「長浜」を含む記事一覧

  • 2011年3月19日

    春を迎える責任 まち・文化
    木之本町黒田のオコナイ

    木之本町黒田のオコナイ  前号で紹介した木之本町田神山観音寺のオコナイがあった日、同町黒田でも、黒田神社のオコナイがあった。湖北ではオコナイが終わると本格的な春が訪れる……。  オコナイは基本的に、村内の豊作と安全を祈願する神事だ。御鏡をつくり神仏に供え、「直会(なおらい)」があり、次の年の当番にあたる「トウ...  続きを読む

  • 2011年3月9日

    日本の風景 オコナイ まち・文化
    長浜市木之本町

    木之本町の田神山観音寺のオコナイ  「オコナイ」は今となっては不思議な儀式である。少し前までは当たり前に行われていた祭礼で、不思議と感じるのは何かしらの失ってしまった欠片の多くがあることを、感じることができるからだろう。  「オコナイ」とは、『村内の豊作と安全を祈願し、一月から三月にかけて繰り広げられる祭りの...  続きを読む

  • 2011年3月7日

    春はもうすぐ……、その理由! ひと
    気象予報士 石居大さん

    気象予報士の石居大さん  子どもの頃から空を眺めるのが好きだったという。雲の動き、天気の移り変わりに興味をもつようになり、天気に関わる仕事がしたいと思うようになった。長浜にお住まいの石居大(まさる)さん(41)。長年の夢を、気象予報士になることで叶えた人だ。  気象予報士と聞くと、ニュースで天気予報を伝える人...  続きを読む

  • 2011年3月4日

    波兎の文様 まち・文化

     湖を渡る船に乗り、冬の竹生島に上陸した。周辺は水深100メートルを越え、島は湖底から塔のようにそびえ立っている……。  目的は、波と兎の文様(竹生文様)の写真を撮ること。竹生島文様というからには、この島にも文様はなければならない。確かに兎は、唐門にあったが、波は彫られていない。僕が今まで見てきたどの竹生島文様とも...  続きを読む

  • 2011年2月2日

    江展望 2011
    尾崎神社に残る長政と市の記憶 まち・文化

    尾崎神社  大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」が始まった。第一話は織田信長の攻撃によって浅井長政の居城・小谷城が落城するまでが描かれていた。長政のもとへ嫁いだ信長の妹・市が、次第に長政の人柄に惹かれていく様子が印象的だった。ただ実際のところ長政と市がどのような結婚生活を送っていたのかは、ほとんどわかっていないら...  続きを読む

  • 2011年1月17日

    手打ちそば屋で食べる冬期限定うどん お店
    そば廣

    冬季限定の四川うどん  長浜の手打ちそば店「そば廣」さんへは、何度となく訪れている。そば廣さんの天ぷらそばは少々時間がかかる。注文を聞いてからタネにコロモをつけて揚げてくれるからだ。運ばれてきた大きな海老と野菜の天ぷらのさっくさくの揚げ具合に、待ったかいがあったと必ず思う。以前はそばの上に天ぷらが載っていたの...  続きを読む

  • 2011年1月14日

    一期一会の盆梅のために まち・文化

    長浜盆梅展は今年で60回を迎える  引き締まるような冷たい空気の中で鉢の梅が花開く。明治天皇の行幸にあわせ建てられた慶雲館のおごそかな雰囲気が風情を高めている。長浜の新春行事「長浜盆梅展」は今年60回を迎える。期間中、約300鉢が入れ替えながら展示されていく。  華やぐ主役を支える人がいる。小川喜弘さん(46...  続きを読む

  • 2010年12月28日

    年賀状に江と面白の島の景色や竹生島 まち・文化

    日本の伝統的文様「波兎」  竹生島には、日本三大弁才天を本尊とする宝厳寺、弁才天に加え龍神など四柱の神を祀る都久夫須麻(竹生島)神社がある。竹生島への信仰は、平安期から中世にかけて盛んで、名だたる戦国大名も島に対し手厚い保護をしていたという。その歴史的背景や琵琶湖に浮かぶ島という神秘性からか、滋賀県のパワース...  続きを読む

  • 2010年12月27日

    2011 江遠望
    新年を小谷寺で迎える まち・文化

    如意輪山小谷寺  来年1月9日から大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」が始まる。主人公の江は、北近江の武将浅井長政と織田信長の妹・市の三女で、姉の茶々・初とあわせて浅井三姉妹と呼ばれてきた。  浅井氏の居城・小谷城は、三姉妹の生まれた場所で、ドラマでは現地ロケも行われた。その登山口近くにあるのが小谷寺だ。小谷寺は元...  続きを読む

  • 2010年12月20日

    おかもちと特許「防雨ルーバー」 ひと
    吉井知幸さん

    吉井知幸さん  自らの発明で特許をとった人がいる。吉井知幸さん(64)。先日取材した「茂美志屋支店」でお会いした。お店の出前を担当されている。おかもちを積んだバイクが吉井さんのトレードマークだ。  発明といえばエジソンにドクター中松、特許といえば早口言葉くらいしか思いつかない私にとって、未知の世界に住む人だった...  続きを読む

  • 2010年11月22日

    茂美志屋支店の法則! お店
    茂美志屋支店

    茂美志屋支店の辻博之さん  長浜・黒壁スクエア近く、あんかけうどん「のっぺい」が名物のお店「茂美志や」を本店とするのが、大通寺北東にある「茂美志屋支店」だ。辻博之さん(57)のご両親が開業され、創業55年になる。「茂美志や」さんとは親戚関係にあたり、寿司職人だった辻さんのお父さんが暖簾を分けて「支店」の名が付...  続きを読む

  • 2010年11月16日

    RALLY NIPPON 2010 長浜・彦根 まち・文化

    雅楽師の東儀秀樹さん  11月5日から8日にかけて、クラシックカー約70台が、東京 - 京都間約1200キロを走り抜けた。昨年4月より、社団法人日本ユネスコ協会連盟は、100年後の子どもたちに長い歴史と伝統のもとで豊かに培われてきた地域文化・自然遺産を伝えるための運動として「プロジェクト未来遺産」運動をスター...  続きを読む

  • 2010年11月6日

    江を知る まち・文化
    洞寿院の葵と菊の紋

    実宰院 茶々(淀殿)が寄進したと伝わる昌安見久尼の木像(実宰院)  9月、小谷城でテレビロケがあった。放映が予定されているのは、来年のNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」。江の生涯が、2人の姉・茶々、初の人生も織り交ぜながら語られるようだ。  江は2度の結婚を経て、3度目、文禄4年(1595)23歳のと...  続きを読む

  • 2010年11月2日

    西主計の鶴 まち・文化

    西主計にある鶴の置物  ときおり通る道路の脇に、鶴がいる。正確には空を見上げている鶴の置物である。「宇野→」と記されている。  鶴を設置したのは、西主計にお住まいの宇野和夫さん。宇野さんのお宅に向かうには東側と西側から入る道がある。東側から入ってもらいたいが、口頭の説明ではなかなかわかりにくい。そこで目印を置...  続きを読む

  • 2010年10月30日

    仏具店の小さなフィギュア・ショップ お店
    和泉仏具店

    フィギュア、キャラクターグッズが混沌と……  エヴァンゲリオン、けいおん、仮面ライダー、ウルトラマン、ジャンプ系アニメ。プラレールにトミカ、キティちゃん……。初めて見るキャラクターもあれば、思わず手にとる懐かしいものもある。大小あらゆるフィギュアやキャラクターグッズが混沌としている。  店先には「和泉仏具店内に...  続きを読む