多賀の魅力を発信!  卵かけごはん

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 多賀町 2011年3月24日更新

国道307号線沿いの「和」

 多賀町を走る国道307号線沿いに「和(なごみ)」という軽食と喫茶の店がある。多賀大社まではすぐの場所だ。ここには以前から同じ名前のお店があったが、1年半前に高橋一也さんが店主となってリニューアルした。
 高橋さんの出身は東北で、大阪で調理の仕事に従事していたが、滋賀の自然を気に入って定住を決めた。
「せっかく住むことになった滋賀のもつ個性を生かした店にしたいと考えています。多賀といえば多賀大社ですが、参拝だけではない多賀の魅力を発信できればと模索している最中です」。高橋さんは温和な雰囲気だが、お店を通してまちづくりに貢献したいという熱い方なのだ。

トンテキ定食

新多賀名物 卵かけごはん

 そんな思いの第一弾として登場したのが「新多賀名物 卵かけごはん」である。町内にある原養鶏場の卵、三和醤油店のしょうゆ、そして町内の契約農家から取り寄せるお米を使っていて、おみそ汁とサラダがついている。お店は朝8時半からの営業で、卵かけごはんも朝から食べることができる。喫茶店でのモーニングといえばトーストが定番だが、ごはん党にはうれしい選択肢だ。
 高橋さんが滋賀に住んで何より実感したのが食べ物のおいしさ、水の良さだったという。卵かけごはんは多賀のうまみを感じることができるセットであることは間違いない。 
 「ご飯も卵もお代わりしていただけますがおかずがないので、ちょっとした軽食という感じにはなってしまいます。お腹いっぱい召し上がっていただきたいときはトンテキ定食がおすすめです」。そう言われるとどちらも食べたくなるもので、両方注文することにした。
 料理を撮影するためにお借りした座敷の個室では、毎週木曜の夕方から町内の先生によるオカリナ教室があるのだという。
「町内のイベントでもオカリナの演奏は人気なんですよ。実は多賀からオカリナも発信できないかなと思ってもいます」。
レッスン中はかすかにオカリナの演奏が聞こえて来るそうだ。
「まだまだ定番の喫茶店メニューが多いですが…」と高橋さんは話すが、多賀の名産であるそばの粉を使った料理を試行するなど意欲を燃やしている。多賀といえば多賀大社。お多賀さんを参拝して門前をぶらついた後には和さんで一服して、多賀を大いに満喫。信心よりも食い気が勝る性分ゆえ。

 

滋賀県多賀町多賀326-1 / TEL: 0749-48-2753
営業時間  8:30〜18:00 / 座敷個室は予約可
定休日  不定休/3月の休み 13日(日)・27日(日)

卵かけごはん500円(ご飯100円、卵50円、おみそ汁50円でお代わりできる)/トンテキ定食(コーヒー or 紅茶付)1,000円(日替わり定食750円などの食事メニューは11:30〜)/トースト類のモーニングセット450円〜(11:00まで)/コーヒー400円、ソフトドリンク380円、ケーキセット650円など
●すべての食事メニューはプラス150円でコーヒー・紅茶がつく

店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。

椰子

DADA Journal 内の関連記事
スポンサーリンク