" />

小太郎の記事一覧

  • 2013年3月20日

    ダムカード・姉川ダム まち・文化

     毎年、冬になると気になることがある。「ダムカード」であると去年も書いた。それは本当で、僕にとって、ダムカードは冬の間気になって、次の冬まで思い出すことのない代物なのだ。「暖かくなったら、ダムカードを手に入れよう」そう想っていた。それでやっぱり今年もこの時期に手に入れることになった。  カードは姉川... 続きを読む

  • 2013年3月18日

    風光随一、隧道を抜けて春の絶景を! まち・文化

    湖北隧道(八田部側)。隧道を抜ければ奥琵琶湖の絶景が広がる。 湖北隧道(月出側)。右から「湖北隧道」 湖北隧道(八田部側)。左から「風光随一」  インターネットを見ていたら『約18.8kmのドライブウェイに樹齢20年から25年の桜(ソメイヨシノ、八重桜等)が約4000本咲き乱れます』奥琵... 続きを読む

  • 2013年3月15日

    真田幸村の娘は彦根藩士に嫁いでいた! まち・文化

     以前、「彦根に真田信繁(幸村)の娘の墓がある……。」と記事に書いたことがあった。要約するとこんな具合だ。  「大坂方の名将真田幸村には一子大助の外に一女があった。彦根藩士青木五郎兵衛の妻となって、大坂両陣の頃には彦根に在住していたが、父は大坂方の将として弟大助と共に大坂城に入り、夫は井伊家の家臣として、直孝に従っ... 続きを読む

  • 2013年2月27日

    神域の道路と鉄路 まち・文化

     寒い日だったけれど、日撫神社(米原市顔戸)へ行くことにしたのは日を撫でる、「ひなで」という愛おしい音に誘われたからかもしれない。  随分と古い由緒を持つ神社で、何かの拍子にピシリと空気が割れそうなくらい神聖である。少彦名命(すくなひこなのみこと)・息長宿禰王(おきながすくねおう)・応神天皇を祀る神社だ。『古事記』や『... 続きを読む

  • 2013年2月20日

    冬の隧道へ行ってきた まち・文化

    2013年1月29日 佐和山隧道  ZTVの「フレッシュ!びわドロップ」という番組取材があって、トンネルにまた行ってきた。国鉄時代の仏生山(むしやま)トンネル、佐和山隧道、旧横山隧道。いずれも美しい煉瓦トンネルだ。仏生山は漢字の違いを指摘されることがよくあるが、トンネル名は「仏生山」、トンネルのある山の名前は... 続きを読む

  • 2013年2月15日

    アーチの窓辺にて まち・文化

    江北図書館4連アーチ  木之本の江北図書館のことが気になっている。「江北図書館 存続の危機」と題した記事が読売新聞(2013.1.25.滋賀版)に出ていた。「100年余りの歴史を持つ県内最古の図書館「江北図書館」(長浜市木之本町)の存続が危ぶまれている。資金難や建物の老朽化にあえいでおり、運営する公益財団法人... 続きを読む

  • 2013年2月1日

    妖怪と波うさぎ! まち・文化
    長浜・平方天満宮

     過日、『長浜み〜な』編集長の小西光代さんにお会いしたとき「知ってると思いますが、大仏さんの近くに、波うさぎがありました」という話を聞いた。「大仏さん」は長浜びわこ大仏、「近くに」は平方天満宮、「波うさぎ」は、僕がずっと探し求めている竹生島文様のことだ。僕は知らなかった……。ところがである。既に、平方... 続きを読む

  • 2013年1月10日

    リアルに振り返ることができる時代 お店
    もったいない堂 傾奇小僧J

    西川章さん  僕らの記憶にある古いものが雑然とディスプレーされている店に足を踏み入れたのは、彦根・豊郷・醒井でロケが行われた映画『家』(西村知美主演・秋原北胤監督・2013年春公開)で使う文机とスタンドを探していた時のことだ。「きっと、ありそうだ」と思った。西川章さんが2010年にオープンしたお店で『もったい... 続きを読む

  • 2012年12月31日

    2012年、解けない謎はない!? まち・文化

     2012年は「龍」の年だった。解けない謎はないはずなのだが、どうしても解らない龍がいる。「紫鱗龍王」。昨年の年末からこの龍のことが解ったら記事にしようと思っていたが、遂に、師走最終号で音をあげることにする。と同時にそもそもそう簡単に解るようでは謎でもなんでもないのだとうそぶくのも忘れない。「紫鱗龍王」は、解けな... 続きを読む

