コルトレーン ナイト

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 豊郷町 2009年7月12日更新

高橋知己(sax)

竹内 直(sax)

 7月18日、陶芸家の村長泰如さんがプロデュースするJAZZライブ第2弾が、2月に行われた渡辺貞夫さんのライブに続き、岡村本家の酒蔵を改装したホール「蔵しっく館」で行われる。ご自身もJAZZプレーヤーであった村長さんが「本物が伝える感動を、より多くの人に知ってもらいたい」と企画したものだ。
 テーマは「コルトレーンナイト」。JAZZ界に偉大な足跡を残すジョン・コルトレーン(1926〜1967)をトリビュート(称賛)し、その没した7月にのみ結成されるスペシャルユニットの、滋賀で唯一のライブである。
 コルトレーンは独創的なサックス演奏で、現在に受け継がれるJAZZを確立した一人である。
 村長さんによると、その一番の特徴は、息をつく間もないほどの音が繰り広げられ、即興で次々と変化しながら一つの曲を作り上げていく奏法を大成させたことにあるという。それはまさに、JAZZの醍醐味の真骨頂である。 今回、木造の酒蔵という特別な空間で、地酒と軽食を傍らに、国内でも屈指のプレイヤーによるコルトレーンのJAZZを目前に楽しむことができるわけだ。
 ところで、ライブ会場で用意される岡村本家の地酒は、長寿金亀の冷酒。長寿金亀には5種類のシリーズがあり、それぞれラベルに40〜80の数字が書かれている。これは、原料となる玄米を100とし、それを磨き上げた度合いを表している。数字が少なくなるほど細かく磨かれ、よりすっきりとした辛口となる。
 日本酒は60〜70が一般的で、50以下は大吟醸と呼ばれる。80は数十年前まで主流だったが、酒造技術の進歩とともにあまり見かけなくなったそうだ。岡村本家では、それを懐かしの甘口(うまくち)として5年前に復活させている。
 コルトレーンが生み出したメロディは「シーツ・オブ・サウンド」といわれる。ライブ当日は、コルトレーンを聴きながら、時代と共に変遷した金亀の美酒を、村長さん特製の器で味わう……ひと時となる。

金亀酒蔵 SUPECIAL JAZZ LIVE VOL.2 コルトレーンナイト 2009

Featuring 高橋知己(sax)・竹内直(sax)安原将生(p)・木村知之(b)・石田博嗣(ds)
日時: 2009年7月18日(土)開場17:30 / 開演18:30
会場: 岡村本家 蔵しっく館ホール
全席自由 前売4,500円 / 当日5,000円

お問い合わせ・チケット販売
株式会社 岡村本家 蔵しっく館ホール
滋賀県犬上郡豊郷町吉田100
TEL: 0749-35-2538 / FAX: 0749-35-3500

店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。

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