「米原」を含む記事一覧

  • 2012年1月4日

    米原・上丹生から東北へ「春」の贈り物 まち・文化

    田の浦に贈る球根を手に記念写真(上丹生)  先日、東日本の太平洋沿岸に津波警報が出された。テレビ画面に注意を促す表示が映し出されると、脳裏には昨年3月日本地図をぐるりと囲んでいつまでも消えなかった赤色のラインが甦る。数日後東北からは「甦ってへこんでしまいましたよ。この先どう対処したらいいのか……」というメール...  続きを読む

  • 2011年6月27日

    忘れてはいけないこと まち・文化

     米原市米原公民館で『東日本大震災 報道写真ギャラリー 記憶 2011.3.11 PM2:46 忘れてはいけないこと』と題した写真展が6月7日〜22日の間、開催された。日本経済新聞社編集局写真部記者が撮影した東日本大震災関連写真と取材メモが展示されていた。  タイトルボードには『目を背けてはいけない何かがそこには...  続きを読む

  • 2011年6月16日

    週末限定! 豆乳ドーナツ お店
    なかや豆腐店

    なかや豆腐店の移動販売車  最近よく見かけるのが、移動販売の食べ物屋さん。車の後部がキッチン仕様になっていて、できたてを手渡してもらえる。たこ焼きや焼き芋は昔からあったけれど、今はお菓子にカレーにドリンク…いろんなジャンルがある。  伊吹にある道の駅「伊吹の里 旬彩の森」にも週末限定で移動販売のお店がやってく...  続きを読む

  • 2011年3月31日

    江展望 2011
    米原・徳源院にて、初と京極高次 お店

    手前の白い石廟が京極高次の墓  浅井三姉妹のうち、三女の江は二度の結婚を経て徳川家へ、長女の茶々は豊臣秀吉に嫁ぎ、次女の初は18歳で京極高次と結婚している。江や茶々の結婚は、三姉妹の保護者役であった秀吉の政略が垣間見えるが、初と高次はどのような結婚だったのか気になっていた。  京極高次は、浅井長政の姉・京極マ...  続きを読む

  • 2011年2月15日

    まいばら山猫軒にて お店
    ルッチプラザ内レストラン「粗!一寸」

    「まいばら山猫軒」の看板  今、米原市では「米原で親しむ宮沢賢治展」が開催されている。「賢治の世界を読む、見る、表現する」として、パネル展示や、演劇などが市内各所で行われている。  ルッチプラザ内のレストラン「粗!一寸(そ いっすん)」では展示にあわせて「まいばら山猫軒」がオープンしている。山猫軒は「注文の多...  続きを読む

  • 2010年9月17日

    黄金色に浮かぶ書院 青岸寺のライトアップ まち・文化

     寺おこしの一環として去年からライトアップが開催されている。今回は国の名勝に指定されている庭園にスポットライトをあて、庭の景観を浮かび上がらせて、本堂から書院へ続く廊下と書院に手づくりの竹あかりを並べるという。  寺の裏山の太尾山の竹を使い作ったおよそ120本の竹筒に水を張り、ろうそくを灯す。他にも手作りのあかり...  続きを読む

  • 2010年8月11日

    農業をデザインする ひと
    Ryu-s米原 立澤竜也さん

    Ryu-s 米原の立澤竜也さん  始まりは茄子だった。友人が「うちの店でとれた野菜」といって分けてくれたのだ。「うちの店」というのは、友人が勤める服屋さんだ。服屋さんと、野菜……???  服屋さん「Ryu-s」は、岡山県のデニムブランド「KAPITAL」をメインに、オリジナルデザインのウェアが揃う店である。R...  続きを読む

