小太郎の記事一覧

  • 2021年1月4日
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    渋沢栄一と大東義徹 まち・文化

     2021年NHK大河ドラマは「青天を衝け」、主人公は「渋沢栄一」。2024年に新1万円札の顔となる人物でもある。   「事業が正業であるならば公益と私益とは一致し、商人を国家を裕福にする実業家と位置づけ、企業の目的が利潤の追求にあるとしても、その根底には道徳が必要であり、国ないしは人類全体の繁栄に対して責任... 続きを読む

  • 2020年12月3日
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    システマチックに失われていくもの まち・文化

     11月17日、新型コロナウイルス感染症の県内警戒レベルが「ステージ2(注意ステージ)」になった。緊急事態宣言以来、会議も時間から時間までインターネット経由で行われ、人との直接的な接触が制限されている。  にもかかわらず、最近はリアルにたくさんの人とすれ違うようになった。実際、「Go To〜」で観光に関係する場所は人が... 続きを読む

  • 2020年10月8日
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    近江の乳 まち・文化

     コロナ禍で自由に使える時間が増えたが、夏休みが終わる頃から急に世の中が慌ただしくなって、ボケラーとばかりしていられなくなった。  もちろん、妖怪探しはずっと続けていくが、そろそろ新しいテーマに取り組む時期ではないかと考えたりしている。コロナ禍によってもたらされた大きな変化である。次のテーマとして「淡海の乳」はどうだろ... 続きを読む

  • 2020年9月30日

    足軽組屋敷の茶房で沈思熟考 お店
    ギャラリー&茶房 みごと庵

     1787年に建てられた旧彦根藩足軽組屋敷「善利組・林家住宅」(市指定文化財)をできる限り江戸時代の佇まいに戻しながら改装し「ギャラリー&茶房みごと庵」が9月1日にオープンした。オーナーは中川一志郎さん(62)、湖東焼の再興に取り組む陶芸家である。  「湖東焼」は江戸時代後期に彦根藩の藩窯として隆盛したやきも... 続きを読む

  • 2020年9月13日
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    「のの」のこと まち・文化

     近ごろ、再び事務所に猫がやってきた。名前は「のの」という。黒猫で、背中に白い毛が数本、グレーの毛が胸のあたりにかたまっている。成人すればどんな毛並みになるのか楽しみだ。まだ生まれて4ヶ月と少し、随分とやんちゃ坊主で、猫らしい猫である。棚の上の小物は落とすし、植木鉢の植物も災難、ののは1日何回も怒られることになる。しか... 続きを読む

  • 2020年8月28日

    キッチン井筒屋とプチミュージアム まち・文化

    「湖北のおはなし」ラッピングカー  前号のDADAで「駅弁は通り過ぎるまちが誇る逸品を少しずつ味わうことができる弁当である。旅を愛する人は「駅弁」を「汽車弁」というのだと聞いたことがある。……誰にも教わることのない旅の作法が汽車弁と呼ばせるのかもしれない」と書いた。  米原駅で販売されている新幹線グルメ「湖北... 続きを読む

  • 2020年7月29日

    汽車弁はよいものである まち・文化
    湖北のおはなし

    「湖北のおはなし」  サイコロキャラメルならぬサイコロ飴が入っている。ご縁がありますようにと五の目が上になっている。 駅弁と汽車弁  汽車の旅がいい……。僕は汽車の旅をしたことはないが、今でも憬れている。  駅弁は通り過ぎるまちが誇る逸品を少しずつ味わうことができる弁当である。旅を愛する人は「駅弁... 続きを読む

  • 2020年7月16日

    玩具伝説 おもちゃの60年史 まち・文化

     愛荘町立歴史文化博物館で、7月23日(木)から始まる夏季特別展「玩具伝説」には200点以上のおもちゃが展示される。パンフレットには、〝戦後初のおもちゃ「小菅のジープ」や、野球盤やカロムといった長く愛されている玩具から、世界初の家庭用ゲーム機である「オデッセイ」や、大人気となった「ファミリーコンピュータ」などのビ... 続きを読む

