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光流の記事一覧

  • 2021年8月4日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り  番外編「山内さんの本」 まち・文化

    日本には古くから伝えられてきた文化や風習があります。 それは日本人の心の中に生き続けてきた貴重な財産です。 それが近年、急速に忘れ去られようとしています。 私は先人の〝知恵〟や〝想い〟が埋もれてしまうのをしのびなく思い、私の人生で経験し、心の糧として大切にしてきたことなど、記憶を掘り起こして、お話ししました。 ... 続きを読む

  • 2021年1月15日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り「野辺送り」 まち・文化

    さんまい(墓地) 香典受納帳  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(93)和子さん(93)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は前回にも少し触れた「野辺送り(葬式)」。  かつて古橋では死者を弔う野辺送りが行われ、黒打掛に白手拭... 続きを読む

  • 2020年11月4日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り「高時川に架かる橋」 まち・文化

     ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(93)和子さん(93)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は「高時川に架かる橋」のお話。  以前、古橋では新年最初の集会を「綱打ち(つなうち)」と呼び、その名は大水が出るたびに流される高時川に架かる橋を... 続きを読む

  • 2020年9月3日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り 「日野菜」 まち・文化

     ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(93)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は、「日野菜」。  日野菜は県内日野町が原産地であることからその名がつけられた。細長い形状をしているが蕪の仲間で、上部が赤紫色、下部は白色で、糠漬... 続きを読む

  • 2020年8月19日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り「野沢菜の漬物」 まち・文化

    野沢菜の塩漬け専用の漬物桶。木製の蓋は喜平さんの自作で、いつでも使えるようにきれいに保管されている。  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(93)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は、「野沢菜の漬物」。  野沢菜の漬物は... 続きを読む

  • 2020年7月8日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り 「シソミソ」 まち・文化

    6月中頃の赤シソ。梅雨明けごろがシソミソにも梅干しにも最適だ。  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(93)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は、「シソミソ」。  「シソミソ」は赤シソと味噌で作る保存食だ。喜平さんにとっ... 続きを読む

  • 2020年6月10日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り「そばなときゅーちゃん漬け」 まち・文化

    きゅーちゃん漬けとそばなのお浸し  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は、「そばな」と「きゅーちゃん漬け」。  山内さんが「そばな」と呼ぶのは、そばの間引き菜で、お浸しにしてもて... 続きを読む

  • 2020年5月20日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り「小鮎のへしこ」と「鮎寿司」 まち・文化

    鮎寿司を漬ける喜平さんと和子さんと(平成25年ごろ)  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は、「小鮎のへしこ」と「鮎寿司」。  前回、ゼンマイと川原ゼンマイ(コゴミ)のことを書い... 続きを読む

  • 2020年3月31日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り「ゼンマイ」と「川原ゼンマイ」 まち・文化

    ゼンマイ(左)と川原ゼンマイ  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は、「ゼンマイ」と「川原ゼンマイ」。  「コゴミはどうして食べる?」。山菜の話をしていて喜平さんに問われた。「茹... 続きを読む

  • 2020年3月2日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り オコナイの「五汁」と「油揚げ」 まち・文化

    秘密基地(別宅)にはさまざまな道具があり、自作の道具で豆乳の絞り方を実演してくれた  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は、古橋では3月初めに行われるオコナイにちなむ「五汁」と「... 続きを読む

  • 2020年2月18日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り 「そばの話エトセトラ」 まち・文化

    赤く見えるのは未熟なそばの実で、完熟すると黒くなる。ちなみに花は白色(伊吹山文化資料館 提供)  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は「そばの話エトセトラ」。  前回、喜平さんか... 続きを読む

  • 2020年1月15日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り「伊吹・太平寺のそば」 まち・文化

    太平寺のそば打ちで行われたベニ鉢を温める方法の再現(伊吹山文化資料館提供)  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は「伊吹・太平寺のそば」。  喜平さんは昭和50年代末から60年代... 続きを読む

  • 2019年12月13日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り「山の払い下げ運動」その2 まち・文化

    山の払い下げ運動に尽力した役員。右端が喜平さんの祖父・喜六さん。背後には「国有林下戻勝訴」の文字が読める。(写真修復協力 辻村写真事務所)  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回... 続きを読む

  • 2019年11月12日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り「山の払い下げ運動」その1 まち・文化
    廃仏毀釈と国有林

    己高山登山道にある標識:古橋には南谷、中ノ谷、北谷があり、仏供谷は中ノ谷にある小さな谷の名称。寺院との関係を感じさせる。  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は「山の払い下げ運動... 続きを読む

  • 2019年10月11日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り「明治の水害」 まち・文化

    荒地復旧区割改良工事ノ紀念碑(与志漏神社の境内)  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は「明治の水害」。  ここ数年、「記録的な豪雨」という言葉をよく耳にする。今夏も豪雨による浸... 続きを読む

  • 2019年9月6日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り「亀山の茶畑」その3 まち・文化

     ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(91)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回も亀山の茶畑にまつわるエトセトラ。  昭和27年、旧高時村では地域振興策として、在来種の茶の実を播き茶畑を整備、製茶工場も作った。喜平さんは、おい... 続きを読む

  • 2019年8月13日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り「亀山の茶畑」 まち・文化

     ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(91)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。今回は前回に続いて「亀山の茶畑」。  前回、旧高時村の地域振興策として、昭和26年に亀山の山林を開墾、「等高線栽培法」を用いて子どもらが集めた茶の実を播いたところまでを書いた。等高線栽培... 続きを読む