" />

まち・文化

  • 2014年1月7日

    新しいホッケーのカタチを滋賀から発信
    聖泉大学女子ホッケーチーム

    聖泉大学女子ホッケーチーム  滋賀でホッケーといえば伊吹のイメージが強いが、今年、聖泉大学女子ホッケーチームが創部わずか6年目にして全日本学生ホッケー選手権大会でベスト4に食い込み、新たな盛り上がりをみせている。長年、大学女子ホッケーの4強は天理大、東海学院大、山梨学院大、立命館大で不動のものとなっている中、... 続きを読む

  • 2013年12月31日

    初詣・仙人を探せ! 2

     社寺には様々な彫刻がある。霊獣は美しく迫力があり、みとれてしまうことも多い。時々、仙人だろうなと思う彫刻に出会っても、名前やどんなシーンなのかも判らない。多分、少し前までは大抵の人々が知っていて、親から子へ語り継がれていたのだろうが、全く途切れしまった。  今年、近江八幡の日牟禮八幡宮の山門に仙人が何人も彫られている... 続きを読む

  • 2013年12月18日

    初詣・仙人を探せ!

     社寺には様々な彫刻がある。霊獣は美しく迫力があり、みとれてしまうことも多い。また植物の彫刻も巧みで、何故、その植物が存在するのか、そして仙人の名前や物語をも知りたいと思う。  多分その彫刻が施された時代には、植物が何か、仙人の名前やどんなシーンなのかも大抵の人々が知っていたのだろう。或いは、氏神様の社のことだから、親... 続きを読む

  • 2013年12月16日

    百と桃

     毎年、初詣で賑わう多賀大社は、昔は多賀社という名だった。明治維新後、国家神道が確立化されるなかで、多賀社は、明治4年(1871)に県社兼郷社、明治18年(1885)に官幣中社となり、大正3年(1914)に官幣大社に昇格する。昇格奉告祭や奉祝祭が行われたことが記録されている。国家管理のもとで天皇の祖神とされる天照... 続きを読む

  • 2013年12月12日

    天狗残滓 最終回

     かつて、鬼と河童と共に日本三大妖怪と讃えられ、一世を風靡した天狗は、今、何処にいるのか。12月14日・15日に行われる彦根ゴーストツアーが契機となり、その残滓を探す「天狗残滓」の4回目はとりあえず最終回。今回は伝説や昔話に天狗の痕跡を探してみることにした。  長浜市木之本町田部の観音堂に「天狗杉」と呼ばれる木が... 続きを読む

  • 2013年12月9日

    二人の「作家」墨彩画とアクセサリーの新作展

    髙橋良さんと奥さんの夏美さん  「作家」と呼ばれる人たちに、漫然とした憧れをずっと抱いている。小説家という意味ではなく、ものを創り出す専門家・芸術家という意味での作家だ。それはきっと、何者かになりたかった20代前半の淡い思い出を引きずっているからなのだけれど、それはさておき、素敵な作家夫婦に出会った。水墨画家... 続きを読む

  • 2013年11月29日

    波うさぎを求めて——石馬寺

     僕は、波間を跳ぶうさぎのキュートな文様に魅せられコレクションしている。この文様の別名は「竹生島文様」という。「波うさぎ」「波にうさぎ」「波のりうさぎ」などの呼び方もある。  謡曲『竹生島』に次のような一節がある。「緑樹影沈んで 魚木に登る気色あり 月海上に浮かんでは 兎も波を奔(はし)るか 面白の島... 続きを読む

  • 2013年11月27日

    天狗残滓 3

     かつて、鬼と河童と共に日本三大妖怪と讃えられ、一世を風靡した天狗は、今、何処にいるのか。12月14日・15日に行われる彦根ゴーストツアーが契機となり、その残滓を探す3回目である。  まず、天狗は昔話のなかにいる。たとえば『山東昔ばなし』(山東町史談会編)には「天狗に旅行させてもらった話」(市場)「天狗岩とイボコ... 続きを読む

