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小太郎の記事一覧

  • 2010年12月17日

    バーで食べるハンバーグ お店
    Bar Thistle 四番町スクエア店

    バー・シスルの店内  バー・シスルは、止まり木の向こう側に、いつもと変わらぬ優しいバーテンダーがいるお店だ。数ヵ月に一度しか訪れることのない僕をしっかりと覚えていてどんなに酔っていても、深夜であっても「いらっしゃいませ。今日は何になさいますか」と迎えてくれる。  バーは独りに限る。誰とも話さない。バーテンダーさ... 続きを読む

  • 2010年12月7日

    こだわりのないところがこだわりのママカレー お店
    BOULANGER CENT(ブーランジェ・サン)

    アル・プラザ彦根 1Fの「ブーランジェ・サン」 店長の大石新治さん こだわりのないところがこだわりのママカレー  彦根駅前アル・プラザ 1階の「ブーランジェ・サン」は、焼きたてパンが店頭に並ぶパン屋さんである。一日、サンドイッチの種類も入れて約80種。厨房から売れ具合を確かめながら、オーブンが... 続きを読む

  • 2010年11月14日

    変わった植物 まち・文化

    南川瀬町のナスビ 巨大なオクラ  DADAの誌面が少し変わった。  カラーにしようという企みへの一歩である。本当ならば、一気にやってしまうのだろうけど、僕らはほとんど進まない。気がつくと、少し変わったかなという程度である。  また、言われなくては気づかないこともある。興味の対象が異なるのだ。例えば、モン... 続きを読む

  • 2010年10月27日

    11月6日、石田三成で結ばれよう まち・文化

    石田三成の茶の井の伝承が残る仙琳寺の竹藪(現在も整備継続中)。  秋が深くなっていく……。日常に忙殺されはしても、月を愛でるくらいの余裕は持っていたい。  「100万人のキャンドルナイト」というイベントがあって、合い言葉は「でんきを消して スローな夜を」。夏至と冬至の夜、8時から10時まで電気を消し、キャンド... 続きを読む

  • 2010年10月15日

    初恋レコード お店

    2010年7月にオープンした初恋レコード  2010年7月、商店街の一画に、川森優さん(28歳)が経営する「初恋レコード」がオープンした。中古レコード店である。川森さんは彦根の出身で、子どもの頃、商店街がシャッター通りになっていくのが淋しかったので、何かできることがあればいいなぁと、思っていたという。  「音... 続きを読む

  • 2010年9月30日

    竹林整備 まち・文化

     少し涼しくなった。夏が始まる頃、竹林整備に誘われて、月に一度は朝早くから出かけている。僕の場合、朝早くからというのではなく、徹夜明けのどんよりした心と身体をシャワーで清めて出かける。つなぎを着て長靴を履きタオルを首に巻いて、ノコギリを持ち、さぞ役にたちそうな姿で車に乗り目的地まで行く。実際はあまり役に立たない... 続きを読む

  • 2010年9月27日

    ぽかぽかな 辿り着く場所、辿り着けないところ お店
    pocapoca

     素肌で過ごす……。  素肌でいたいと思う人もいれば、そんなこと、とんでもないという人もいる。素のまま生きたい……。  飾らないナチュラルな感覚をイメージする人もいれば、我がままな生き方だと嫌悪する人もいる。  極端を論ずれば全く窮屈だ。たまには素肌で、たまにはナチュラルに…が楽でいい。勿論、ずーとそうだってか... 続きを読む

  • 2010年9月19日

    人形の可能性 全てが無く、全てが存在する世界。 まち・文化

     人形は話さない。からくり人形は別にして人形は動かない。命も無いはずなのだが、人形は語りかけ、見つめ、笑い、そして悲しみをたたえているように見える。姿を映しカタチを与えられたが故だろうか……。あまり深くは考えたことのない世界がある。  人形の制作30年という國門登美恵さんにお会いした。請われて夢京橋あかり館で作... 続きを読む

  • 2010年8月21日
    No Image

    妖怪は「畏い」 まち・文化

     「淡海妖怪学波」で地元の妖怪をコレクションしているものだから、夏になると問い合わせがある。大抵が「恐い話をしてください」というものだ。  妖怪はそれ自体、得体の知れない「何か」だから、随分と恐いと思うのだが、期待されている「恐い」というのは、どうも違うらしい。  相手への畏敬の念によるもの「畏怖」ではなく、自分に危害... 続きを読む

