笑顔と元気は、「朝ヨガ」から

朝ヨガ in 豊公園

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 長浜市 2012年10月22日更新

 朝7時の長浜市豊公園。犬の散歩をする人、ウォーキングやジョギングで汗を流す人、早朝といえども広い公園には多くの人が集まり、思い思いに朝時間を過ごしている。そんな豊公園の中の琵琶湖をのぞむ芝生に、色とりどりのマットが広げられていた。10名ほどの女性たちがマットに寝そべったり、起き上がったりしながら身体を動かす風景が見える。集まっているのは、屋外で「朝ヨガ」を楽しむ人たち。月1回、週末の早朝に豊公園に集まって、朝日を浴びながらのヨガ教室が行われているのだという。
 講師を務めるのは、小林陽子さん。カルチャーセンターをはじめ、学校や公民館などでヨガを教えている。対象は子どもや妊婦から高齢者までと幅広い。小林さんが提唱するのは、生活の中に気軽に取り入れられるヨガ。「だれでも楽しめるヨガ」を掲げ、受講者に合ったプログラムを提供している。

講師の小林陽子さん

 ヨガと聞くと難しいポーズをしている姿が思い浮かぶかもしれない。しかし小林さんは「まずは自分の身体を意識することが大切」だとし、初心者でもかんたんにできるものを中心に教えている。普段は忘れてしまいがちな  自分の身体  にスポットを当て、丁寧に動かしていく。呼吸を整えることもヨガには欠かせない。「呼吸と動作、加えて意識を集中して身体を動かすことで心身の健康に役立ちます。身体と心とは密接につながっています。どちらかだけではなく、両方を意識するのがヨガ。楽しく身体を動かすなかで、心も身体も癒されて元気になっていきます」と小林さんは話す。しかしヨガは即効性のあるものではない。ある程度続けることで徐々に効果が出てくる。「3カ月くらい続けてください。3カ月経つと、自分の身体や心が変わってくるのが実感できると思います」。無理のないペースでヨガを続けながら、同時に身体や心に意識を向ける。意識の高まりが食生活や生活習慣の改善にも結びつき、相乗効果で心身が健康になっていくのだという。
 小林さんが「もっと元気になってもらおう」と企画したのが、朝ヨガだった。朝の澄んだ青い空、目の前には雄大な琵琶湖が広がっている。芝生の上に寝転がって、風を感じながらのヨガは、室内で行うのとはひと味ちがう。「外でヨガを行うと、室内よりも五感が刺激されます。朝の太陽光を浴びながら、外で気持よく身体を動かすのはとっても楽しいですよ」と小林さん。参加者からの評判も上々で、リピーターや口コミで少しずつ参加する人も増えている。
 もうひとつ、重視しているのは「笑顔」だ。ヨガのプログラムにも  大声で笑う  という内容を取り入れている。「自分にも、笑顔を向ける相手にも最高の癒しになります。1日1回は思い切り笑ってほしい」と小林さん。自然の中で身体を動かし、深呼吸して季節を感じる。太陽の下で気軽に行うヨガが楽しみやストレス解消になると共に、元気と笑顔のモトになればいい。朝ヨガにはそんな思いが込められている。

毎月1回、月末近くの週末に「豊公園」内の琵琶湖岸でヨガを実施。朝7時〜8時。料金は1回1,000円。芝生の上に寝転ぶため、ヨガマットや衣服の汚れが気になる場合はピクニックシートを持参。そのほか、水分、タオル、着替えなどを持参のこと。ヨガマットがない人は、事前に連絡すれレンタルも可能。
日時等、詳しくはブログ「楽しくヨガしましょ♪」またはFacebookにて

店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。

みなみ

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