長浜の町にさらなる賑わいを運ぶ「このはな珈琲」

このはな珈琲 長浜表参道店

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 長浜市 2012年6月1日更新

代表の水野君仁さん

 女性にとって開店時間が長い店は貴重だ。提供されるメニューがオシャレで、さらに落ち着くことができる雰囲気であればなおよし。家や職場の近くにこんなカフェが欲しいと願う人も多いはずだ。男性だっていつでもおいしいものを食べることができ、友人や仕事先の人と語らうことができる店があれば、通いたいと思うに違いない。誰もが「あったらいいな」と願う、そんなカフェが長浜の中心市街地に開店した。
 「ごぼうさん」の名で親しまれる長浜別院大通寺。その大通寺の表参道、お花ぎつねの「お花通り」として知られる通りにオープンしたのが「このはな珈琲」だ。4月29日にできたばかりの真新しいカフェは朝7時から夜10時まで、界隈では珍しい長時間営業のカフェなのだ。
 メインメニューは、店内で焼き上げるワッフル。代表の水野君仁さんいわく「サクッともちっと」した生地に、フルーツやアイスクリームをトッピングした美しい一皿。学生時代から7年間アメリカに住んでいた水野さんは、アメリカで毎朝のようにワッフルとカリカリベーコンを朝食にしていたというワッフル好き。「サクサクのワッフルが大好きだった自分も納得の歯ごたえと、日本人好みのもちっとした食感。ワッフルが大好きな方にも満足してもらえると思います」と水野さん自らも太鼓判を押す出来栄えだ。「本格的なワッフルが食べられる店は意外と少ない」と早くも人気で、店内42席がすべて埋まってしまうこともあるという。
 もうひとつの自慢は、午前11時まで限定の「モーニング」。ドリンクを1杯オーダーすれば、飲み物の料金だけでモーニングセットが提供される。「頼んでないから」と断る人に、無料サービスだと伝えると非常に驚かれるという。水野さんは岐阜在住。中部地方では珍しくないこのモーニングサービスは、代表のこだわりでもある。
 水野さんが長浜でカフェを開くに至ったのは、かかわりの深いNPO法人R-INE塾の協力も大きい。R-INE塾を通じてカフェの話をもらい、以前からいずれはカフェを開きたいと考えていた代表が決断した。「元々歴史が好きで、子どもの頃から城が大好き。城跡の多い滋賀県には愛着があり、以前から長浜には何度も足を運んでいました。馴染み深い土地でカフェができるというのはとても嬉しいことです」と水野さん。「地元の人が何度も足を運んでくれる、賑わいの中心」を目指して、長浜の地に根をはっていく考えだ。「このはな珈琲」から新たな賑わいが生まれ、長浜の魅力がより高まる、そんな店が理想だという。
 長時間営業のカフェが嬉しいのは、いつでもちょっと一息、休憩ができること。朝一番だって、夕方だって、夕食後やちょっと一杯お酒を楽しんだ後も、スイーツやドリンクを楽しみつつのんびり過ごしたいことがある。簡単そうで、意外と難しいこの希望を叶えてくれる「このはな珈琲」。朝から晩まで人で賑わう、町の中心になりそうだ。

このはな珈琲 長浜表参道店

滋賀県長浜市元浜町15-2 / TEL: 0749-53-2330
営業時間 7:00〜22:00 / 定休日 なし

7時から11時限定のモーニングは、このはな珈琲 400円などドリンクを注文するだけでモーニングセットがついてくる。ワッフルの一番人気は練乳いちごアイス&フローズンミックスベリー 730円。さわやかなキウイソーダは430円。ワッフルとセットにするとドリンクは200円offになる。

店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。

みなみ

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