「長浜」を含む記事一覧

  • 2014年8月1日

    マンゴーとふるさととかき氷 お店
    kirakira Mango

     頭上は曇り空で覆われ、蒸し暑い空気の中、居るだけでじっとりしてくる。不快指数、ということばが頭をよぎる。  個人的なことだが、彦根に来て10年になる。しかし気候には未だに慣れない。夏は蒸し暑すぎるし、冬は暗すぎると感じる。だからといって故郷に戻ることは考えられないが、10年経っても馴染めないことはある。もちろん...  続きを読む

  • 2014年7月18日

    湖の辺の道を駆け抜ける! まち・文化
    山本山〜賤ヶ岳トレイルランニング

    賎ケ岳山頂から走ってきた山本山からの稜線を望む。  「トレイルランニング」という言葉がある。トレイルとは登山道など舗装されていない自然歩道のことだ。このトレイルを走るのがトレイルランニング。欧米では昔から盛んで、日本でも以前は「山岳マラソン」、「ランニング登山」などと呼ばれていたが、ここ10年ほどのマラソンブ...  続きを読む

  • 2014年6月27日

    夜の余呉湖畔を歩く まち・文化
    余呉湖をめぐるナイトハイキング

     このところ、意識的に運動をするように心がけている。若い頃はスポーツをしていたけれど、ここ10年運動らしい運動をほとんどしてこなかった。30も半ばを過ぎて、いろんなところに影響が出てくるのをじわじわと実感していたので、先月から少しずつウォーキングやランニングをはじめたのだ。  そんな中、「余呉湖をめぐるナイトハイ...  続きを読む

  • 2014年5月28日

    コレクションのその先に お店
    INSTINCTOY

    INSTINCTOYの店内  ものを集めるのが好きだ。僕の場合は、カメラとレンズ。でも、コレクターという領域には達していない。まあ、金銭的な理由というのが大いにあったりするのだが。  先日、「長浜に素敵なフィギュアショップがある」と読者の方から情報をいただいた。オーナーは大のおもちゃコレクターだという。お店の...  続きを読む

  • 2014年5月15日

    奇祭・茶わん祭 まち・文化
    余呉町上丹生

     5月4日。余呉町上丹生で伝統の「丹生茶わん祭」(県指定無形民俗文化財)が行われた。かつては3年に1度行われていたが、人手不足などが原因で、今年は5年振りの開催となる。前回の2009年の開催は6年振りだった。僕は二度目の経験だ。その時はこんな記事を書いた。  「昔、上丹生と下丹生の境近くにある末遠(すえとお)とい...  続きを読む

  • 2014年5月12日

    百年の時を超えて まち・文化
    北国街道 安藤家「ふすまのすがた」展

    野田拓真さん、藍子さん夫妻と娘の一紺ちゃん  長浜の北国街道 安藤家で、北大路魯山人が手がけた書院「小蘭亭」の特別公開にあわせて、野田版画工房の「ふすまのすがた」展が5月17日まで開催されている。  北国街道 安藤家は、秀吉の命を受けて長浜の城下町を整備した「長浜町十人衆」のうちさらに有力だった「長浜三年寄」...  続きを読む

  • 2014年4月21日

    黒田をだしに、かんぴょうをネタに、こめて お店
    創作和ダイニング 丸忠

    「黒田官兵衛」一色の木之本町  大河ドラマ「軍師官兵衛」ゆかりの地として盛り上がる、長浜市木之本町へ行ってきた。官兵衛は姫路の生まれだが、黒田家発祥の地は、木之本町黒田と言われているのである。  JR木ノ本駅から東にのびる地蔵坂商店街は、「黒田官兵衛博覧会」の幟やポスターがそこここに見られ、「黒田」の「黒」と...  続きを読む

