そこはインド&ネパールだった!
インド&ネパールレストラン デリー
インド&ネパールレストラン「デリー」は、昨年6月にオープンした店で、そこは確かにインド&ネパールだった。おかしな表現だが、インド&ネパールなのである。
まず、色彩が異国である。次に匂いがスパイシーである。そしてBGMがインドであり、お店の人が全員インドの人なのだ。インドやネパールに行った経験がなくても、テレビや映画でその国のイメージを反芻しているので、「ああ、こんな風に違いない」と五感が「ほらね、こんな風でしょ」とインド&ネパールを後押しするといった感じである。
勿論、メニューもカレーがメインのインド&ネパール料理だ。
オーナーのゴータム・ティリブッズさん(43歳)は、15年前に料理長として来日し10年間働いて、5年前に自分の店を持った。彦根の「デリー」は4店舗目である。滋賀県はインド料理専門店が少ないのでビジネスチャンスを求めての出店だという。「お店は順調ですか?」と尋ねると「ぼちぼちです」とゴータム さんは働きながら学んだという日本語も流暢である。ここはインド&ネパールだが、言葉の壁はない。「この店のカレーを是非食べに来て欲しい。一生懸命やっているので、本当のインドのカレーを味わってください」という。
スパイスなどは全てインドから直輸入したものを使っている。そして、タンドールオーブン(土釜)で焼く、本物のナンを食べることができる。その辺りも「本物のインド料理」をというゴータムさんのこだわりだ。
単品メニューも豊富だが、セットになっているので選びやすい。注文したのは、期間限定のスペシャルランチセット(1月31日まで)の「ビンディセット」900円(チキンカレー・チーズナン・炭焼チキン・パパド・サラダ・ソフトドリンク)。ソフトドリンクは、チャイ・コーヒー・プレーンラッシー・マンゴージュース・マンゴーラッシーから選ぶことができる。カレーの辛さは甘口から激辛まで5段階。この日は中辛を選択。チーズナンとの相性が抜群だった。
更に、「カレーライス」700円(サラダ付)を注文。カレーライスには、チキンカレー・キーマカレー・野菜カレーの3種ある。この日は大辛で野菜カレーを選んでみた。ルーそのものの深く複雑な味わいを初めて知った。そして、もう一度メニューをじっくり見てみたが、本場のカレーは僕らがカレーと呼ぶ食べ物とは全く異なったもののようだ。しばらく通ってみようという気になった。
目的はもうひとつある。インドやネパールといえばカロムゲームである。ボードを持って行って、いろいろ教えてもらおうと企んでいる。ここは、インド&ネパールなのだからものすごく楽しみである。
インド&ネパールレストラン デリー
滋賀県彦根市肥田町1010-1 アルファヴィラ1F
TEL&FAX: 0749-43-2690
ランチタイム 11:00〜15:00(L.O.)/ ディナータイム 17:00〜22:00(L.O.)
無休(祝日も営業)
ランチ: 日替わりセット750円(サラダ・パパド・日替わりカレー・ナン)、ネパーリセット1,050円(サラダ・パパド・チキンチリ、ネパールの漬物・チキン又はダルカレー・ナン・ライス)他
ディナー: ビンディコース1,280円・クリシュナコース1,380円・ムンバイコース1,680円・タンドール料理500円〜・ネパール料理500円〜
お持ち帰りメニュー有: カレーとナンセット1,000円、他単品料理
店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。
【風伯】