つくって、食べよう

第89回 復活祭

このエントリーをはてなブックマークに追加 2012年4月20日更新
復活祭

 新年度が始まりました。今年は桜の開花が例年より遅れましたが、日に日に色づき生長する花芽を見ると、春が来たなぁと感じます。イタリアで春の到来を告げるイベントと言えば「パスクァ(復活祭)」、イエス・キリストが死後3日目に復活したことを祝う、クリスマスに並ぶキリスト教の祭日です。「春分の後の最初の満月の次の日曜日」と定められており、家族で集まってごちそうを食べるのが定番です。食卓には羊や季節の野菜、そして卵を使った料理が並びます。新しい命、再生を意味する卵はパスクァのシンボルとされており、卵料理はもちろん、卵をかたどったチョコレート菓子も登場します。今年は4月8日がパスクァです。卵とアスパラガスを使った簡単イタリアンで、春の訪れを感じてみてくださいね。

アスパラ卵

材料(2人分)
アスパラガス 1把、卵 2個、粉チーズ 大さじ3、バター・塩・黒こしょう 各適量

作り方

  1. アスパラガスは半分に切ってかために塩ゆでする。
  2. 耐熱容器にバターを塗り、粉チーズをまぶす。1を並べ入れ、上からそっと卵を割り入れる。
  3. トースターで約10分、縁がカリッと色づいてくるまで焼く。仕上げに塩と黒こしょう各少々をふりかける。

 

あきこ Profile

1977年生まれ。兵庫県明石市出身。京都の大学に在学中、旅行をきっかけにイタリアに魅了される。その加熱ぶりは卒業論文のテーマを「バルサミコ酢」にしてしまったほど。卒業まもなく管理栄養士の資格を取得。半年後、憧れのイタリアへ料理の勉強に旅立つ。2004年4月より彦根市内に勤務し、現在は湖国ライフを満喫中。

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