  • 2013年11月25日

    フィンランドの伝統装飾「ヒンメリ」のワークショップ

     麦わらに糸を通して繋いだフィンランドの伝統装飾「ヒンメリ」。最近日本でもにわかに注目を集めている。ヒンメリは、スウェーデン語で「天」を意味する言葉が語源とされ、家族の幸せを願うものとして食卓の天井に吊るされたり、結婚式の飾りとして用いられたりするそうだ。  そんなヒンメリのワークショップが彦根で開催される。講師... 続きを読む

  • 2013年11月25日
    No Image

    DADAラジオ

     手前味噌だが、インターネットラジオのキャスターをやっている。と書いて「手前味噌」って何だ?と思った。手前とは一人称の「自分」のことである。「味噌」は味噌汁の味噌で、昔は味噌は自家製で、自分が造った味噌を互いに自慢し合ったことからできた言葉らしい。どちらかというと自家製味噌なんですが、どうでしょうかという意味に使おうと... 続きを読む

  • 2013年11月20日

    天狗残滓 2

     12月14日・15日と一泊二日で、「天狗現る!」というツアーが予定されている。淡海妖怪学波としては、今も少なからず残る湖東・湖北の天狗がいた痕跡を探してみたいと思い立った。  2005年、編集部に妖怪の話が伝わっていると、長浜市にお住まいのT・Hさんから連絡があった。旧びわ町大浜の日吉神社正面に古い杉の大木があ... 続きを読む

  • 2013年11月18日

    餌指町の「大蔵省」・余呉町菅並の「北海道」

    餌指町の大蔵省用地石碑  僕はずっと場所にある記憶やモノに宿っているはずの記憶、多分、そういうのが好きなのだと思う。勝手に考え盛り上がり、適当なところで遡るのを諦めて喜んでいる。そういう作業が気に入っている。  彦根には城下町特有の地名が残っていて、今でも、地の人は誇りを込めて旧い町名で話をする。例えば、連着... 続きを読む

  • 2013年11月14日

    博物館でアートを!
    探検の殿堂の新しい試み

     東近江市にある「西堀榮三郎記念 探検の殿堂」で美術展が開催されていると聞いて行ってきた。探検の殿堂は、マイナス25度の南極体験ゾーンでご存知の方も多いと思う。南極体験ゾーンは3年前に終了したけれど、最近では、自律型のロボット教室や理科実験・工作・自然観察といった西堀榮三郎氏の探求する精神「探求心・チ... 続きを読む

  • 2013年11月11日

    スミス記念堂で世界一の口笛を!

     彦根城の堀端に建つスミス記念堂は日本でも数少ない和風礼拝堂だ。外観はお寺そのものだが、内部は西洋の文様やキリスト教をモチーフとした彫刻が施されている。道路拡幅に伴い解体されることになっていた記念堂を、NPO法人スミス会議が移築再建し、管理運営を行っている。記念堂は彦根の近代化遺産であり国の登録有形文化財だが、一般に公... 続きを読む

  • 2013年11月7日

    天狗残滓

     民間伝承(フォークロア)に対する都市伝説(アーバンロア)、インターネットの怪談(ネットロア)の一つとして現在進行形で語らる妖怪たちで近頃ブームである。今や昔話を離れ、人の集まるところに新たなイメージで妖怪は必ず出現するようになった。  12月、彦根ゴーストツアーが予定されている。「天狗現る!」の章である。ツアー... 続きを読む

  • 2013年11月6日

    小鮎塚(米原) versus 石川千代松博士(彦根)

    醒井養鱒場 小鮎塚  二宮金次郎と零戦の話から皇紀2600年が気になっている。昭和15年は西暦1940年。昭和の年号に25を加えれば西暦の下二桁になった。西暦に660年加えれば皇紀になる。皇紀とは、史上初の天皇となったといわれる神武天皇の即位年を紀元として数える日本独自の年代の数え方である。  さて、琵琶湖の... 続きを読む

  • 2013年11月4日

    鍾馗さんの新発見を目指す

     1年ほど前、「まち遺産ネットひこね」のメンバーと共に『鍾馗さんMAP』を作った鈴木達也さんにお話をうかがった。  鈴木さんは、「鍾馗は中国からやってきた道教の神様です。私たちは親しみを込めて鍾馗さんと呼んでいます。京都をはじめ近畿・東海地方では瓦でできた小さな鍾馗さんの人形を屋根の上にのせる風習があります。鍾馗... 続きを読む