退職した昨年、「ガラス工房 宙」を設立し、吹きガラスの教室を開いている。吹きガラスの体験もコップ1個から可能だ。  坪井さんと... 続きを読む

  • 2010年3月31日

    雨の中で手を振ってくれた
    小島誠司さん

    NPO法人 小江戸彦根が運営する屋形船「〜ゆらっと遊覧〜彦根城お堀めぐり」  花の生長を促す「催花雨(さいかう)」、そう思えば幾分納得もできる。冷たい雨が降っていた。今年の春は雨が多い……。  彦根城の内堀をめぐる屋形船がある。雨が降るのもかまわず、手を振る船頭さんがいる。屋形船を運営するNPO法人小江戸彦根の... 続きを読む

  • 2010年3月22日

    滋賀を愛するアメリカ生まれのシンガーソングライター
    ミュージシャン 友剛

    デイモンさんが「日本のお父さん、お母さん」と慕う田中さん夫妻と一緒に。  滋賀をこよなく愛するアメリカ生まれアメリカ育ちの青年に会った。友剛(ともたけ)の名で活動を続けているミュージシャンである。本名は、デイモン・シェラー(Damon Shearer)。デイモンという名はギリシア語で「忠実な友達」という意味を... 続きを読む

  • 2010年3月15日

    描くことの始まりは案外身近なところにあるのかもしれない
    松居清恵さん 直子さん

    松居清恵さん 直子さん夫妻  まちなかを歩いていると、スケッチブック片手に風景を描く人に出会うことがある。彦根にお住まいの松居清恵(きよしげ)さんも、まちの風景をスケッチするひとりだ。3月14日から、日本画を学ぶ妻の直子さんと初めて夫婦二人展を開くことになっている。開催に先駆けて、清恵さんのスケッチブックを覗... 続きを読む

  • 2010年3月1日

    目指せ!日々運通し! ふんどしのすすめ
    馬場昭さん

    馬場昭さんとふんどし  稲枝にお住まいの馬場昭さんという人にお会いした。すらりとしていていまどきの好青年という感じである。ただ、ふつうの若者と少し違う。ふだん身に着けている下着がふんどしなのである。さらに稲枝発のふんどしの製作・販売を行っていたりする。  なぜ、今、ふんどしなのか? これには馬場さんと湖東の伝... 続きを読む

  • 2010年1月26日

    始まりは母の本棚から……
    佐和山城郭研究会代表 田附清子さん

    田附清子さん。DADA編集室にて。携帯電話には石田三成の旗印「大一大万大吉」のシールが貼ってある。  石田三成に恋をした女性に会った。恋したというより愛したと言った方が正しいかもしれない。そして、その恋も愛も現在進行形である。毎年元旦の朝、田附清子(たづけすがこ)さんは家族と共に佐和山に登る。佐和山城郭研究会代... 続きを読む

  • 2009年12月15日

    虎の威を借りずキツイねー
    「楽しく生きるヒント 創作ことわざ集 」大林和夫さん

    『楽しく生きるヒント 創作ことわざ集』  編集部に一冊の本が届いた。 『楽しく生きるヒント 創作ことわざ集』(文芸社)というタイトルだった。古来より伝わる故事・諺(ことわざ)が現代社会に合わなくなっているのと、使われることが少なくなっているため、出来る限りオリジナルに近く、解釈を現代風に置き換えアレンジしたも... 続きを読む

  • 2009年11月26日

    体と心を整える —健康体操—
    野本由香さん

    健康体操の教室の様子  体をエビのように反らす。腕を勢いをつけてぐるっと回す。お相撲さんのしこのように股関節を広げる……。「健康体操」といわれる運動の一部だ。ラジオ体操ともストレッチともヨガとも違う。どの動きもダイナミックに感じられる。  「ぬか漬けのぬかをかきまぜるように、体に新鮮な空気を送りこんで血をきれ... 続きを読む

  • 2009年11月14日

    ハンダ付けに光を!
    ノセ精機 野瀬昌治さん

    ウェブを通じて全国から注文が入ってくる。  その人からいただいた名刺は一風変わっていた。「はんだつけに光を!」と手書きされたその文字からは何か熱いものが伝わってくる。自らを「はんだつけ職人」と名乗る野瀬昌治さんの名刺である。  東近江市で「ノセ精機」を営む野瀬さんは、ハンダ付けのノウハウをHPやDVD、書籍な... 続きを読む

  • 2009年10月11日

    佐和山城天守の行方
    城郭研究家 長谷川博美さん

    「澤山城図」滋賀県犬上郡多賀町多賀大社蔵「多賀大社社頭絵図」(写真提供 長浜市長浜城歴史博物館) 佐和山城遺跡出土 焼印木片(写真・説明 長谷川博美) 彦根城天守木材に墨書された「チキリ」符牒と同種と思われる「チキリ」紋様の焼印のある木片が、佐和山城遺跡の土中より発掘されて、発掘現場事務所のトレーの中に... 続きを読む