RALLY NIPPON 2010 長浜・彦根
11月5日から8日にかけて、クラシックカー約70台が、東京 - 京都間約1200キロを走り抜けた。昨年4月より、社団法人日本ユネスコ協会連盟は、100年後の子どもたちに長い歴史と伝統のもとで豊かに培われてきた地域文化・自然遺産を伝えるための運動として「プロジェクト未来遺産」運動をスタートさせた。その公式連携事業として、クラシックカーやビンテージカーで各地の世界遺産や身近な地域の遺産等を巡る。参加資格は1974年までに製造された車両。主催はラリーニッポン2010実行委員会。社団法人ユネスコ協会連盟が特別協力、読売新聞東京本社・大阪本社などが後援している。雅楽師の東儀秀樹さん(1954年製AC ACE)や唐沢寿明さん(1967年製TOYOTA2000GTMF10)、大鶴義丹さん・桐島ローランドさん(DATSUN FAIRLADY SP311)ら、著名人も参加。東儀さんはイベントを主催する「ラリーニッポン」の評議員を務め、唐沢さん、大鶴さん、桐島さんはプライベート参加だ。
7日夕刻、長浜に到着、翌日彦根城を出発した。
黒壁スクエアから金屋公園の辺りまで、参加クラシックカーが車を駐め、訪れた多くの人々は間近でクラシックカーの実際を楽しむ絶好の機会となった。 また、曳山「子供歌舞伎」(孔雀山)のおもてなしがあり、雅楽師の東儀秀樹さんの挨拶があった。孔雀山の前に駐めた東儀さんの愛車AC ACEと共に写真の撮影会も行われた。
8日早朝、彦根城桜場駐車場をスタート。堀に浮かぶ屋形船には「ようこそ国宝彦根城」の歓迎の横断幕、ボランティアの方々が深夜2時から集まり皆で手作りした朝食のおにぎりが参加者に手渡された。
午前9時、ひこにゃんがスターティングフラッグを振り、次々に出発する車を見送った。多分、唐沢さんとひこにゃんは視線が合った。桐島さんはわざわざ車から降りてひこにゃんを抱擁する…。僕らは何をしていたかというと、東儀さんの車との記念撮影や、スターティングフラッグを振る人たちの撮影をしていた。初めてのことで段取りが今ひとつ判らず、必死!
唐沢さんが出発する辺りから突然に激しい雨が降り始め、急に冷えた。帰りがけにおにぎりをいただいた…。嬉しかった。
来年はもっと上手くやれると思う。
【編集部】