  • 2020年7月6日

    山里のカフェ お店
    cococafe 心風流

     「cococafe 心風流(シンプル)」は、高時川の上流「妙理の里」にある。今年6月、オープン一周年を迎えた。緑豊かな山々に囲まれ、川のせせらぎが聞こえる静けさが心地いい。店名の「心風流」は爽やかな風が心の中に流れるようにとの思いが込められている。  僕は別件の取材で心風流を訪れた。20代の若... 続きを読む

  • 2020年5月13日

    日本一大きなカロム盤 まち・文化

     「謎めく盤上の格闘技カロム展」が多賀町多賀の「山之神スタジオ」で開催された。カロムはかつて全国に普及したが、忘れ去られたゲームだ。何故か彦根市を中心に100年以上遊び継がれ、今では伝統遊具として語られるようになった。日本伝来の経緯などはわかっていない。また、岩手県では「闘球盤」という名でカロムが存在しているなど... 続きを読む

  • 2020年5月1日
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    たとえ明日、地球が滅びるとも まち・文化

     仕事の合間にアニメや映画をチェックすることがある。『感染列島』(2008年)を観た。新型ウイルスが原因で起こる、感染拡大の恐怖と闘う人々、医療現場の最前線を描いた話だ。  映画のなかで、WHOから派遣されたメディカル・オフィサーの小林栄子(檀れい)が「たとえ明日、地球が滅びるとも、今日君は林檎の木を植える」という言葉... 続きを読む

  • 2020年4月29日

    世界初の自転車 陸船車 vs 新製陸舟奔車 まち・文化

    新製陸舟奔車は2003年に復元され、現在彦根市立図書館の所蔵物として彦根市民会館に保管されている。  先月、3月19日付の朝日新聞に「『最古の自転車』復元 世界へ発信のチャンス」という記事があった。木製の船のような見た目だが、足踏みで歯車を回して車輪を駆動させる仕組みで「陸船車」という。享保14年(1729)... 続きを読む

  • 2020年2月26日

    「凶」をひいて「吉」となる巨大お神籤 まち・文化

    2月4日、凶をひきあてるという強運!?  宗安寺(彦根市本町)で2月4日に披露された「彦根摩訶不思議御籤(まかふしぎみくじ)」をひいてきた。  日本で2番目に大きいという6角柱のお神籤筒を使う。高さ112.9センチで、「いいふく」の語呂合わせになっている。2006年1月に開催された「いい福招福まつり」(主催/... 続きを読む

  • 2020年2月4日

    失われる景観(記憶)と決意 まち・文化

     1月9日、米原市一色の「等倫寺(とうりんじ)」の本堂背後にある杉の大木を切るというので、朝、8時30分、カメラを持って僕は現場にいた。かつて、杉は三本あったが、残った一本が「等倫寺の杉」として歴史を閉じる瞬間に立ち会うのが目的だった……。  等倫寺は『改訂近江國坂田郡志第六巻』(1971年)によると、「醒井村大... 続きを読む

  • 2020年1月29日
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    雪と欠けたままの記憶 まち・文化

     この冬、僕の住む町には雪が降っていない。花のように風に舞う雪よりも、真っ直ぐにさらさら落ちてくる雪の方がいい、などと考えていると、子どもの頃の記憶がよみがえってくる。詳細なものではない。場面が浮かぶだけで、色彩もあるのかどうかも曖昧だ。  朝の水が冷たいので顔を洗うのが億劫だった。温水を自在に使うことができる時代だが... 続きを読む

  • 2019年12月30日

    百百百百のとうじ蕎麦 お店
    百百百百

     「百百百百」は、中山道鳥居本宿にできた蕎麦専門店の屋号である。「どどもも」と読む。街道沿いの江戸時代後期の建物(築約200年・登録有形文化財)を改修し、今年6月にオープンした。店主の小林満さん(44)が、収穫した殻つきのままの蕎麦の実(玄蕎麦)を自家製粉し、毎朝心を込めて蕎麦を打っている。  百々氏は、浅井氏に... 続きを読む

  • 2019年12月25日
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    新しい習慣 まち・文化

     また、1年があと数日で終わる。ものすごい速度で毎日が過ぎていき、あっ!という間だった。ほとんど印象にない。  ただ、トマトジュースと牛乳を1対1で割ったものを大量に飲むようになった。色はいただけないが、案外上手い。健康のためというより、新しい習慣を得たことが面白い。  習慣というのは、「学習により後天的に獲得され、繰... 続きを読む