つくって、食べよう

第78回 イタリア的日常ごはん 〜夕食編〜

このエントリーをはてなブックマークに追加 2011年6月24日更新
イタリア的日常ごはん 〜夕食編〜

 イタリアパスタ産業協会(UN.I.PI.)によると、イタリアのパスタ消費量は1人あたり年間26kg、1日にすると約70gだそうです。なんだか少ない気もしますが、お昼にパスタを食べたら晩はパン、という風に1日1回が基本、2回食べればパスタ好きと呼ばれます。ちなみにパンの年間消費量は66kgだそうでパスタの倍以上!イタリア人の主食はあくまでパンだということがわかります。
 販売員をしていた同居人のイタリア人は、魚や野菜やらを冷凍庫にストックし、仕事から帰ってきたらそれをぱぱっとソテーして、パン屋で買った焼き立てのパンを添える、というスピーディな夕食をよく披露してくれました。イタリア料理はボリューム満点なイメージですが、普段の家ごはんは味、量ともに意外に控えめで優しくて、だからこそまた明日も食べたいなぁと思わせるのでしょうね。
 

グリンピースの含め煮

材料(2人分)
グリンピース(さやつき)200g、玉ねぎ1/4玉、ベーコン1枚、オリーブ油大さじ1、塩こしょう各適量

作り方

  1. 鍋にオリーブ油を入れて熱し、みじん切りの玉ねぎと1cm幅に切ったベーコンを炒める。しんなりしてきたらさやから出したグリンピースを加えて混ぜる。
  2. 水カップ1/2を加える。沸騰したら弱火で5分ほど煮て火を止め、塩こしょうで味をととのえる。

白身魚のバターレモンソテー

材料(2人分)
白身魚切り身2切れ、バター10g、白ワイン大さじ3、レモン汁小さじ2、きざみパセリ大さじ1、塩こしょう各適量

作り方

  1. 白身魚に塩こしょうで下味をつけ、薄く小麦粉をまぶす。
  2. フライパンにバターを入れて熱し、1の両面を焼く。白ワインを加えてアルコールをとばし、レモン汁とパセリを加えてとろみが出るまでフライパンをゆすりながら煮詰める。

 

あきこ Profile

1977年生まれ。兵庫県明石市出身。京都の大学に在学中、旅行をきっかけにイタリアに魅了される。その加熱ぶりは卒業論文のテーマを「バルサミコ酢」にしてしまったほど。卒業まもなく管理栄養士の資格を取得。半年後、憧れのイタリアへ料理の勉強に旅立つ。2004年4月より彦根市内に勤務し、現在は湖国ライフを満喫中。

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