  • 2014年4月14日

    青海山の勇姿 まち・文化

     4月5日、長浜市の曳山博物館で曳山交替式が行われた。 長浜曳山まつりは、12基の曳山が3年毎に毎年4基ずつが交代で巡行する。交替式は、1年間曳山博物館で展示されていた今年出番の曳山をそれぞれの地元町内の山蔵に戻し、来年出番の曳山と入れ替える行事だ。今年の出番山は、春日山、月宮殿、諫皷山、青海山の4基。この...  続きを読む

  • 2014年3月5日

    手に触れて育つ木のアクセサリー ひと
    アクセサリークリエーター 山田浩久さん

     木で作られた赤や紫、黄色など色とりどりのアクセサリー。それらが着色しているのではなく、木そのものの色であると聞いて驚いた。彩り豊かでかつ落ち着きのある雰囲気はとても魅力的だ。  長浜市安養寺町に10年前、京都から移り住んだアクセサリークリエーター山田浩久さん。世界中の色や模様に特徴のある希少な銘木約...  続きを読む

  • 2014年2月26日

    オコナイの季節 2 まち・文化

     「オコナイ」とは、村内の豊作と安全を祈願し、一月から三月にかけて繰り広げられる神事のことだ。基本的には、御鏡をつくり神仏に供え、直会があり、次の年のトウヤ(頭屋・当屋・塔屋/「屋」を「家」とする場合もある)を決める。丁度今頃がオコナイの季節だ。  木之本町北布施のオコナイを見学させていただく幸運に巡りあわせた。...  続きを読む

  • 2014年2月17日

    オコナイの季節 まち・文化

     「オコナイ」は今となっては不思議な儀式である。少し前までは当たり前に行われていた祭礼で、現代の効率と効果を追い求める社会において、何かしらの失ってしまった欠片の多くがあることを、感じることができる。過去より受け継いだ文化の最後の砦である。  「オコナイ」とは、『村内の豊作と安全を祈願し、一月から三月にかけて繰り...  続きを読む

  • 2014年2月3日

    ワインと料理の仲人 お店
    ワインショップ Levante

     「『こういう料理を食べるんですが、どんなワインが合いますか?』そう言って買いに来られるお客さんもたくさんおられますよ」とワインショップ「Levante(レバンテ)」の清水浩さんは話す。確かに、いざワインを楽しみたいと思っても料理や自分に合うワインを見つけるのは難しい。そんな時に気軽に相談できるワインのプロがいる...  続きを読む

  • 2014年1月13日

    世界で最も美しい風景 まち・文化

     あけまして、おめでとうございます。言葉にすると照れくさいが、新しい年を生きていることに感謝したい。本年もどうぞよろしくお願いいたします。  僕は世界中を周ったわけでもなく、また、日本中を旅したこともなく、淡海をくまなく巡ったこともない。ただ、本当に美しい風景がある。世界で最も美しいかもしれないと思うことがここ数...  続きを読む

  • 2014年1月3日

    五色のいなり寿司 お店
    いなり寿司専門店 扇

     いなり寿司とは、甘く煮た油揚げの中に寿司飯(酢飯)を詰めたというシンプルなものだが、いなり寿司専門店「扇」で食べたいなり寿司は、いなり寿司と名のってはいるが全く違ったものに思えた。加えてにんまりと嬉しくなるくらい旨い。  油揚げの色が五色。黄金、抹茶、一味、ゆず、竹炭、どれも自然からいただいた色で、陰陽五行の木...  続きを読む

  • 2013年12月2日

    畑からはじまるフレンチ食堂 お店
    オーガニック食堂 pot-au-feu

     「自分の畑で自然栽培した野菜を、少しずつでもメニューに入れていきたいですね」と、おだやかに話すのは、今年7月にオープンしたオーガニック食堂「pot-au-feu(ポトフ)」のオーナーシェフ中川仁さん。“オーガニック”と聞くと、嬉しい反面、ほんの少し身構えてしまうけれど、このお店の雰囲気には訪れた人の気持ちをほっ...  続きを読む