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彦根市の記事一覧

  • 2014年5月30日

    写真に焼き付けた感動 ひと
    中村一雄さん

     66年前、中村一雄さんが初めて買ってもらったカメラは、蛇腹カメラだった。その頃をご存知の方には当たり前のことなのだろうが、ひとむかし前は、蛇腹カメラが普通だったそうだ。現在、中村さんの手元には、蛇腹カメラはもうない。しかし、中村さんにどんなカメラだったか聞いていると、蛇腹が開く様を目にしているかのような臨場感が... 続きを読む

  • 2014年5月19日

    こども館長の一日 まち・文化
    スミス記念堂

     日曜日、彦根城のお堀端にある和風建築のキリスト教教会「スミス記念堂」へ行った。キリスト教の信者ではない私が教会へ足を運んだのは、礼拝や集会のためではない。記念堂を開けている近藤一家と「こども館長」に会いに行った。  「こども館長」こと近藤七生(なお)ちゃんは3歳。土日祝日の朝10時頃、スミス記念堂へやってくる。... 続きを読む

  • 2014年5月2日

    月の移りかわり お店
    半月舎

     「引越しします」というハガキが届いた。ハガキには、雲の上に正座して本を読んでいるひとの絵が描かれている。「旧店舗から徒歩5分」と解説がある。彦根の古本屋「半月舎」の移転のお知らせだった。  半月舎は、2011年9月に、古本とデザインをあつかうお店としてオープンした。約2年半、彦根市京町交差点の近くで営んだが、店... 続きを読む

  • 2014年4月30日

    彦根高宮 太鼓祭り まち・文化
    門口・いかり紋の謎

     4月13日、早朝、電話があった。「今日は高宮の祭りだから、来てはどうか」と、男性の声だった。僕は寝ぼけていたけれどごそごそとカメラを持って出かけることにした。時間ができたら……、そう考えていることは多分、一生できない。気持ちが少しでも動いたら出かけるのがいい。  高宮の「太鼓祭り」として知られているが正式には「... 続きを読む

  • 2014年4月23日

    I’s Art paint ひと
    音瀬伊都子さん

     夢京橋キャッスルロード沿いのチョークアートカフェ「Cafe & Bar 伊沙羅(イザラ)」は、編集部の向かいにある。2階からの眺めは僕らの日常の一部になっている。いつ頃からだろう…、チョークアートの素敵な看板が通りを飾っていた。そもそも、チョークアートとは何なのか? 様々な定義があるが、黒い背景にオイル... 続きを読む

  • 2014年4月18日

    注目は井伊直虎!? まち・文化

    石田三成の袖看板  彦根の夢京橋あかり館2階の「まちなか博物館」で開催されている「MITSUNARI11」という企画展示が面白い。超次元サッカーではない。戦国アクションゲーム「戦国無双」を開発した株式会社コーエーテクモゲームスの協力を得て、ゲームに登場するキャラクターの等身大パネルを展示しているのだ。  彦根... 続きを読む

  • 2014年4月16日

    桜の記憶 まち・文化

     桜の花が咲くと必ず思いだすことがある。菜の花や菖蒲といった季節を代表する花も同じように記憶の何処かにつながってはいるけれど、桜の思い出は、他の花とは少し違った心の場所にある特別なものなのかもしれない。  僕の場合……、中学校のグランドが姿を現す。彦根西中学の出身で、グランドの桜は僕らが植樹したものだ。背丈ほど... 続きを読む

  • 2014年4月2日

    原点のD51に夢を乗せて ひと
    吉野毅さん

     D51蒸気機関車、通称「デゴイチ」が現役だった時のことを知らない。それでも、吉野毅さん(彦根市高宮町)の制作した全長2メートル50センチ、総重量200キログラム以上ある黒く光るミニチュアのデゴイチを見た時、その迫力と美しさに感動を覚えた。  高宮町に暮らす吉野さんは現在75歳。金型の設計施工に40年近く従事し、... 続きを読む

  • 2014年3月31日

    おいしいケーキで笑顔を届けるパティスリー お店
    スリール パティシエオガワ

     子供の頃、どんなときにケーキを食べただろうか。家族や友達の誕生日、クリスマス。食卓にケーキが出てくるのは、決まってうれしい記念日。ケーキを見る人、食べる人も笑顔になっていたはず。そうケーキは笑顔を運び、笑顔を生む、うれしく幸せな存在なのだ。  2014年1月30日、彦根市後三条町に誕生した「スリールパティシエオ... 続きを読む

