" />

れんの記事一覧

  • 2013年5月31日

    「こまめ」な天然酵母パン お店
    Komame

     Komameさんの焼く「グレイン・セザム」が好きだ。ライ麦酵母の生地にもちあわやもちきびなど7種の雑穀とクルミ、レーズンが練り込まれていて、表面にはゴマがたっぷりまぶされている。ゆっくり噛むといろんな味がして、1切れで身も心も満たされるのだ。  伊吹山が一望できる場所に、天然酵母のパン工房Komameさんがオー... 続きを読む

  • 2013年5月6日

    琵琶湖のほとりの小さな居場所 お店
    kanaria

    外海孝子さん  数年前はじめてお会いしたとき、琵琶湖を眺めながら「いつか『かもめ食堂』のような店をしたいと思っている」と話しておられたのを覚えている。「かもめ食堂」とは2006年公開の映画『かもめ食堂』で描かれている、フィンランドの小さな食堂のこと。映画では、その食堂をとりまく人々の姿と美味しそうな料理が丁寧... 続きを読む

  • 2013年4月22日

    「ルッチまちづくりネット」始動! まち・文化

    「ぴかキャラ米原びと」マップの作成用取材(右から2番目が谷口さん)  「まちづくり」と聞いて人はどんな印象を持つだろう。まちづくりや地域活動といえば、特定の人たちが熱心にやっている、少しとっつきにくい印象を持つ人もいるのではないだろうか。  米原市では今、「まちづくりの垣根」を低くしようという活動がスタートし... 続きを読む

  • 2013年3月25日

    南三陸・田の浦の3.11 まち・文化

     今年も3月11日の夕暮れに東日本大震災の被災地である宮城県南三陸町田の浦の港にキャンドルが灯った。これは滋賀県立大学の教員や学生らが中心となって活動する「田の浦ファンクラブ滋賀サポートチーム」が企画しているもので昨年に引き続き2回目となる。今回は助っ人として「彦根キャンドルナイト」や「高宮の心を東北へ」のメンバ... 続きを読む

  • 2013年3月12日

    彦根出身のヴァイオリニスト
    被災木ヴァイオリンに想いをのせて ひと
    足木かよさん

    ヴァイオリニスト 足木かよさん  東日本大震災から明日で2年になる。あの日多くの人が抱いた悲しみやむなしさ、「何かしなければ」という想いはどれだけ実を結び、どれだけ今に受け継がれているのだろう……。  この震災は皮肉にも被災地から遠く離れた土地に住む私たちにとって、東北各地の地名を知る機会となった。陸前高田... 続きを読む

  • 2013年3月1日

    憩いの時間が生まれる場所に お店
    Marz-Kitchen Cafe + Bar Route206

    木の香りが漂う店内  県道206号線沿いに昨年12月に出来たカフェレストラン「Marz-Kitchen Cafe+Bar Route 206」。店に入るとほのかに木の香りがし、大きな薪ストーブが出迎えてくれる。  カフェ好きにとって嬉しいのが店内の広さ。天井まで吹き抜けになっている1階にはゆったりとしたソファ... 続きを読む

  • 2013年2月13日

    妖精の暮らす街、八日市 まち・文化

     昨夏のある夜、東近江市八日市の皇美麻(すめみま)公園に突如「妖精の木」が現れた。その木には人間の手のひらに載るほどの小さな妖精クヌートが宿り、彼を慕って小人や妖精たちが八日市のあちこちに引っ越してきてこっそり暮らし始めた。妖精自体は人間の目に映らないのだが、確かに商店街や保育園、図書館の片隅に妖精の家を示す小さ... 続きを読む

  • 2013年1月28日

    打ではなく、投ではなく、極ではなく…… まち・文化
    総合格闘技道場 ハーヴェスト

     総合格闘技のプロが昨年の末、米原市に道場を開いた。道場の主は米原市出身の中村潤さん(28)。中村さんが格闘技に出会ったのは中学2年生の時。闘魂三銃士の一人として人気を博したプロレスラーの橋本真也選手に憧れたのがきっかけだったという。  2009年に総合格闘技「修斗(一般社団法人 日本修斗協会)」のプロライセンスを取得... 続きを読む

