銀ぶらアート

　「銀ぶら」はもともと東京の銀座の街をぶらぶら歩くことをいった。転じて彦根銀座をぶらぶらしながらアートを身近に感じ体験しながら、商店街をぶらぶらと散策する、そんなイベントが「銀ぶらアート」だ。
　商店街は商いの場から、新しい機能を持つ街へと変わろうとしてる。「銀ぶらアート」という試みも、ひとつの新しい方向だろう。銀座芝居小屋ビルの2階・3階をメイン会場に、彦根の中心市街地、商店街の空きスペースや既存のショップを利用しながら、展示の他に、ワークショップやライブ、カフェ、ものづくり市などが開催期間中に行われる。第1回「銀ぶらアート」は2012年、2回目の開催となる『2014ひこね銀座ぶらっとアート』は2014年11月16日（日）～24日（月）。テーマは「銀ぶら茶会」。お茶をのむように、気楽にゆっくりと現代アートを身近に味わうことができ、アートの視点から、今まで見過ごしていた商店街の魅力の再発見を試みる9日間となる予定だ。
　事務局の上田三佳さんは、「もともと、銀座商店街をぶらぶらするのは、私の趣味でした。大型量販店にはない魅力がたくさんあり、昭和のかおりただよう商店街が好きになりました。そんな中、一人の作家として商店街の中にある独特の空間に、作品を仲間と展示できたらおもしろいだろうなと思ったのがきっかけです。アートをキーワードに、子どもからお年をめした方まで、又、近隣地域の方々から商店街にあまり馴染みのない方々にも来ていただきたいです」と話している。

【編集部】