波うさぎの文様再び!
「竹生島文様(波うさぎの文様)」を、僕は淡海発祥だと考えている。北国街道木之本宿、かつて伝馬所だった山路清平邸の門の両側にも、「波うさぎ」の文様がある。波を渡る兎を正面からとらえた図像だ。門の右側の瓦には2つに分かれた波に6つの波頭が、左側には4つの波頭が描かれ、時間の経過を現しているのだろう……。施主の遊び心やそれに応える職人の心意気を感じる一対の文様である。
僕は竹部島文様を、たまに見かける幸運を得ている。ある意味、それは能力(才能)だったり、運命だと考えるほどに……。
【小太郎】