映画「カメラを止めるな！」
上田慎一郎監督 木之本凱旋上映会＆講演会

　今年いちばんの話題作という呼び声の高い大ヒット映画「カメラを止めるな！」。新人監督と無名俳優による映画でありながら、口コミで話題となり、6月に都内2館での上映から始まって、いまや全国に上映館が広がっている。
　機会を得て、私も映画を観ることができた。ここであらすじを述べたいところだが、実は安易にあらすじを述べてしまうと、この映画最大のおもしろさが損なわれてしまう。無類におもしろい映画でありながら、観たもの同士でしか語り合えない。「とにかく映画館に観に行って！」としか言えない。それがこの映画が劇場でヒットしてる理由のひとつだろう。一応、公式ウェブサイトに紹介されているストーリーを次に引用する。「とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。​本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲いかかる！​ 大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。〝37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル！
……を撮ったヤツらの話。」
　さてそんな映画「カメラを止めるな！」の上映企画が、実は映画公開前から、長浜市木之本町では準備されていた。なんと監督の上田慎一郎さんは木之本の出身であり、「地元にこんな人がいると知ってもらいたい」と、上田監督の家族や友人が中心となって、進めて来たのだそうだ。当日は上田監督の講演会もある。この映画についてみんなで語り合えると思うとうれしい。

【はま】