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まち・文化

  • 2010年11月16日

    RALLY NIPPON 2010 長浜・彦根

    雅楽師の東儀秀樹さん  11月5日から8日にかけて、クラシックカー約70台が、東京 - 京都間約1200キロを走り抜けた。昨年4月より、社団法人日本ユネスコ協会連盟は、100年後の子どもたちに長い歴史と伝統のもとで豊かに培われてきた地域文化・自然遺産を伝えるための運動として「プロジェクト未来遺産」運動をスター... 続きを読む

  • 2010年11月14日

    変わった植物

    南川瀬町のナスビ 巨大なオクラ  DADAの誌面が少し変わった。  カラーにしようという企みへの一歩である。本当ならば、一気にやってしまうのだろうけど、僕らはほとんど進まない。気がつくと、少し変わったかなという程度である。  また、言われなくては気づかないこともある。興味の対象が異なるのだ。例えば、モン... 続きを読む

  • 2010年11月6日

    江を知る
    洞寿院の葵と菊の紋

    実宰院 茶々(淀殿)が寄進したと伝わる昌安見久尼の木像(実宰院)  9月、小谷城でテレビロケがあった。放映が予定されているのは、来年のNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」。江の生涯が、2人の姉・茶々、初の人生も織り交ぜながら語られるようだ。  江は2度の結婚を経て、3度目、文禄4年(1595)23歳のと... 続きを読む

  • 2010年11月2日

    西主計の鶴

    西主計にある鶴の置物  ときおり通る道路の脇に、鶴がいる。正確には空を見上げている鶴の置物である。「宇野→」と記されている。  鶴を設置したのは、西主計にお住まいの宇野和夫さん。宇野さんのお宅に向かうには東側と西側から入る道がある。東側から入ってもらいたいが、口頭の説明ではなかなかわかりにくい。そこで目印を置... 続きを読む

  • 2010年10月27日

    11月6日、石田三成で結ばれよう

    石田三成の茶の井の伝承が残る仙琳寺の竹藪(現在も整備継続中)。  秋が深くなっていく……。日常に忙殺されはしても、月を愛でるくらいの余裕は持っていたい。  「100万人のキャンドルナイト」というイベントがあって、合い言葉は「でんきを消して スローな夜を」。夏至と冬至の夜、8時から10時まで電気を消し、キャンド... 続きを読む

  • 2010年10月18日

    RALLY NIPPON 2010

     昨年、10月19日月曜日、午前10時過ぎ、表が騒がしいので出てみるとクラシックカーが何台も目の前を通り過ぎていった。僕らは「流し撮り」の練習をしようとカメラを持ち出し、何度もシャッターを押した。「流し撮り」というのは撮影テクニックの一つで、動くものを追いかけながらシャッターを切る。背景が流れたよう... 続きを読む

  • 2010年10月12日

     静かな記念号である。特に変わったことはない。いつものように過ぎていくはずだった。毎日が記念日である。少し立ち止まれば、そこに大切な記念すべき時があるはずだ。誰かにメールをした日、玄関で金木犀の匂いがした日、駐車場の猫と視線を交わした日。全てが記念すべき日で僕らは少し忙しくて立ち止まることができないでいる。ビー... 続きを読む

  • 2010年10月3日

    井伊直興公の2つの墓

    2010年9月19日に井伊直岳氏が永源寺を公式参拝 明治以降歴代藩主参拝は、公には途絶えていたが、井伊家第18代当主井伊直岳氏が公式に墓参りをされ、霊廟が一般に公開された。 松雲寺の井伊直興公霊廟(東近江市妹町644) 永源寺の井伊直興公霊廟(非公開)  彦根藩井伊家の墓所は、彦... 続きを読む

  • 2010年9月30日

    竹林整備

     少し涼しくなった。夏が始まる頃、竹林整備に誘われて、月に一度は朝早くから出かけている。僕の場合、朝早くからというのではなく、徹夜明けのどんよりした心と身体をシャワーで清めて出かける。つなぎを着て長靴を履きタオルを首に巻いて、ノコギリを持ち、さぞ役にたちそうな姿で車に乗り目的地まで行く。実際はあまり役に立たない... 続きを読む

  • 2010年9月21日

    あいしょうアグリって何?