  • 2014年3月26日
    No Image

    安国寺恵瓊 肖像画 まち・文化

     3月15日彦根の清凉寺で「三成の戦 2」というイベントが行われていた。チラシをよく見て驚いた。石田三成肖像画と安国寺恵瓊肖像画板絵が龍潭寺で特別公開されていたのだ。3月23日、29日、30日にも公開されるというから是非とも観ておきたい。安国寺恵瓊はNHK大河ドラマ「黒田官兵衛」に登場したと聞いた。恵瓊は彦根とも関係が... 続きを読む

  • 2014年3月14日

    佐和山遊園のこと まち・文化

     実は、僕は国道8号線佐和山トンネルの近くにある「佐和山遊園」が近頃随分気に入っている。最初は「なんだかなー」と思っていたが、実際に訪れてみると素晴らしいのである。  偽物といってしまえばそれまでだが、実に、自由奔放に石田三成時代の佐和山を再現しているのだ。造形物は長い歳月をかけて増殖していったのだろう。過去のも... 続きを読む

  • 2014年3月12日

    三成の戦 まち・文化

    宮下英樹氏が描いた「石田三成肖像画」は、夢京橋あかり館にて展示中。  3月15日(土曜日)、彦根の清凉寺で「三成の戦2」というトークイベントが「今、なぜ三成なのか?」をテーマに行われる。また、彦根市・米原市・長浜市の三成公を慕う団体などが集結する「三成会議」もある。『「佐和山十九万四千石の故郷」として三成公の... 続きを読む

  • 2014年3月11日

    3.11 まち・文化

    彦根市下西川町  東日本大震災により被災された方々に改めて心からお見舞い申し上げます。  東北地方を中心として、日本列島に甚大な被害をもたらした東日本大震災から、3年。震災関連のニュースも以前ほどには報じられなくなり、多くの被災地では今も復旧・復興のための努力が続けられている。  3月15日土曜日、彦根の清凉... 続きを読む

  • 2014年3月3日

    デリーのナンを食べに行こう お店
    インド&ネパールレストラン デリー

     駄洒落は好まない性格だが、インド&ネパールレストラン デリーのナンを食べた後には「また、ナンを食べたいナン」と話している自分がいたので照れくさかった。デリーのナンは駄洒落が出るくらいに昂揚するのである。スパイスなどは全てインドから直輸入、そしてナンはオーダーが入ってから土釜で焼く。本物のナンを食べることができる... 続きを読む

  • 2014年2月21日

    ママ目線、女性目線を大切に お店
    Shoko

    お子さん連れには嬉しい座敷席  彦根や豊郷がロケ地となった映画「僕は友達が少ない」が今月1日ついに公開となった。同タイトルのベストセラーライトノベルをもとにしたこの作品は、瀬戸康史や北乃きいといった今をときめく若手俳優が高校を舞台に繰り広げる  残念系青春ラブコメ  である。予告編を見て衝... 続きを読む

  • 2014年2月19日

    冬のうちに自転車メンテナンスを お店
    侍サイクル

     3月16日(日)、春のびわ湖畔を軽快にサイクリングするイベント「びわ湖一周ロングライド2014」が行われる。今年で3回目となるこのイベント、毎年1500人前後のサイクリストたちが、雄大な景色を眺めながら日本一の湖を一周する。途中のエイドステーションでは滋賀の旨いものがふるまわれるなど、滋賀を満喫できる大会として... 続きを読む

  • 2014年1月29日

    白虎隊と共に戦った朝比奈茂吉、彦根に眠る まち・文化

     昨年、NHK大河ドラマ「八重の桜」に関係した事跡を湖東・湖北で探そうと思っていた。自分内ルールとして「彦根藩の戊辰戦争関連は除く」という条件付けていたので、結局、何も見つけることができなかった。不思議なもので、本年、「軍師官兵衛」の放送が始まった途端に「犬上郡青波村の村長を務めた椋原義彦という人の墓」が、彦根市... 続きを読む