青海山の勇姿

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 長浜市 2014年4月14日更新

 4月5日、長浜市の曳山博物館で曳山交替式が行われた。
長浜曳山まつりは、12基の曳山が3年毎に毎年4基ずつが交代で巡行する。交替式は、1年間曳山博物館で展示されていた今年出番の曳山をそれぞれの地元町内の山蔵に戻し、来年出番の曳山と入れ替える行事だ。今年の出番山は、春日山、月宮殿、諫皷山、青海山の4基。この日は午前10時頃から順番に曳山が搬出された。

午前11時前、「ヨイサー、ヨイサー」の掛け声とともに曳山博物館の山蔵から青海山の曳山が姿を現した。朝から寒くぐずついた天気だったが、この頃には晴れ間がのぞいていた。青い空と白壁の山蔵、豪華に装飾された曳山のコントラストが美しい。舞台の上には、後見人と籤取人の二人が座り、曳山はゆっくりと少しずつ進んでいく。40分ほどかけて北町組の山蔵に到着。曳山は無事山蔵の中に収められた。青海山若衆筆頭の平居由宣さんは、「これであとは祭の本番を待つだけ。9日から全力で臨みたい」と意気込みを話した。

 今年の曳山まつりは、9日の線香番に始まり、若衆による4日間に渡る裸参りを経て、13日に狂言の奉納順を決める籤取り、15日の狂言奉納、16日の千秋楽と続いていく。
 裸参りから千秋楽まで、全部で曳山まつりである。全てを観てみたいと思ってはいるが……。

編集部

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