  • 2012年12月12日

    コンクリートの卓球台と絵葉書、そして愛の鐘 まち・文化

     コンクリートの卓球台はかつて2009年2月8日発行のDADAジャーナルに掲載したことがある。DADAがまだ一色刷りだった頃だ。「セメント製の卓球台と藤棚は僕の外部記憶装置/結構、お気に入りの場所/今もこうして在ることの奇跡/卓球台から、何処まで行くことができる?」と言葉が添えてある。2012年師走、... 続きを読む

  • 2012年11月26日

    屋根の上の鍾馗さん まち・文化

    鈴木達也さん  そもそも、鍾馗(しょうき)さんとは誰なのか……。  中国唐代高祖皇帝(在位618~626年)の時に実在した人物である。鍾馗は、科挙に落第し、傷心癒えず自殺したが、高祖が憐れんで科挙合格者とし丁重に葬った。そして、第六代の玄宗皇帝(在位712〜756年)の夢に現れ伝説となった。    ... 続きを読む

  • 2012年11月20日

    賤ヶ岳隧道 まち・文化

     賤ヶ岳隧道は、大正13年着工、4年後の昭和2年(1927)7月に完成している。残された工事銘板には村田鶴の名はないが、意匠は横山隧道・佐和山隧道と酷似している(『“道”を拓いた偉人伝』(永冨謙著・イカロス出版株式会社・2011年)。現在のトンネルができるまでは国道のトンネルとして使われていた。本当は「賤... 続きを読む

  • 2012年11月12日

    狼少年映画ポスター展 2 まち・文化

     狼少年は、映画と映画のポスターが大好きな僕の友人である。映画評論家蓮實重彦(はすみしげひこ)の「世界で年間300の映画が公開されている。300本観ないということは映画が君から遠のいていく」という言葉を信じ、300本観なくてはと思ったという。高知で映画と共に学生時代を生きた人である。映写技師のアルバイト、土曜日は... 続きを読む

  • 2012年11月2日

    狼少年の映画ポスター展 1 まち・文化
    彦根・花しょうぶ通り 逓信舍

     戦国をテーマに盛り上がる花しょうぶ通り商店街の、旧川原町郵便局舎(高﨑家住宅主屋)が、新しく「逓信舍」という名前で11月3日にオープンする。「寺子屋力石」「戦國丸」を運営する「LLP(有限責任事業組合)ひこね街の駅」が、「情報」をテーマとした第3の街の駅として、新たな賑わいを創出する取り組みを進めている。  旧... 続きを読む

  • 2012年10月31日

    夢京橋あかり館 手間暇文化考
    屋根を葺く まち・文化

    岩崎長蔵さん  現代の名工・近江の名工、岩崎長蔵さん(62)は、江戸時代から続く「屋根長」(長浜市石田町)の六代目、伝統的建造物の屋根を葺く技術を受け継ぐ職人である。全国社寺等屋根工事技術保存会常務理事も務めている。  檜皮葺(ひわだぶき)について話を聞いた。何故、檜皮葺だったのだろう……。多分、僕が竹釘に異... 続きを読む

  • 2012年10月19日

    秋のゴーストツアーは「釣狐」 まち・文化

    『目に見えないモノを見ることができるかもしれない旅をしませんか』と、誘われた秋の彦根ゴーストツアーは「白い狐の章」。勝楽寺で狂言『釣狐』を観るツアーだった。  甲良町にある古刹・勝楽寺は、「婆娑羅(いかなる権威にもとらわれない自由奔放な思想)」の典型として語られることの多い佐々木道誉(1296~1373)の菩提寺... 続きを読む

  • 2012年9月28日

    湖の辺の道 ルール まち・文化

    湖の辺の道  『近江湖の辺の道』は、志賀町近江舞子集団施設地区と近江八幡集団施設地区を北まわりに結ぶ約140キロの環びわ湖周遊自然歩道のひとつである。琵琶湖の優れた景勝地や沿岸の観光地、文化財など、恵まれた自然環境や価値ある文化遺産と触れあうことができる自然歩道だ。この道沿いに、昨年4月にオープンした認知症高... 続きを読む