ジプシー・ジャズ
世界中に一体どれだけの種類の音楽文化が存在するのだろうか?
ひこね市文化プラザで開催されている「ワールド・ミュージック・トリップ」シリーズは、2011年の4月よりスタート。世界各国の伝統に培われた独自の素晴らしい音楽や舞踊を本場のアーティストを中心に、その魅力あるステージで紹介していくことを目的としている。飛行機も使わず、移動時間もかけず、旅行準備も時差ボケも無く、もちろんパスポートも不要。(入場チケットは必要ですが)気軽に世界の一流ライブを楽しめるところが魅力である。
同シリーズはたいへん好評で、これまでに8回にも渡るメインコンサートをはじめ、小さい子どもたちでも楽しむことができるロビーコンサートも数回開催している。
取り上げた音楽は、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」といえば知っている方も多いであろうキューバ音楽から始まり、ジャズ、ミュゼットやケルト音楽、アルゼンチンタンゴなど……。どのコンサートも現地のアーティストを招聘するほどの拘りようである。
さらには、音楽のみならず各国で普段食べられている食べ物を提供したり、酒場音楽を盛り上げるためにバーを併設し、その国原産のお酒と一緒に音楽を楽しんでもらったりと、毎回趣向を凝らした関連企画で来場者を世界旅行している気分へと導く。
シリーズ担当者は、「ワールドミュージックファンのみならず、たくさんの方々に世界各国の様々な音楽と楽しみながら触れ合うことを通し、その国の歴史や文化を同時に学ぶ機会にしていただけると嬉しい。」と語る。
そして!「ワールド・ミュージック・トリップ」シリーズもこの3月に開催されるコンサートで9回目を迎える。今回とりあげるのは、かつて 世界一のギタリスト と呼ばれたジャンゴ・ラインハルトという人物により、1930年〜50年のパリを賑わせた音楽、「ジプシー・ジャズ」。このジプシー・ジャズをジャンゴ・ラインハルトの再来と謳われるストーケロ・ローゼンバーグ率いる世界的に有名な実力派バンド「ストーケロ・ローゼンバーグ・トリオ」が披露してくれる。超絶なギターテクニックが光る激しいテンポのナンバーから、うっとり聴かせるメロウなナンバーまで、ジプシー・ジャズ全盛期のパリの雰囲気を十二分に堪能させてくれることだろう。
ぜひ、3月2日は、戦前のパリに旅行する気持ちで、ひこね市文化プラザに足を運んでみてはいかがだろうか。
WORLD MUSIC TRIP vol.9 ジプシー・ジャズ
2013年3月2日(土) ・15:00開場 16:00開演
ひこね市文化プラザグランドホール(全席指定)
一般 4,800円 / WMTソシアルクラブメンバー 4,000円 / SP会員(登録制学生会員) 2,000円
お問合わせ・プレイガイド (インターネットでの予約も可能です)
ひこね市文化プラザチケットセンター
TEL: 0749-27-5200 / http://bunpla.jp/
店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。
【編集部】