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編集部の記事一覧

  • 2015年2月24日
    No Image

    缶蹴り まち・文化

     「缶蹴り」という遊びがある。若い人は知らないだろうが、この遊びは実に素晴らしいと思い始めている。  公式ルールは存在しないが、簡単に説明すると、必要なモノは空き缶だけ。半径5メートルほどの円を描き、その中心に缶を置く。鬼を一人決め、鬼以外の誰かが缶を蹴ってスタート。鬼が缶をもとの位置にもどす間にその他の人は隠れる。鬼... 続きを読む

  • 2015年1月28日

    『カロムロード』18年目の邂逅 1
    ヴォーリズさんのクロックノール まち・文化

    多賀「里の駅」にて  1月10日、僕は多賀町一円にある一圓屋敷にいた。江戸時代の庄屋が安政4年(1857)に建てたもので、平成20年に所有者の一圓六郎氏がNPO法人彦根景観フォーラムに譲渡。現在は同団体と、地元住民らが組織する多賀クラブとが結成した団体「多賀『里の駅』」が地元の町おこしの拠点として活用している... 続きを読む

  • 2015年1月26日

    戦国無双の刀剣展 まち・文化

     彦根の夢京橋あかり館で「戦国無双の刀剣展」が行われている。戦国アクションゲームの最高峰といわれる「戦国無双」(株式会社 コーエーテクモゲームス)に登場する武将キャラクターが使う武器を、現代の刀匠たちが受け継いだ伝統の技で現実の世界に再現した9作品を展示している。石田三成(鉄扇)・大谷吉継(采配)・真田幸村 (十... 続きを読む

  • 2015年1月5日

    世界を旅する料理人が開いたデリカテッセン お店
    eight hills delicatessen

     彦根市八坂町、滋賀県立大学前の「にしむらcafe」は、県立大学生に人気の憩いの場だった。「だった」と過去形なのは、そのにしむらcafeが今年4月に「eight hills delicatessen(エイトヒルズ デリカテッセン)」としてリニューアルしたからだ。デリカテッセンは、ヨーロッパやアメリカでは一般的な量... 続きを読む

  • 2014年12月5日

    路上観察、はじめます まち・文化

    彦根市・銀座町交差点附近(2009年)  街のなかにひっそりと存在している、佇まい好ましい「無用の長物」。それはあたかも現代アートのようだけれど、アーティストとしての作者がいるわけではなく、なかば偶然的に存在しているもの。それらを芸術を超えた芸術「超芸術トマソン」として見出し、とにかくよく観察し、名まえをつけ... 続きを読む

  • 2014年11月10日

    銀ぶらアート まち・文化

     「銀ぶら」はもともと東京の銀座の街をぶらぶら歩くことをいった。転じて彦根銀座をぶらぶらしながらアートを身近に感じ体験しながら、商店街をぶらぶらと散策する、そんなイベントが「銀ぶらアート」だ。  商店街は商いの場から、新しい機能を持つ街へと変わろうとしてる。「銀ぶらアート」という試みも、ひとつの新しい方向だ... 続きを読む

  • 2014年11月5日

    「旭の森」の由来 まち・文化

     彦根に「旭の森」という美しい町名がある。城下町に由来する町名でも、幾度となく行われた町名変更によって名付けられたものでもない。僕は彦根の近代化遺産を調べていた時「旭の森」の由来を知った。  始まりは、彦根東高等学校の作法室からだ。少し長い話になる。  大正6年(1917)、湖東平野で秋季陸軍特別大演習が行われた... 続きを読む

  • 2014年10月13日

    ドラマがあった まち・文化
    読売旗小学生野球

     10月4日・5日、台風の気配を感じながら全試合が終わるまでは雨が降ることのないように祈りながら、浅井町野球場で少年野球を観戦していた。少年たちのユニフォーム姿に、グランドのニオイがよみがえる。ユニフォーム姿がしっくり馴染んでいる奴が巧く、そして強い気持ちを持つプレーヤーだ。僕はずっとそう思っている。... 続きを読む

  • 2014年9月24日

    戦国の風雲児 織田信長。近江の地をいかに駆け抜けたか! まち・文化

     信長が天下統一を目指す道のりの中で、岐阜へも半日、京都へも半日で行けるという好立地であることから安土に城を築いたといわれている。その信長が近江で最初に拠点を置いたのが佐和山城、さらに佐和山・安土の中継点として、機能したのが山崎山城である。現在の彦根市の北から南に縦断して信長は天下統一への道を駆け上がっていった... 続きを読む

