はまの記事一覧

  • 2017年8月8日

    湖北の大豆の豆乳アイス お店
    Moon Food Japan

     「湖北産の大豆をつかって、『MOONアイス』という豆乳アイスをつくっている夫婦がいる」と聞いたのは春のこと。夏になり、今、私のまわりでは「MOONアイス、食べた?」と、すっかりうわさになっている。その濃厚で上等な味わいに、実はやや豆乳が苦手な私でさえ、「おいしい!」と声をあげてしまった。  『MOONアイス』こ... 続きを読む

  • 2017年6月13日

    自家製ソーセージのホットドッグ お店
    SMOKE & DELICA Don Dog

     ホットドッグといえば赤いケチャップと黄色いマスタード、というイメージに反して、Don Dogの「ベーシックドッグ」は、パンにはさんだソーセージの上にフライドオニオンがまぶされた、シンプルな姿で登場する。鉄板でこんがり焼かれた自家製ソーセージは、ボリューミーで、パンから大きくはみ出ている。  ケチャップもマスター... 続きを読む

  • 2017年4月3日

    それぞれの今を鳴らす ひと
    岡田兄弟

     「岡田兄弟」の所属する「岡田音楽事務所」は、伊吹山のふもと、米原市村居田という集落にある。まわりには田んぼが広がり、野山が近く、夏にはホタルが舞う。「音楽事務所」という言葉が不似合いに思える、そののどかな風景のなかで岡田兄弟は生まれ育ち、それぞれ、歌を歌い、演奏活動をし、音楽教室などを開きながら暮らしている。 ... 続きを読む

  • 2016年12月28日

    伊吹山麓の小冊子 『ふもと』 まち・文化

    三田村圭造さん  「伊吹山麓の小冊子ふもと」という小さな雑誌が、今年の春、創刊された。  季刊で発行される「ふもと」は、すでに春、夏、秋と3冊が発行されており、この冬に4冊目が出ると、季節をひとめぐりすることになる。それぞれの号は、絵画・文学に登場する伊吹山に焦点を当てた「伊吹山の引力」(1号)、伊吹山麓地域... 続きを読む

  • 2016年11月17日

    古民家タイ食堂 ラムちゃん お店

    後藤ラムヤイさん  「ラムちゃん」こと後藤ラムヤイさんにはじめて会った時、「微笑みの国・タイ」というあのフレーズが浮かんだ。それぐらいすてきな笑顔で、ラムヤイさんは迎えてくれる。  大工だったご主人のお父さんが建てたという日本家屋で、ラムヤイさんが「古民家タイ食堂 ラムちゃん」を始めたのは昨年七月。店名の「ラ... 続きを読む

  • 2016年10月10日

    ワイルドキッチン石窯パン工房 お店

     マルシェなどのイベントで見かけるワイルドキッチン石窯パン工房の店頭には、いつも列ができている。ワイルドキッチンの堀内悟さんとツジタカコさんは2人で休まず立ち働くが、なかなか列は途切れない。ようやく列が切れたと見計らって行くと、パンが売り切れていた…そんな経験もあって、行列が苦手なわたしも、ワイルドキッチンの列に... 続きを読む

  • 2016年9月5日

    ホラアナから響く音 お店

     約150年前、江戸時代後期の建築とされるその古民家は、入母屋造で、トタン屋根の下に草屋根を隠している。当時の農家の面影をよく残すとして、彦根市指定文化財にもなっているこの建物に、青柳亮さん・麻美さん夫妻は昨年10月、神奈川県から移り住んだ。そして工房とショールーム「horaana」をかまえ、オーディオメーカー「... 続きを読む

  • 2016年7月26日

    いつか思い出す、まるいパン お店
    つるやパン まるい食パン専門店

     味の記憶そのものは、写真や録音のように閉じ込めることができないから、もしかしたらどこか不確かなものなのかもしれない。けれども、誰と、どこで、どんな季節に、どんなものを食べたか。そんなまるごとの風景の記憶が、食べものの記憶なんだと思う。  今年4月。長浜駅から歩いてすぐ、地元の人に長く親しまれていた「内藤製パン」... 続きを読む