  • 2013年1月25日

    鉄作家×鍛冶屋のまち ひと
    鉄作家 山田大輔さん

    鉄作家の山田大輔さん  「人生の第二章がここで始まったみたいです」。鉄作家である山田大輔さんが昨年秋、長浜市鍛冶屋町に移住し湖北で新たな風を起こそうとしている。  鍛冶屋町は名前の通り鍛冶職人が多く暮らした土地である。その歴史は古く、秀吉の時代には武具の生産で活躍し、その後は農鍛冶へと形態を変えながら技術を継... 続きを読む

  • 2012年11月16日

    映像でつながる人の物語 まち・文化

     東近江市の永源寺図書館で、戦前の旧八日市尋常小学校の日々を記録した8ミリフィルムの上映会が行われた。企画したのは同市在住でNPO法人アートポリス大阪協議会滋賀支部の鋒山己之助さん。4年ほど前、映像の産業・文化・教育の振興で地域活性化を目指すアートポリスの活動に出会った。中でも世界ホームムービーの日(10月20日... 続きを読む

  • 2012年10月24日

    3代目のピーナッツ煎餅 お店
    みつとし本舗

    2代目の山口ともこさんと息子の大地さん  西浅井町大浦にピーナッツ煎餅だけを40年焼き続けている店がある。築130年を越える集落一の古民家に店舗を構えるみつとし本舗だ。  ピーナッツ煎餅「丸子船」。刻んだピーナッツが混ぜ込まれている生地はほどよい厚さで、噛めばふわっとピーナッツの香りが広がる。やさしい甘さの秘... 続きを読む

  • 2012年10月2日

    時と人と想いをつなぐセレクトショップ お店
    TuRu Legend

    TuRu Legendの店内  江戸時代より浜ちりめんの町として栄えた長浜。大通寺へ通じる表参道には今も数軒の呉服屋がある。黒壁スクエアから一歩奥に入るこの通りには、昔ながらの雰囲気を残す店が多い。セレクトショップ TuRu Legendは大通寺から徒歩2分、参道沿いにある。  木のやさしさを感じる店内に... 続きを読む

  • 2012年9月19日

    犬上川のメイとサツキとハク まち・文化

     彦根市立病院を望む犬上川の堤防道路沿い、ひつじのメイとサツキとハクが、モコモコの身体で土手の草を食む。その姿は愛らしく、近所の子どもたちや来院する人たちの人気を集めている。  犬上川の北岸に沿って続く堤防道路は、車1台分ほどの幅で、大きな木が生い茂り、散歩にはもってこいのコースだが、狭い道をスピードを緩めず走る... 続きを読む

  • 2012年8月27日

    人生を赤裸々に描く ひと
    松本慶子さん

     「これまでの人生で着込んできたものを一枚ずつ脱ぎ捨てるみたいに赤裸々に描いたら、恥ずかしいけれどホッとしたの。」そう松本慶子さんは笑顔で話された。絵を描き始めてちょうど10年。85歳になる今年、初めての個展を開く。  北海道生まれの長浜育ち。農業のことなど何も知らないまま農家に嫁いだ。慣れないことばかりの辛い日... 続きを読む

  • 2012年1月4日

    米原・上丹生から東北へ「春」の贈り物 まち・文化

    田の浦に贈る球根を手に記念写真(上丹生)  先日、東日本の太平洋沿岸に津波警報が出された。テレビ画面に注意を促す表示が映し出されると、脳裏には昨年3月日本地図をぐるりと囲んでいつまでも消えなかった赤色のラインが甦る。数日後東北からは「甦ってへこんでしまいましたよ。この先どう対処したらいいのか……」というメール... 続きを読む