  • 2014年9月22日

    昭和天皇がお遊びになった「クロック」 まち・文化

    大正6年のパンフレット(部分)橋爪伸也氏蔵  昭和天皇の生涯を記録した「昭和天皇実録」が公開された。その中で幼少期の遊びとして「クロックノール」という記述がある。ネットの中でどんな遊びだったのか、話題になっている。「クロック」はカロムと同じく明治末期に日本に入ってきたボードゲームだ。「闘球盤」という名前で普及... 続きを読む

  • 2014年8月4日

    こずえアート まち・文化
    「暮らしの山」をもっと身近に

     三連休の初日、木之本町藤ヶ崎で行われた「こずえアートってなに?」というワークショップに家族で参加してきた。小枝を使った鉛筆づくりや、山の木で画用木炭をつくって絵を描いたりといった体験ができるワークショップだ。  この催しは、藤ヶ崎の雑木林をフィールドに、整備や資源利用、森林空間利用の推進などの活動をしている伊香... 続きを読む

  • 2014年7月18日

    湖の辺の道を駆け抜ける! まち・文化
    山本山〜賤ヶ岳トレイルランニング

    賎ケ岳山頂から走ってきた山本山からの稜線を望む。  「トレイルランニング」という言葉がある。トレイルとは登山道など舗装されていない自然歩道のことだ。このトレイルを走るのがトレイルランニング。欧米では昔から盛んで、日本でも以前は「山岳マラソン」、「ランニング登山」などと呼ばれていたが、ここ10年ほどのマラソンブ... 続きを読む

  • 2014年6月27日

    夜の余呉湖畔を歩く まち・文化
    余呉湖をめぐるナイトハイキング

     このところ、意識的に運動をするように心がけている。若い頃はスポーツをしていたけれど、ここ10年運動らしい運動をほとんどしてこなかった。30も半ばを過ぎて、いろんなところに影響が出てくるのをじわじわと実感していたので、先月から少しずつウォーキングやランニングをはじめたのだ。  そんな中、「余呉湖をめぐるナイトハイ... 続きを読む

  • 2014年6月16日

    彦根で食べるダルバート! お店
    インド アジア ダイニング

    インド アジア ダイニングのダルバート  ここ数年で湖東・湖北にもインド・ネパール料理のお店が増えてきて、ナンやカレーといったインド料理もずいぶん身近になった。しかし、「ダルバート」が食べられるお店というのはなかなかない。彦根市立病院の向かいのビルの1階にオープンした「インド アジア ダイニング」は、このダルバ... 続きを読む

  • 2014年6月11日

    ラクウショウ まち・文化

     彦根・荒神山の麓、琵琶湖側に大きな沼がある。曽根沼という。彦根に住んでいながら訪れることのない場所だった。5月も押し詰まった午後、大切な理由があって沼の周囲を歩くことになった。そこで、石筍のような奇妙な瘤に遭った。近寄りがたい神聖なもののように思えた。  調べてみると、ヌマスギ(沼杉)という名を持つ樹木だと判っ... 続きを読む

  • 2014年5月28日

    コレクションのその先に お店
    INSTINCTOY

    INSTINCTOYの店内  ものを集めるのが好きだ。僕の場合は、カメラとレンズ。でも、コレクターという領域には達していない。まあ、金銭的な理由というのが大いにあったりするのだが。  先日、「長浜に素敵なフィギュアショップがある」と読者の方から情報をいただいた。オーナーは大のおもちゃコレクターだという。お店の... 続きを読む

  • 2014年5月12日

    百年の時を超えて まち・文化
    北国街道 安藤家「ふすまのすがた」展

    野田拓真さん、藍子さん夫妻と娘の一紺ちゃん  長浜の北国街道 安藤家で、北大路魯山人が手がけた書院「小蘭亭」の特別公開にあわせて、野田版画工房の「ふすまのすがた」展が5月17日まで開催されている。  北国街道 安藤家は、秀吉の命を受けて長浜の城下町を整備した「長浜町十人衆」のうちさらに有力だった「長浜三年寄」... 続きを読む