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小太郎の記事一覧

  • 2010年1月26日

    始まりは母の本棚から…… ひと
    佐和山城郭研究会代表 田附清子さん

    田附清子さん。DADA編集室にて。携帯電話には石田三成の旗印「大一大万大吉」のシールが貼ってある。  石田三成に恋をした女性に会った。恋したというより愛したと言った方が正しいかもしれない。そして、その恋も愛も現在進行形である。毎年元旦の朝、田附清子(たづけすがこ)さんは家族と共に佐和山に登る。佐和山城郭研究会代... 続きを読む

  • 2010年1月12日

    初詣は雪がとけてから まち・文化
    伊吹山2合目 上杉謙信を祭る神社

    1合目を登り切ったところにある「上杉大明神」の石碑  2010年の初詣は、「上杉神社」と決めていた。伊吹山2合目にあり、上杉謙信を祭る神社である。伊吹山の麓の案内看板にもちゃんと松尾寺本堂山側に「上杉神社」と記されているから、その存在だけは知られている。ただ、その神社が、「義」を重んじ、戦国時代を生きた上杉謙... 続きを読む

  • 2009年12月28日

    寅年を前に、占いを考えてみた まち・文化

    山本聖雲さん  2010年の干支は「寅」。来年は良い年にと、運勢が気になる師走である。インターネットの中には数え切れない占いサイトが存在し、占術も様々だ。  僕は、多賀大社のお朔日参りに行くようになってから「おみくじ」を引くようになった。12月1日のおみくじは「末吉」。持ち帰って、時々見るようにしている。判断... 続きを読む

  • 2009年12月15日

    虎の威を借りずキツイねー ひと
    「楽しく生きるヒント 創作ことわざ集 」大林和夫さん

    『楽しく生きるヒント 創作ことわざ集』  編集部に一冊の本が届いた。 『楽しく生きるヒント 創作ことわざ集』(文芸社)というタイトルだった。古来より伝わる故事・諺(ことわざ)が現代社会に合わなくなっているのと、使われることが少なくなっているため、出来る限りオリジナルに近く、解釈を現代風に置き換えアレンジしたも... 続きを読む

  • 2009年10月27日

    笹きりと白雪 お店
    手打そば そば吉

    変わり蕎麦は職人の高度な技術が必要だ。  秋といえば、山々の紅葉を愛でながら食べる新蕎麦である。ここ数年、湖東・湖北にも独特の蕎麦専門店が増え、店の個性に触れながら食べ歩く嬉しい季節だ。僕にとって思い出深い店のひとつに多賀町の「そば吉」がある。たまに立ち寄る程度だが、僕の大切なシーンの中にそば吉はある。  大... 続きを読む

  • 2009年10月2日

    畑の中に建つ竹生島 一の鳥居 まち・文化

    畑の中に立つ「竹生島の一の鳥居」  旧びわ町早崎の集落の東のはずれに、竹生島の一の鳥居と呼ばれている鳥居がある。付近はただ畑が広がるばかりで、不思議な光景である。「島から離れたこの場所に鳥居があるのは、竹生島の参道がここにあったことを表しているのだ」と、長浜城歴史博物館の学芸員である北村大輔さんが教えてくださ... 続きを読む

  • 2009年9月28日

    逆さま世界 彦根の穴場・暗い部屋 まち・文化
    スミス記念堂 カメラ オブスキュラ

    会場となるスミス記念堂。  吹く風が気持ちいい……。  台風の気配をはらんで、街路樹が風の姿を映している。清秋とはよく言ったもので、空気が澄み、世界の何もかもがはっきりとした輪郭を持ち始める。高度を下げた太陽のせいもあるかもしれない。屋外が気持ちいい季節だが、「カメラ オブスキュラ(暗い部屋)」というインドア... 続きを読む

  • 2009年9月14日

    花の名前 まち・文化
    多賀・野鳥の森植物観察会

    多賀「里の駅」一圓屋敷  眩しい夏が終わる頃、多賀町一円の野鳥の森を歩いた。芹川ダム(一円ダム)の周囲を小一時間、ミンミン蝉と法師蝉が鳴いていた。太陽の角度のせいだろうか……、木々の葉を通り抜け落ちてくる光は橙色のスクリーンを通ってきたみたいだった。  植物観察の指導員は中川信子さん。「多賀の花の観察会」や「... 続きを読む

  • 2009年8月23日

    杉野時間、千年を生きる まち・文化
    大亀山 南卦寺の秘仏、十一面千手観音菩薩

     それは偶然だったが、二人の方から別々にご案内をいただいた。「杉野の南卦寺(なんけいじ)で秘仏のご開帳があります。33年に一度です。『秘』というのがお好きでしょうから、ご案内いたします。」僕は、「秘」がよほど好きに見えるらしいが、これもご縁と、8月15日早朝、車を走らせた。  杉野は岐阜県境近く... 続きを読む

  • 2009年8月9日

    お朔日(ついたち)参りの効能 まち・文化
    多賀大社

    多賀大社の本殿。「お朔日まいりの方々へ」の看板が立てられていた。  7月1日、天皇陛下の渡航安全祈願が多賀大社で行われると聞いて、朝早く出かけた。参拝の人が多いので不思議に思っていたら「お朔日参りに来られたのですか」と尋ねられた。 「朔日」は、太陰暦の月の第1日をいう。多賀大社では、太陽暦となった今も、毎月1... 続きを読む

  • 2009年6月14日

    湖東・湖北のたこ焼き 特集

    季節は梅雨、特別な理由があるわけではないけど、「う〜ん、何とかしなくては」と思ったら、たこ焼き! 買いに出かけて食べたら、気分も変わるのではないかと思った……。たこ焼きを買い集めました。 よろずや たっぷりの具材でヘルシー&栄養満点 定番の紅しょうが、天かす、ネギに加えて、キャベツにアミエビ。地元のお年寄りや子ど... 続きを読む

  • 2009年5月10日

    蕎麦を食べる30分 お店
    献上伊吹そば つる亀庵

    「よろい重そば」が五段ずつ運ばれる。  彦根城の堀端に伊吹蕎麦を食べさせてくれる「つる亀庵」という蕎麦処がある。  伊吹は日本の蕎麦発祥の地であると伝えられ、江戸時代には井伊家から将軍徳川家への献上品の記録に「伊吹蕎麦」と記されていたりする。つる亀庵では、打ちたての伊吹産の蕎麦を食べることができる。ゆがきたての... 続きを読む

  • 2009年2月22日

    オコナイ — 高月町東阿閉 まち・文化

    『美しき世界は感謝の心から』の言葉でよく知られるヤンマーの創業者山岡孫吉の故郷は東阿閉。公民館は彼が寄贈したもので、ヤンマー会館とも呼ばれている。  昨年から「オコナイ」に魅せられている。道徳で言うオコナイではない。インディアンの名前のようでもある。アイヌの地名のようにも思える。「オコナイ」と聞... 続きを読む