新たなるコレクション! ダムカード

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 東近江市 2012年4月2日更新

永源寺ダムとダムカード

 毎年、冬になると、気になりだすことがある。「ダムカード」である。国土交通省のホームページに次のような説明がある。『国土交通省と水資源機構の管理するダムでは、ダムのことをより知っていただこうと、「ダムカード」を作成し、平成19年度の「森と湖に親しむ旬間」(7月21日~31日)中より、ダムを訪問した方のみに配布しています。カードの大きさや掲載する情報項目などは、全国で統一したものにしており、おもて面は、ダムの写真、うら面は、ダムの形式や貯水池の容量、ダムを建設したときの技術、といった基本的な情報からちょっとマニアックな情報までを凝縮して載せています。カードは、現在までに、国土交通省と独立行政法人水資源機構の管理する施設などで作成し、ダムなどの施設やその周辺施設で配布しています。』

 僕にとって、ダムカードは冬の間気になって、次の冬まで思い出すことのない代物だった。「暖かくなったら、ダムカードを手に入れよう」そう想っていた。
 湖東・湖北では、永源寺ダム、宇曽川ダム、姉川ダムのダムカードがある。但し、ダムによって、入手の方法や曜日時間帯に制約があり、詳細については各ダムに電話で確認しておくといい。
 ダムカードを配布しているダムは全国でどれくらいあるのだろう…、ウィキペディアには『平成19年度の森と湖に親しむ旬間(7月21日〜 31日)に、国土交通省及び独立行政法人水資源機構が管理する111のダムで配布が始められた。』とあり、その後もダムカードを配布するダムは増えているという。

 春、今年こそダムカードコレクションを始めようと思う。湖東湖北の3つをコンプリートし、エリアを滋賀県に広げながら、旅先でもダムを巡る……。とりあえず、永源寺ダムのダムカードを手に入れることにした。
 管理事務所の扉を開けそれこそ唐突に「ダムカードください」と言ってみる。その声には、本当にダムカートがもらえるのかどうかという不安と、ダムカードをもらいに来たんだぜ、という自負が七対三くらいで混じっている。
 対応してくださった男性は、「少し待ってください」と事務的に処理をする。それでこそ、ダムカードだと僕は思っている。決して「そうですかぁ〜。ダムカードを集めているんですか。あなたも集め始めたのですね」、などと決して愛想を言わないところがいい。事務的な処理の中を淡々と受け渡され続けるのがダムカードなのである。
 ところで、レアカードは存在するのだろうか。目指すダムの場所により入手の難易度がコレクター個人の環境によって異なる。多分、数が少ないという意味でのレアカードは存在しないだろうと思うが、また、ひとつ楽しいことが増えた……。
 富山の友人に、ダムカードの話をしたら、「それはいい、絶対に面白い、富山と滋賀のダムカードをトレードしましょう」と喜んでくれた。実に、レアなケースであった。

雲行

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