  • 2016年6月27日

    風が緑になるとき お店
    奥山の癒し処 風緑

     河内の風穴を目指し、緑に染まる谷沿いの道を車で走る。細く窓を開けると、川の音と山の空気が入り、心地よい。一本道をのぼっていくとやがて河内の風穴の駐車場に到着するが、実はわたしの目当ては河内の風穴ではなく、入り口の橋のたもとにある、「奥山の癒し処 風緑」。今年3月末にオープンした、かき氷と多賀そばのお店だ。  店... 続きを読む

  • 2016年6月2日

    ゆっくりマルシェ in まいばら まち・文化

     今月から、伊吹山のふもとのルッチプラザで、「ゆっくりマルシェ」が隔月で始まった。  近頃、手づくりのものなどを販売する定期開催のマルシェがあちこち開かれるようになったが、このマルシェにははっきり示された方向性があり、それが「ゆっくり」である。出店するお店は、暮らしにまつわる衣食住やエネルギーについて、「ていねい... 続きを読む

  • 2016年3月29日

    KiKiの環世界 まち・文化

     花しょうぶ通り商店街にあるギャラリー寺子屋で、「KiKiの環世界—動物行動学者・日髙敏隆の著作と妻・喜久子の挿絵展—」がはじまる。  湖東湖北地域であれば、1995年彦根に開学した滋賀県立大学の初代学長として、日髙敏隆先生を知るひとは多いだろうと思う。  2009年に亡くなられ、私自身は生前お... 続きを読む

  • 2016年3月14日

    ののすておりがみ! まち・文化

    関りんさん  不思議なもようの折り紙が添えられて、編集部に手紙が届いた。様々なもようを一枚のなかに集めた折り紙だった。しかし折り紙と思ったそれは、裏面に「ののすておりがみ発売記念イベント」のお知らせが記されたチラシだった。  「ののすて」とは、2002年まで愛荘町南野々目で操業していた近江上布の織屋「野々捨商... 続きを読む

  • 2016年2月29日

    お多賀さん de 朝市に月参り まち・文化

     雪が降るのではないかと心配していた1月のある朝、目ざめると金色の朝日が窓から差し込んでいた。眩しいほどの晴天だった。いそいそとわたしは家を出て、近江鉄道に乗り込み、多賀大社へ向かった。目当ては、境内で開かれている「お多賀さん de 朝市」だ。  多賀大社の大きな鳥居を入ってすぐ、背の高い木々に囲まれた小径沿いに... 続きを読む

  • 2016年2月17日

    チョコレート専門店 ボンボンショコラ お店
    LE BONBON ET CHOCOLAT

     黒壁スクエアの喧騒から少し離れた大通寺近くの通りに、小さなチョコレート専門店ができた。お店の名まえは「ボンボンショコラ」。口にするだけでこころが弾むようなこの店名は、フランス語で「le bonbon et chocolat」。ひとくちサイズの小さなチョコレートのことなのだそうだ。  ボンボンショコラのショーケー... 続きを読む

  • 2016年1月28日

    くすのきの下からはじまった朝市 まち・文化

     彦根市芹橋の美術教室「金亀土濤シブヤ」では、月に1回、小さな市がたつ。庭に佇む樹齢200年のくすのきにちなんで「くすのき朝市」というその市は、かれこれ10年ほど続いてきたという。ずいぶん前からその存在は知っていたのだけれど、今月、初めて足を運んだ。今年の3月の回をもって、くすのき朝市を終えることになったと聞いた... 続きを読む

  • 2016年1月18日

    伊香のイカすもの まち・文化
    IKA'S MONO STORE

    店長の稲舘俊彦さん  木之本地蔵院の前は、鉄道の方へ向けてなだらかに下る坂道と北国街道がまじわる、T字の交差点になっている。昨夏、その角に、イカのマークがあしらわれたお店ができた。  「IKA’S MONO STORE」。2010年に長浜市と合併するまで伊香郡と呼ばれていた4つの町、木之本町、高月... 続きを読む

  • 2015年12月30日

    本のまちを夢みて お店
    あいたくて書房

     木之本町の北国街道沿いに、「あいたくて書房」という私設文庫ができた。私設文庫……「図書館」でもなく、「本屋」でもないという。  あいたくて書房は、戦後間もなくに建てられたという古い民家にある。それぞれの座敷に並んだ本棚から好きな本を選び、読むことができる。絵本、古い文庫、その時代の暮らしを刻んだ生活雑誌、存在感... 続きを読む