湖東・湖北 記憶のケンケンパー

No.2

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 2010年2月20日更新

 『コートには、更に多くのバリエーションがあり、愛知川の50代女性は、石を「ケンーチイッポ」と言いながら投げたという』。というところで前回は終わった。
 今回はその続きである。記憶に残っている愛知川のコートは(右図)。難しそうである。
 記憶をたどってもらうと、ルールは次のようなものだった。

  1. Aに石を置く(投げる)。
  2. Aの石をケンでとって、ケンパを続ける。
  3. Nの所までケンパで来たら、同じチームの子を待つ。
  4. 全員がNにそろったら、再び順番にAに向かってケンパしていく。
  5. 次はBに石を置く(投げる)。
  6. Aからケンパし、3〜4を繰り返す。置いた石は行きか帰りかのどちらかでひろう(どの時点だったかははっきりしない)。
  7. 以後、石を置く場所(投げる場所)は、C→D…と進み、ゲームを続ける。
  • 早く、全員が戻ったチームが勝ちとなる。
  • 早く戻ったチームは、次のゲームで「温泉マーク」を付けることができる。スタート地点で後ろ向きに石を投げ、入った枠が「温泉マーク」となり、 ケンでもパでも通ることができる。但し、相手チームは、温泉マークの枠には足を置くことはできない。

 愛知川のケンケンパーは、団体戦だったということ、そして「温泉マーク」の意味が解った。
 次回は、長方形のコートの、バリエーションを紹介する予定。50代の男性にうかがったアメリカと書く枠も登場する。

読者の皆様からの情報
木之本町東部のケンケンパー

 私がしていたものは左図が基本形で、石はAの下に置くことからはじめます。行き帰りのあたりは同じです。でも石は順番に投げ込まないと、最初からやり直しだったような気がします。
 Hまで成功したら、次からは後ろむきに投げて、入ったところが「温泉マーク」になり、投げた人だけが足をつくことができました。
 最初はこの形でずっと遊んでいたのですが、いつ頃からかさんかくの上にハートマークがついて遊ぶようになりました。なぜそうなったのかはわかりません。以上、おぼろげな記憶から……。(30代女性)

編集部

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