冬のうちに自転車メンテナンスを

侍サイクル

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 彦根市 2014年2月19日更新

 3月16日(日)、春のびわ湖畔を軽快にサイクリングするイベント「びわ湖一周ロングライド2014」が行われる。今年で3回目となるこのイベント、毎年1500人前後のサイクリストたちが、雄大な景色を眺めながら日本一の湖を一周する。途中のエイドステーションでは滋賀の旨いものがふるまわれるなど、滋賀を満喫できる大会として注目を集めている。
 このイベントに代表されるように、春はサイクリングシーズン。「自転車の聖地」とも称されるびわ湖にも、多くのサイクリストが訪れる。
 サイクリングシーズンに、自転車を最高に楽しむためには、乗車前の点検や整備が欠かせない。雪に覆われることが多く、自転車に乗れないこの時期こそ、愛車のメンテナンスにぴったり。クルマが定期的に車検を受けるように、自転車もしっかり車検をしてからシーズンを迎えたい。寒い時期に行いたい自転車のチェックやメンテナンスについて、彦根市中央町の自転車店「侍サイクル」の目片貞明店長にお話をうかがった。

 「乗車前チェックの基本は目視です。車体のクリーニングをしながら、しっかりチェックするのがオススメです」と目片さん。自転車をよく見れば、異常や変化に気づくことができるというのだ。1年間乗った自転車は泥やホコリで汚れている。この汚れをボロ布やブラシなどを使って落としていく。細かな部分には使い古した歯ブラシが便利だという。また自転車店やホームセンターでは使い捨ての掃除クロスやブラシ、ウェスと呼ばれるペーパータオルなどの掃除用具も販売されている。「掃除をしながら、愛車をしっかり見てください。傷がないか、以前とは異なる箇所はないかなどと考えながら手を動かすといいですね」。
 とくに気をつけたいのは、安全に関する部分。タイヤやブレーキが該当する。「タイヤはゴム製品ですから、経年劣化もしますし、切れたり、破れたりすることもあります。大きな傷があったり、すり減っているようならタイヤ交換のタイミングです」と目片さんはいう。「ブレーキは、タイヤを挟んで止める『ブレーキシュー』という部品に注目してください。これがすり減っているとブレーキをかけても十分に速度が落ちません。危険ですので交換してください」。雨の日や悪路を走ると、たった1日の走行でも、ブレーキシューがすり減ってしまうこともあるという。「あまり乗っていないから」と、チェックを怠らないのが安全で楽しいサイクリングのコツになる。

 自転車がガタついていないか、ライトは明るく点灯するかなど、「きちんと動くかどうか」を丁寧にチェックするのが基本だと目片さん。「少しでもおかしなところや、気になる部分があれば、専門店で相談してください。こまめにメンテナンスやクリーニングをしたり、部品を交換したりするのが、自転車を長持ちさせることにも繋がります。敷居が高いと思わずに、気軽に自転車店に持ってきてくださいね」。

侍サイクル

滋賀県彦根市中央町5-14 / TEL: 0749-26-3626
営業時間 12:00〜21:00 / 定休日 水・木

http://jitensyazamurai.wix.com/home

クイックメンテナンス2,000円や愛車クリーニング5,000円など、冬のメンテナンスをすべておまかせできるコースも充実。自分で愛車をクリーニングしたい方には、掃除やメンテナンスの方法を教えてくれる「愛車クリーニング講座」も定期的に開催している。

びわ湖一周ロングライド2014

前日には滋賀県立大学で前日イベントも行われる。びわ湖一周ロングライド2014に参加しない方でも入場可能、参加無料。
http://jtbsports.jp/contents/biwaichiride/

店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。

みなみ

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