  • 2010年7月27日

    入江小学校の記憶 まち・文化

     米原のプライベート・リゾート「エクシブ琵琶湖」。湖周道路に沿って生垣が植わっている。丁寧にほぼ一直線に刈り込まれているのだが、一部分すっぽり凹んでいるところがある。その時までは気にもしていなかったのに、突然、何故だろう「?」と思った。  道路から見るだけではただの凹みだが、歩いて近づいてみると、凹んだ生垣の奥...  続きを読む

  • 2010年6月20日

    いちごシフォンとさんしょうのラングドシャ お店
    洋菓子店 ミュール

    伊吹山のふもとにある「ミュール」  伊吹山のふもとに洋菓子店「ミュール」がオープンしたのは、去年のことだ。ふもとへ続く、それこそ長閑な一本道の途中にある。小さな手作りの看板と周囲の家と異なる雰囲気で「ここかもしれない」と通り過ぎることはないだろう。  「ミュール」はフランス語で「ブラック ベリー」のことだ。シ...  続きを読む

  • 2010年4月29日

    庭園を眺めながら食事ができる青岸寺 お店
    食彩処六湛庵

    青岸寺の庭園  米原にある曹洞宗の古刹・青岸寺の庭園を知る人々は「あそこのお庭はすごいでしょ」という。「六湛庵」はその庭を愛でながら食事ができる食彩処だ。  ご住職の永島亮昭さん、妻の慧子さん、お嬢さんの慧明さんにお迎えいただいた。少し緊張した。  客間の向こうには、裏山の太尾山を借景にした枯山水の庭園が広が...  続きを読む

  • 2010年2月18日

    なつかしくて新しい揚げパン お店
    ぱんげあ

    給食の店番メニューといえば揚げパン  「好きだった学校給食は」という話になると、必ず話題になるのが揚げパンのように思う。揚げパンが給食メニューになかった地域に住んでいた私にとって、その具体的な姿や味は未知のものだった……。  旧近江町に揚げパン専門店「ぱんげあ」がオープンしたと聞いてさっそく訪れた。揚げパンに...  続きを読む

  • 2010年1月12日

    初詣は雪がとけてから まち・文化
    伊吹山2合目 上杉謙信を祭る神社

    1合目を登り切ったところにある「上杉大明神」の石碑  2010年の初詣は、「上杉神社」と決めていた。伊吹山2合目にあり、上杉謙信を祭る神社である。伊吹山の麓の案内看板にもちゃんと松尾寺本堂山側に「上杉神社」と記されているから、その存在だけは知られている。ただ、その神社が、「義」を重んじ、戦国時代を生きた上杉謙...  続きを読む

  • 2009年11月11日

    成菩提院に遺された三成の掟書 まち・文化

    成菩提院  石田三成の生誕地から比較的近い場所で生まれ育ったせいだろうか、三成は私にとって身近な歴史上の人物、だった。少年時代の三成が秀吉を気遣った三杯の茶のエピソードは、繰り返し聞く昔話のようなものだ。ただ佐和山城主としての三成については長く知らずにいた。  佐和山城主、三成がどのように民政を進めていこうと...  続きを読む

  • 2009年11月4日

    サントスさんたちのインド料理 お店
    モティマハル

    インド風に装飾された店内  例えば、外国の料理を食べるとき。その風味や味わいや素材の用い方は、その国ならではの自然条件や文化を背景に生まれているのだなあ、としみじみと感じ入ることがある。料理にはその土地柄があらわれている、と考えれば行ったことのない国でも少しわかったような気分になる。旧近江町域にオープンした「モ...  続きを読む

  • 2009年11月1日

    岩脇山 防空壕 まち・文化

    岩脇山  旧近江町、岩脇の集落に岩脇山というこじんまりとした山がある。藤子・F・不二雄の漫画ドラえもんでのび太がよく昼寝をしている裏山、といった感じだろうか。ただし岩脇山には大きな横穴がふたつ、ぽっかりと口を開けている。山の南東、JRの電車や貨物列車が定期的に通り過ぎるのがよく見えるあたりだ。かつて、この山にS...  続きを読む