    「あいしょうアグリ」のメンバーのみなさん 苗植えの農業体験  「あいしょうアグリ」は、愛荘町内の就農家が、愛荘町のバックアップを受け、地産地消の推進と、地元特産品の開発に取り組んでいる農業グループだ。立ちあげのメンバーは、代表の西川義樹さん(ハウス野菜、イチゴ、ブルーベリーなど)、久保田九さん(米麦大... 続きを読む

  • 2010年9月19日

    人形の可能性 全てが無く、全てが存在する世界。

     人形は話さない。からくり人形は別にして人形は動かない。命も無いはずなのだが、人形は語りかけ、見つめ、笑い、そして悲しみをたたえているように見える。姿を映しカタチを与えられたが故だろうか……。あまり深くは考えたことのない世界がある。  人形の制作30年という國門登美恵さんにお会いした。請われて夢京橋あかり館で作... 続きを読む

  • 2010年9月17日

    黄金色に浮かぶ書院 青岸寺のライトアップ

     寺おこしの一環として去年からライトアップが開催されている。今回は国の名勝に指定されている庭園にスポットライトをあて、庭の景観を浮かび上がらせて、本堂から書院へ続く廊下と書院に手づくりの竹あかりを並べるという。  寺の裏山の太尾山の竹を使い作ったおよそ120本の竹筒に水を張り、ろうそくを灯す。他にも手作りのあかり... 続きを読む

  • 2010年8月24日

    灯りのイベントと僕らの闇

    ビアレ・ルーチェの様子  近頃、「灯り」のイベントが多い。長浜の大手門通り一帯で、8月6日(金)・7日(土)に開催されたビアレ・ルーチェ(イタリア語で「灯りの並木道」)もそのひとつだ。  今年で11回目、テーマは「ヒカリのミチシルベ」。黒壁ガラス館の「ベッラ・ストラーダ」という灯りのイベントも同日開催される。大... 続きを読む

  • 2010年8月21日
    No Image

    妖怪は「畏い」

     「淡海妖怪学波」で地元の妖怪をコレクションしているものだから、夏になると問い合わせがある。大抵が「恐い話をしてください」というものだ。  妖怪はそれ自体、得体の知れない「何か」だから、随分と恐いと思うのだが、期待されている「恐い」というのは、どうも違うらしい。  相手への畏敬の念によるもの「畏怖」ではなく、自分に危害... 続きを読む

  • 2010年8月18日

    大縁日と、秀吉、秀頼

    木之本地蔵院の鰐口  夏休みが残り少なくなった頃の最大の楽しみは木之本地蔵大縁日だった。長浜に住んでいた私の距離感覚では木之本はちょっとしたお出かけで、北国街道沿いに立ち並ぶ露店に心躍らせていた……。木之本地蔵大縁日は年に一度執り行われる木之本地蔵院のご本尊・地蔵菩薩の大法要であり、境内の大きなお地蔵様は、秘... 続きを読む

  • 2010年8月13日

    万城目氏に注目! 「偉大なる、しゅららぼん」

     万城目学(まきめ・まなぶ)氏に注目である。プロフィールは記さないが、「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」「プリンセス・トヨトミ」「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」の著者である。 「プリンセス・トヨトミ」は映画化決定(綾瀬はるか主演)。2011年初夏、全国公開予定。現在、湖東・湖北を舞台に「偉大なる、しゅららぼん」... 続きを読む

  • 2010年8月1日

    真夏の仙琳寺プロジェクト

     突然、夏になった。  やっぱり、夏は暑いと笑うしかない。その炎天下、「仙琳寺プロジェクト」に参加した。佐和山の麓に仙琳寺という井伊家縁の寺がある。寺の裏山に石田三成がお茶を煎れる時に水を汲んだという井戸が竹藪の中に残っている。  プロジェクトは、竹藪を整備し、切り出した竹を使って、キャンドルナイト(9月23日... 続きを読む