  • 2010年8月1日

    真夏の仙琳寺プロジェクト まち・文化

     突然、夏になった。  やっぱり、夏は暑いと笑うしかない。その炎天下、「仙琳寺プロジェクト」に参加した。佐和山の麓に仙琳寺という井伊家縁の寺がある。寺の裏山に石田三成がお茶を煎れる時に水を汲んだという井戸が竹藪の中に残っている。  プロジェクトは、竹藪を整備し、切り出した竹を使って、キャンドルナイト(9月23日... 続きを読む

  • 2010年7月27日

    真田幸村の娘の墓 まち・文化
    少林禅寺

    少林禅寺の裏山にある墓地。歴代住職の墓が並ぶ場所に、真田幸村の娘「九品院殿智海妙恵大姉」の墓がある。歴代住職の墓は、山を背景に谷を見下ろすようにあるのだが、真田幸村の娘の墓は、住職の墓と向き合って置かれている。一等の地にあるのだが、山に向かうのは何か理由があるのだろうか……。  真田信繁という戦国武将がいる。大... 続きを読む

  • 2010年7月20日
    No Image

    平将門の首の続き まち・文化

     前回、『将門の首』の記事を書いた。『関東八州を制圧し、新皇を名乗った将門は東国の英雄であり、斬首されるという非業の死は伝説を生み、怨霊・怨念の系譜へと繋がっていく。伝説は関東を中心に全国に広がり、淡海にも大津市、彦根市、愛荘町に残っているという。彦根市は「平流山(荒神山)」、愛荘町は「のまず(野間津・不飲)の池」「山... 続きを読む

  • 2010年7月14日

    石田三成茶の井とひこねキャンドルナイト まち・文化

    仙琳寺の竹薮の中にある石垣 石田三成が水を汲んだと伝わる井戸  彦根、佐和山の麓に仙琳寺という寺がある。彦根古絵図には佐和山天守から千貫池、蛇谷、御殿跡となぞると、蔵跡があり、現在の仙琳寺の場所は愛岩(宕)山と記されている。彦根藩4代藩主井伊直興(1656〜1717)の庶子本空(幼名千代之介)を開基... 続きを読む

  • 2010年6月28日

    ドクダミと白雪姫 まち・文化

    「白雪姫」の別名を持つヤエドクダミ  雨の降り続く季節である。威勢のいい紫陽花の、緑の葉が茂る影でドクダミの花が咲いている。特有の臭気のせいか、世間では嫌われ者のこの花が僕は愛おしい。ドクダミの別名は十薬(じゅうやく)。開花期に刈り取って乾燥したものを煎じて飲む。解毒・利尿作用などいろいろの薬効があるとされ民... 続きを読む

  • 2010年6月17日

    弁財天と宇賀野 まち・文化

    琵琶を持つ2臂の弁財天  先日、彦根の大洞弁財天へ行く機会があった。随分と久しぶりだった。歴史的には元禄8年(1695)彦根藩4代藩主井伊直興公の創建である。弁財天は、8本の手に弓、矢、矛などを持つ8臂像で、頭上に宇賀神を戴いている。宇賀神は人頭蛇身で蓮に乗るカタチだというが、実際に確かめたことはなく、この時... 続きを読む

  • 2010年5月23日
    No Image

    噂の「六」 まち・文化

     彦根城玄宮園の石に「数字が刻まれている」と聞いたのは、数年前に遡る。以来、機会があるごとに、数字を探して歩いていた。決して緻密であると言えない探索で、見つかるはずがない。  再び、尋ねると「数字は6」だという。「ロク」という音に、頭の中では「Ⅵ」とイメージした。深い理由は無い。なんとかく「Ⅵ」だったのだ……。見つ... 続きを読む

  • 2010年3月31日

    雨の中で手を振ってくれた ひと
    小島誠司さん

    NPO法人 小江戸彦根が運営する屋形船「〜ゆらっと遊覧〜彦根城お堀めぐり」  花の生長を促す「催花雨(さいかう)」、そう思えば幾分納得もできる。冷たい雨が降っていた。今年の春は雨が多い……。  彦根城の内堀をめぐる屋形船がある。雨が降るのもかまわず、手を振る船頭さんがいる。屋形船を運営するNPO法人小江戸彦根の... 続きを読む