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まち・文化

  • 2011年11月3日

    井伊直孝公の歯骨を祀る御廟

    大信寺 直孝公の歯骨を祀る御廟  映画「一命」は彦根藩第2代井伊直孝公の時代の話である。徳川幕府からの信頼も篤く、15万石からスタートした彦根井伊氏は直孝公の代で30万石(城付米五万石)の譜代大名でも有数の大大名となった。映画「一命」の劇中に、鬼の角のような天衝をあしらった兜、甲冑具足まで赤一色に染め上げられ... 続きを読む

  • 2011年10月31日

    源義経と舎那院

     ——昔々。京の都では、怪僧弁慶が、夜な夜な通行人の刀を奪いこれを千本集めているという噂で、おそれられていた。千本目となるある夜のこと、牛若丸という少年が弁慶の前に現れた。弁慶は牛若丸の立派な太刀を奪おうと長刀を振り回すものの牛若丸は華麗にかわし、手に持った扇を投げ弁慶の額に命中させた。降参した弁慶は、牛若丸... 続きを読む

  • 2011年10月24日

    映画「一命」と「ぐい呑」

    世戸紀代美さんのオリジナル作品はしょうぶ屋(彦根市河原1-3-1・TEL: 0749-22-8613)で販売している。  今、彦根のまちでは『映画「一命」彦根大ヒットに一命を賭す会』の活動が盛り上がっている。記事「映画『一命』 彦根大ヒットに 命を賭す会」でも紹介したが、この会は、現在公開中の映画「一命」にあ... 続きを読む

  • 2011年10月17日

    偏愛 カロム盤&玉

     僕はカロムを偏愛している。偏愛だから理由は無い。但し、偏愛だからと言ってカロム盤を抱いて眠るようなことはない。ゲームも好きだが、考えるのが面白い。何故、カロムの玉のパッケージが無いのか?(考えても判らないけど考える。)何故、あんなに収納に不便なデザインのままなのか?(これも考えても仕方がないけ... 続きを読む

  • 2011年10月10日

    屋根瓦の意匠

     空の青が美しい……。こんなにもたくさんの青があるんだと、気持ちが喜んでいる。わくわくするというのではないが、キレイ、キレイだ、美しいなぁーと嬉しいのだ。  写真が小さく、判別しにくいと思うが、屋根瓦の意匠を撮ってある。向かって左から、水(波)・花・草の文様だろう。気持ちが動く。  瓦の機能を果たすだけではなく、... 続きを読む

  • 2011年9月26日

    火の用心を呼びかける独特の響き
    夜回りの錫杖

    木之本の夜回り  私が住んでいる町内では、数週間に1度夜回り当番が回ってくる。拍子木を打ち、担当エリアを巡回する。隣町では拍子木の代わりにドンドンと太鼓が鳴る。太鼓も新鮮だったが、木之本町木之本では拍子木と共に錫杖を使う。錫杖に付けた紐を持ち、引きずって歩くのだ。  錫杖は、僧侶が仏道修行のために持つ道具の1つ... 続きを読む

  • 2011年9月21日

    焼畑の斜面に立つ!

    山仕事の無事と焼畑の豊穰を祈って祝詞があげらた  「焼畑=環境破壊」というイメージができあがったのはいつからだろう。実は、「焼畑」は日本でも山間部などでは伝統的に行われてきた農法だ。滋賀県でも昭和40年頃まで行われていたそうだ。  山の斜面を焼くことで灰が肥料となり、雑草を抑え害虫の駆除になる。耕作した土地は1... 続きを読む

  • 2011年9月14日

    映画「一命」 彦根大ヒットに 命を賭す会

    8月30日の三池崇史監督彦根市表敬訪問  10月15日ロードショーが始まる、映画「一命(いちめい)」は、彦根藩の江戸屋敷が舞台。井伊家第二代直孝公の時代、浪人、津雲半四郎(つくもはんしろう・市川海老蔵)と千々岩求女(ちぢいわもとめ・瑛太)は、豊臣恩顧の大名を排除し、徳川家の支配を強化するという一方的な政治的思惑... 続きを読む

  • 2011年9月12日
    No Image

    メダカ、2ヶ月

     メダカの産卵に気づいて、2ヶ月が過ぎる。毎日、卵を採取し、透明なコーヒーカップに入れ、稚魚の出現を待った……。今も産卵は続いている。孵化し、今も成長しているメダカは多分、30〜40匹くらいだと思う。ひょっとすると50匹くらいいるかもしれない。10匹を越えたくらいから、数えるのが面倒になった。名前を付けようと思ったが1... 続きを読む

