つくって、食べよう

第75回 イタリア的日常ごはん 〜アペリティーヴォ編〜

このエントリーをはてなブックマークに追加 2011年3月26日更新
イタリア的日常ごはん 〜アペリティーヴォ編〜

 「ちょっとAperitivo(アペリティーヴォ)していく?」 イタリアでは夕方6時頃から夕食が始まる頃(一般に8時頃)までの間、仕事帰りの人々がバールでビールやカクテル片手にワイワイおしゃべりする姿を見かけます。アペリティーヴォは、食事前に食欲増進目的で頂く「食前酒」のことですが、ノンアルコールドリンクでもよいし、馴染みのバリスタや友人とのコミュニケーションも、何よりアペリティーヴォなのかもしれません。
 そしてアペリティーヴォに欠かせないおつまみは、ナッツやチーズから、熱々の一口ピザやオリーブの肉詰めまで様々です。
 最近では7時以降ワンドリンク+おつまみ食べ放題という、それだけで夕食になりそうなアペリティーヴォシステムがミラノなどで流行っているそうです。
 そんなのんびりしたひと時、日本のライフスタイルではなかなか真似できそうにありませんが、たまにはアペリティーヴォでほっと一息いかがでしょうか。


オリーブの肉詰めフライ

材料(4人分)

  • オリーブの実(塩水漬け) 約40粒
  • あいびき肉 100g
  • 玉ねぎ 1/4玉
  • 小麦粉・卵・パン粉・油 各適量
  • A(卵 1/4個、粉チーズ 大さじ1、レモン汁 小さじ1/2、きざみパセリ 小さじ 1/2、こしょう・ナツメグ 各少々)

作り方

  1. みじん切りにした玉ねぎをしんなりするまで炒めて冷まし、ひき肉、Aを加えて混ぜる。
  2. 1を小さい団子状にまとめ、種を除いて半分に切ったオリーブで挟む。
  3. 2に小麦粉、卵、パン粉の順に衣をつけて揚げる。

 

あきこ Profile

1977年生まれ。兵庫県明石市出身。京都の大学に在学中、旅行をきっかけにイタリアに魅了される。その加熱ぶりは卒業論文のテーマを「バルサミコ酢」にしてしまったほど。卒業まもなく管理栄養士の資格を取得。半年後、憧れのイタリアへ料理の勉強に旅立つ。2004年4月より彦根市内に勤務し、現在は湖国ライフを満喫中。

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