フィンランドの伝統装飾「ヒンメリ」のワークショップ

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 彦根市 2013年11月25日更新

 麦わらに糸を通して繋いだフィンランドの伝統装飾「ヒンメリ」。最近日本でもにわかに注目を集めている。ヒンメリは、スウェーデン語で「天」を意味する言葉が語源とされ、家族の幸せを願うものとして食卓の天井に吊るされたり、結婚式の飾りとして用いられたりするそうだ。
 そんなヒンメリのワークショップが彦根で開催される。講師は、岡山県で農業を営む塚本篤史さん。塚本さんは滋賀県立大学の出身で、2011年から地元の岡山で「農園たぴと」という屋号を掲げ、お茶を中心とした無農薬無肥料の農業を行っている。畑ではライ麦や紫もち麦なども育てていて、その麦わらを使ってなにかできないかと考えていたところ、ヒンメリのことを知ったのだそうだ。現在では、ワークショップなどを通じて「農園たぴとものつくり部」としても活動を広げている。

「麦を余すところなく使ってみたいと始めたヒンメリの世界にすっかり魅了されてしまった」という塚本さん。高価な装飾品とは違い、伝統的生活から生まれた、身近な素材を使ってつくる装飾品であることが大きな魅力のひとつだという。「幾何学的な立体物が空中に漂う新鮮な感覚をぜひみなさんにも体感してほしい」と話す。
 今回のワークショップでは、農園たぴとで収穫した麦わらを用いて、ヒンメリの基本形となる正八面体をつくる。この正八面体をマスターすれば、組み合わせで大きなオリジナルのヒンメリをつくることも可能になるそうだ。

 なにかとせわしい年の瀬、北欧から遠く離れた日本で、北欧の伝統的生活に想いを馳せながらゆったりとした気分でヒンメリづくりに挑戦してみてはいかがだろうか。

ヒンメリ ワークショップ @ 季節のお菓子とおやつ gatto

12月22日(日)13:30〜15:00 / 15:30〜17:00
12月23日(月・祝)10:00〜11:30
*各回定員8名
場所: 季節のお菓子とおやつgatto
料金: 2,800円(農園たぴとのお茶 / gatto お菓子のお土産付き)

ご予約・お問い合わせ

季節のお菓子とおやつgatto
滋賀県彦根市銀座町1-6 / TEL: 0749-22-0058

店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。

編集部

スポンサーリンク