  • 2011年9月6日

    6年振りにシャグマが揺れた

     長浜市余呉町下余呉太鼓踊り(県指定無形文化財)の奉納が、8月21日行われた。6年振りだという。  下余呉には式内社が2社あった。乃彌(のみ)神社と乎彌(おみ)神社で、寛延2年(1749)に合祀(ごうし)され、乎彌神社となった。式内社は、延長5年(927)にまとめられた『延喜式神名帳』に記載され... 続きを読む

  • 2011年8月28日

    「埋れ木」に一を足す—ウモレボン市

    スミス記念堂で行われたウモレボン市  いま、「住み開き」がブームである。提唱者のアサダワタルは、「自宅や個人事務所を代表としたプライベートな空間の一部に、本来の用途以外の新しいアイデアを盛り込み、様々な人が集えるパブリックな空間へと変えてゆくその活動、もしくはスペースを指す。」と言っている。  8月21日にス... 続きを読む

  • 2011年8月26日

    大洞弁財天の波うさぎ

     彦根、佐和山の大洞弁財天(長寿院)は、山門を額縁にして彦根城が美しく見える絶景のポイントとして知られている。本殿は甲良大工による権現造り、「彦根日光」とも呼ばれ、欄間の眠り猫の彫刻も有名だ。  麓からは、急な石段を登り額縁となる山門へ至るのだが、途中でもうひとつの山門をくぐる。噂になることのない山門だが、波うさ... 続きを読む

  • 2011年8月24日

    深い緑と惟喬親王祭

     7月18日、僕は深い緑の中にいた。大きな台風6号が接近し、ざわざわと雨がまじっていた。なでしこジャパン優勝の話題で日本中が盛り上がった日だ。  昔、湖東3ダム巡りを友人と志したことがあった。オフロードバイクが健在だった頃だ。永源寺ダム、宇曽川ダム、犬上ダムを同じ道路を通らずに巡るというものだ。何度も試みたが未だ... 続きを読む

  • 2011年8月19日

    2011の夏を快適に過ごす
    旨さの秘訣は乾燥にあり、ゆで具合には個性がある

    さまざまな種類の乾麺  夏、冷たい麺類がおいしい季節だ。 たっぷりの湯をわかし完全に沸騰したら、麺をパラパラと入れる。再沸騰するまで蓋をし、蓋が持ち上がったら外す。(吹きこぼれに注意) 麺がふわっと回るくらいに湯の温度を保ちながら所定の時間ゆがく。(98℃の法則) 麺をあげ、冷水でぬめりがとれるまで洗う。... 続きを読む

  • 2011年8月17日

    河童に出会う日

    浅野政季さんと川﨑敦子さん  お会いしたお二人は、お揃いのTシャツを着ていた。やんちゃそうな、でもどこか憎めない表情の河童が描かれている。お二人は河童でつながる間柄なのだ。  8月23日にひこね市文化プラザでミュージカル「瓶ヶ森の河童(しばてん)」が上演される。浅野政季さん(58)は上演する劇団「新生ふるきゃ... 続きを読む

  • 2011年8月5日

    湖北のキリシタン灯籠

    国友町「因乗寺」のキリシタン灯籠  イエズス会のフランシスコ・ザビエルによってキリスト教が日本に伝来したのは、鉄砲伝来と同じ天文18年(1549)のことだ。織田信長はキリスト教布教に寛大だったが、信長の後を継いだ豊臣秀吉はバテレン追放令を出し、宣教師を国外追放。徳川の世となるとキリシタンへの弾圧と迫害はさらに... 続きを読む

  • 2011年8月3日

    2011の夏を快適に過ごす
    柿渋染めアロハシャツ
    天然成分の消臭・殺菌作用

    柿渋染めの生地  今年の夏は、スーパークールビズ実践の人もいるだろう。夏の定番ウェア、アロハシャツも注目を浴びている。開襟で大胆な柄が特徴だが、柿渋染めの生地を使った個性的なアロハシャツがあると教えてもらった。  旧能登川町にある「おおまえ」は生地や織物を企画開発し、製品化している会社だ。  「25年前にお客... 続きを読む