Monologue

  • 2014年3月9日

    Monologue No.582

    風呂場のタイルが 少し温かくなった 予感…… 次の一瞬を僕は知っている 続きを読む

  • 2014年2月23日

    Monologue No.581

    神事の所作は美しい 決まり事の理由を誰も覚えていないが 今も変わることを望まない まったく潔い (長浜市木之本町北布施のオコナイ。翌々年のトウヤを決める「玉くじ」) 続きを読む

  • 2014年2月9日

    Monologue No.580

    好ましいと思うものだけを集めても そのなかに好ましさの優劣があることに気づく 眩しい冬だ 何もないから…… 続きを読む

  • 2014年1月26日

    Monologue No.579

    今夜、雪が降るといい 音のない夜、気がつくと 固まった手が冷たいので びっくりした 続きを読む

  • 2014年1月12日

    Monologue No.578

    連なる山々に たくさんの馬が眠っている 雪が幾晩も降り積もれば 誰にも見えなくなる 続きを読む

  • 2013年12月22日

    Monologue No.577

    今年もいろいろなことがありました お世話になり、ありがとうございました 来年もまた たくさんの良いことがありますように 続きを読む

  • 2013年12月8日

    Monologue No.576

    空に浮かぶ白い実 名前を知りたいと思った きっと星々の名に似ているに違いない 桂はもう葉を落としたろうか 続きを読む

  • 2013年11月24日

    Monologue No.575

    手をのばせば 声にすれば 見失わなければ ばばっと、ばばばと行こう 続きを読む

  • 2013年11月10日

    Monologue No.574

    心地いい言葉と匂い 忘れたいことを 忘れてしまうのも悔しいから 頑張ると書いてみる 続きを読む

  • 2013年10月27日

    Monologue No.573

    なんでもない風景の なんにもないかけらのように 空気みたいに生きていたい たいていはなんにもない 続きを読む

  • 2013年10月13日

    Monologue No.572

    白い相思花 季節を過ぎてやっとみつけた 存在がうれしい 世間もある 続きを読む

  • 2013年9月22日

    Monologue No.571

    今日を始めることができる 幸せがある 終わって欲しくない 今日もある 続きを読む

  • 2013年9月8日

    Monologue No.570

    眠い  夢のなかではできるのに 世の中眠い 白昼夢 続きを読む

  • 2013年8月25日

    Monologue No.569

    雌の精霊蝗虫(ショウリョウバッタ) 擬態を完了したと そう思ったとき際立つ それが個性だ 続きを読む

  • 2013年8月11日

    Monologue No.568

    醒めぬ夢と、果てぬ夢 遠雷 歯を磨き、机にむかい 僕は目を閉じる 続きを読む

  • 2013年7月28日

    Monologue No.567

    昼寝もせずに影にもはいらず 日差しのなかにしかない匂い てんかふの白いすじが 脈打っている 続きを読む

  • 2013年7月14日

    Monologue No.566

    ふわふわ とらわれず平等に 気にもされずに ただふわふわと生きていたい 続きを読む