「うちの」というましっそ弁当

ましっそ家

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 長浜市 2010年1月5日更新

お弁当の店「ましっそ家」

 お弁当の店「ましっそ家」は、家庭の味を大切にしたお弁当を食べてもらいたいと、衣斐典子さんがオープンしたお店だ。
 衣斐さんと、マネージャーの奥長豊文さん、そして衣斐さんのお子さんとご両親も手伝いながら、どのおかずも手作りで、注文を聞いてから、調理して盛りつける。「うちのからあげ弁当」、「うちの豚生姜焼き弁当」と、どのメニューにも「うちの」と冠が付いているのは、家庭の味を大切にしたいという思いや、「ましっそ家」の作るお弁当が、買いに来られるお客さんの「うちの」になれれば嬉しいという気持ちからだ。

衣斐典子さんとスタッフ

 「だし巻き」という単品のメニューもある。「うちの父が作る自慢のだし巻きです。お弁当にも入っているんですが、この美味しさを存分に味わっていただきたくて……」。
 「お弁当持ちの頃」を過ごした経験のある人ならば理解できると思うが、日々のお弁当は「おかず」が重要なのは言うまでもない。それが、システムに乗っかって出来たものでなく、ひと手間かけたおかずが嬉しいのだ。「ましっそ家」のお弁当にはそれがある。おかずだけ購入できるところも嬉しい。

人気のおかず三種、鶏の唐揚げ、豚ヒレカツ、エビフライを盛り込んだ「特製ましっそ弁当」。

 ところで「ましっそ」という言葉は、韓国語で「おいしい」という意味だ。ビビンバ弁当なんていうのがありそうだが、今はあくまで日本のスタンダードなラインナップである。なぜ韓国なのかは店内に答えが隠されていた。できあがりを待つカウンターには、韓流スターの笑顔が輝くパンフレットやポスターパネルが並んでいる。
 実は、衣斐さん、韓国までファンの集いに通うほど俳優クォン・サンウさんを熱烈に応援しているのだ。
「ドラマの会話でのマシッソという言葉の響きがよくてお店の名前にしたんです。これから新作弁当を増やしていきますから、韓国の味も取り入れていきたいですね」と話す。
 マシッソな「ましっそ家」だが、韓流ファンにとっては、それだけでは終わらなさそうである。

ましっそ家

滋賀県長浜市平方町238 ワイエフビル23 1階
TEL: 0749-65-1010
営業時間 10:00〜14:00・17:00〜20:00 / 月曜休

うちのからあげ弁当550円、うちの豚の生姜焼弁当550円、特製ましっそ弁当650円(限定30食)など。だし巻き(1本380円)は電話での事前予約を。たこ焼きや焼きそばもある。 

店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。

いと

スポンサーリンク
関連キーワード